「どうすれば仕事が効率化できるのか」
「1日がバタバタとしてあっという間に過ぎてしまう」
「もっとやりたいことがあるのに」
著者は、そんな毎日を頑張っているあなたに、
”楽しみながら仕事を進め、早く仕事を終えて、さらに成果を上げていこう”
というなんだか嘘のようなことが実現できるのだ、と述べています。
この本は、4ステップ構成です。
・すべてをやろうとする流れから抜け出す
・抱えている荷物を開けてみる
・自分の中の基準を決める
・時間を生み出す流れに変える
です。
すべてをやろうとする流れを変える
①優先順位とは、順番を決めることではない。
1日のスタート時。
優先順位を決める時間に、「やる順序」ではなく、「やること」「やらないこと」を決めること。
やらない決断をする時間にするのです。
「すべての仕事を完璧にしたい欲」が人間にはありますが、欲が自分の限界を超えた時に、あなたが苦しむことになります。
(ワタシもなりました・・・。)
やらないことを1つでも2つでもいいから、見つけてみることから。
②大事なことは一部だけ、すべてが大事ではない
多くの仕事が、大事なことを見えなくしている。
それは、実によくあることです。
大事なことは、実は一部だけです。
③なぜ一人パニックになるのか
ワタシもよくパニックになります。
これは、「一人で何とかしなくちゃ」と思うからパニックになるのです。
やるべきことは2つ。
まず、自分のキャパシティを意識すること。
そして、メモなどにやるべきことを書き出すこと。
今どれだけの仕事があるのかを知るだけでも、気持ちがスーッとします。
③もしも急な休みを取っても、仕事は正常に回る?
日本人なら、割と多くの人が「そうそう休みをとれない」と思っています。
でも、実際にインフルエンザなどに罹ってしまい休んでしまうことがあります。
それでも、何とか仕事は回るものですよね。
「じゃあ、自分は何なのか?」
その答えは、あなたしかできない仕事をするためです。
言い換えれば、多くの仕事は、自分がやらなくても大きな影響は出ません。
その本当の答えは、自分が思い込むほどにその仕事は重要ではない、ということ。
資料作りやシュレッダーの処理などを「やらなければ」リストに入れているとしたら、それは実はとても危険なことです。
④どんな質の仕事を今日はしたのか?
ともすると、私たちは1日の終わりに湯船の中で1日を、こう振り返ります。
「今日やったことは、あれとこれと・・・」とカウントして、安心する。
それは実は、雑用に人生を喰われる危険な思想です。
本当にあなたがやりたいことは、何なのか自分に問い合わせてみると、たくさんの雑務ではなく、もっと別のことだったり。
本当のあなたの人生を歩むためには、一日の終わりに「今日は進んだか?」を自分に問い合わせてみるのも1つの方法だそうです。
⑤「もっとやりたい欲」を断ち切る
欲は良いことだと著者は言います。
もっと安心したい、おいしいものを食べたい、もっといい仕事がしたい、出世したい、などはモチベーションを保ちます。
でも、危ないのは「もっと仕事がしたい」です。
「すべてをやりたい」という欲を断ち切る勇気を持つ必要があるのです。
それを「もっと時間を作りたい」という欲に替えていくこと。
”そんなことを思えない”人は、「もっと時間を作らなければならない」という環境を作るという手も。
例えば新しい習い事を始める、資格を取るための勉強をする。
欲のために自分が動くのではなく、欲を自分のために働かせるのです。
では、イメージしてみましょう。
「もっと時間を作りたい」と思ったら、どの仕事を短縮したり、もしくは仕事を減らしますか?
続きは、また後日。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。