猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

敏感さに対応するスキルを身につけると生きやすくなる~『敏感すぎる自分を好きになれる本』長沼睦雄

自分のHSP(敏感すぎる性質)について気づいているなら、対処方法があります。

なにに敏感なのかは、人それぞれなので少しずつ対処の仕方は変わってきますが、基本戦略は2つ。

1つめは「少しでも暮らしやすくするための準備をすること」。

2つめは「セルフケを意識的に行うこと」。

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「準備」のための戦略

大事なことは、敏感さを感じるその刺激をあらかじめブロックすること。

そして、自分が活動しやすいように環境を整えること。

身近な人のHSPに対する理解を深める努力をすること。

そんなことが準備することです。

つまり、人間関係を含めた生活環境を整えてしまうのです。

 

中でも最も重要なのは、マイナスの刺激をブロックすること。

HSPが敏感になる刺激には、光や音やにおいなどのほかに、化学物質や電磁波、その場の雰囲気などの目に見えないものも含まれます。

光や騒音など、刺激を発する対象がはっきりわかるものであれば、それらを極力避けるということで、刺激をブロックできますが、食品に含まれる化学物質や電磁波など、眼で見て判断できないことがほとんどなので、ブロックが難しいかもしれません。

 

そのような場合はまず、自分が「敏感」になっている「犯人」を特定することが必要です。

出来る限り自分の体調や心の動きに敏感になりましょう。

自分の状態を確認するクセをつけることで、自分の気分や具合が悪くなるシーンをある程度、認識することが出来ます。

シーンが分かってきたら、そのときにとった食事や行っていたこと、訪れた場所の1つひとつを見直して、自分が敏感さを感じる犯人をしっかりと特定するのです。

そして犯人が分かったら、その対象を極力避けることで、刺激をブロックするようにしましょう。

 

このほか、騒音がひどい部屋なら引越しをしてみたり、親しい人や職場の同僚に、大人数の飲み会が苦手なことをあらかじめ話して置いたり・・・。

「敏感さ」に悩まされる状況に陥らないよう前もって準備することで、ストレスが極度にかかることが避けられ、さらにはマイナスの刺激に悩む機会も少なくできます。

 

自分をいたわる「セルフケア」こそ、HSPに必要なものだった

2つめの戦略「セルフケアを意識的に行うこと」は、1つめの戦略である「準備」の段階になります。

刺激をブロックしようと、どれだけしっかり準備を行っても、突発的な出来事などで、刺激が自分の中に入ってきてしまい、それらに悩まされることは少なくありません。

そんなときに、刺激によって起きたマイナスの感情や、あるいは体調不良などを悪化させないように、自分自身の体と心のケアを行うのが、セルフケアです。

 

自分を悩ま刺激に出会ってしまっても、マイナス感情の対処方法や疲労感を和らげる方法などの「その後の対策」を持つことが出来ていれば、気持ちはだいたいラクになるでしょう。

 

自分で自分をきちんとケアできるようになれば、外からやってくる刺激に対して過敏に恐れを抱くこともなくなっていくはずです。

 

良心的であるために頑張りすぎることも多く、さらには自分を責めることが日常化しているHSPだからこそ、自分をいたわる方法を知り、それを意識的に行うことが重要なのです。

それは決して甘えではなく、自分を大事にして生きづらさを減らすために重要な行為だといえます。

 

ストレスや敏感さによる疲労をやわらげる方法には、睡眠、入浴、食事の改善、アロマセラピー、ヨガ、ストレッチなど、さまざまあります。

人それぞれ合うものが違うので、自分の体と心に本当にリラックスできるものを見つけましょう。

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少しずつでも、自分の生きづらさに対応するスキルを見つけていきたいですね。

 

今日も、お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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