これから寒くなっていく時期。
実は、スーパーの安いお花でも1か月くらい楽しめる貴重な時期でもあります。
1本100円くらいでも扱っているスプレー菊。
これだって、切り分けて短くし、コーヒーカップや空き瓶にいけてあげると、楽しめる素敵な1瓶になります。
パリジェンヌがアパルトマンに花を持ち帰ったときに飾る方法を、ちょっと参考に。
日本人の私たちの生活で使いやすい、花とのかかわり方を読んでみたいと思います。
a lot of vaeses たくさんの花瓶を並べて
ひとつの花瓶に花をいけるのは、意外とバランスが難しかったりします!
そんなときは、たくさんの花瓶を使って、花を飾ってみることを、著者は提案しています。
日ごろから空き瓶をちょっとためておくだけです。
あちこち違う方向を向いてしまう花たちを、1本ずつ投げ入れた花器(空き瓶)を並べていくと、その自由なたたずまいが、魅力になります。
直線で並べると、巣のままの花の姿が現れて、まるで草原のような雰囲気に。
ぎゅっとまとめて置くと、花束のようなゴージャスな雰囲気を味わえます。
これからの時期なら、夏の花を植え替える際に切ってしまった花たちや、道端のねこじゃらし、徒長してしまった冬の花、寒い時期になってますます長持ちするようになったスプレー菊、りんどうなども、これで楽しめます。
スーパーで売っている「お徳用・秋のお花セット」を、こんな風にバラバラにしていけると、とてもシック。
two ways of decoration onajihanamo 同じ花も飾り方で違う雰囲気
同じ種類の花を、たくさん手に入れるということがあります。
スーパーや花屋さんで、同じ種類をどさっと安売りをしていることもあります。
秋の花への植え替えのとき、夏のまだちょっと花がついている苗を処分しなければならないときも。
もうちょっと緑の多い場所に住んでいるときは、アパートの大家のおばあちゃんにもらったり。
冬の花たちが徒長してしまって、切り戻してあげなければならないとき。
道端でかわいい花をたくさん見つけた時も。
ここで、アレンジの腕を上げるチャンスです。
お部屋の置き場所や手持ちの花瓶に合わせて、花あしらいを楽しんでみましょう。
長い茎のままいけたときと、短くカットしたとき。
また、一輪だけでいけたとき。
ほかの花や緑とあわせて飾ったとき。
器の素材感や色、飾る高さによっても、花たちはさまざまな表情を見せてくれます。
bricolage vases 身近なものを花器にして
「プリコラージュ」というものがあります。
もともとフランス生まれのことばで、持ち合わせている素材や道具だけを使って、工夫しながら自分が欲しいものを作り出すことです。
パリジェンヌたちは、プリコラージュが大好き。
身近なものに、ちょっと手を加えてアレンジしたり、取っておいた古いオブジェを、リサイクルしたり。
その簡単&楽しいアイデアと自由な感覚は、花を飾るのにも発揮されます。
キッチンには、花器がわりになるものがたくさんありますよね。
たくさんストックしておきたくなります。
display with zakka 雑貨と一緒にコーディネート
家に持ち帰った花に、ピッタリの場所を探して、あちこち動かしてみたり。
お気に入りの雑貨と一緒に、素敵に飾れると、花を部屋に迎えた、喜びも倍増!インテリアと同系色でまとめたり、まったく違う色を加えて、アクセントにしたり。
空間と花のコーディネートを楽しみましょう。
small flowers 小さな花の楽しみ方
週末のランチのテーブルを飾るのは、お散歩の道々で積んできた、可憐な野の花だったり。
お気に入りの花を、長く楽しむためには、ときどき茎の先を斜めに切ってあげると、水あげが良くなって、また元気に。
こうしてだんだんんと小さくなった花には、また違うかあり方を工夫してあげて、新しい居場所を。
冬になると、家にいる時間がいとおしくなりますね。
家時間をもっと楽しまないともったいない!
そんなとき、テーブルの上に、ほんの10センチの花があったらほっこりします。
トイレに空き瓶で1つ花があると、ずごく明るくなります。
トイレの神様も絶対喜んでいると思います。
玄関に、小さな花が1輪あれば、幸運がやってくると思いますし、出かけるときや帰ってきたときに、気持ちが明るくなります。
スーパーの花屋さんで300円くらいの花束でチャレンジしてもよいですが、もっと経済的なのは、花屋さん。
スプレー菊1本、りんどう1本など、実は1本100円くらいです。
100円の花をひとつだけ包んでもらうのって、ちょっとドキドキします。
でも、花屋さんは実は花屋さん自身が花が好きです。
だから、何度か通っていると日常的な花使いをしていることに喜んでもらえることが多いんです。
2週間に1回ずつ100円とか200円の花でも買っていると、
「こっちの花の状態の方がいいですよ」と、言ってもらえるようになったりします。
今日も、お疲れさまでした。
ゆっくり休んで、素敵な夢を。
では、また。