猫のメメとモエ

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自分軸の作り方~『やらないことを決めなさい』鳥原隆志

ワタシは「軸がぶれやすい」とよく人から指摘されます。

自分軸がぶれやすい人は、自分軸ベスト3を決めると良いそうです。

そしてその優先順位をつけるのです。

 

1つだと、かえって貫き通すことができないのが、現実だからです。

たしかに。

たとえば「夢」だけで生きていくというのは、ドラマチックだけれどかなり難しいですよね。

「お金」だけ、というのも生きていくのにかえって無理があります。

 

家族がいれば「家族」という軸もあり、生活するには「お金」も必要でしょう。

だから、自分軸は複数持つべきなのだそうです!

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たとえばあなたが転職を考えていたとします。

あなたの判断基準は「やりがい」だったとしても、「報酬」も考慮しなければ、生活が維持できないかもしれません。

また、「勤務地」なども気になりますよね。

しかし、すべてを満たすような転職先に巡り合うことは少ないでしょう。

だから、軸に優先順位をつけるわけです。

「やりがい」だけを追求して、ほかを犠牲にするのは現実的ではないからです。

 

だからこそ、優先順位設定の軸を複数持っていくのです。

ウエイトをつけて点数化する方法もあります。

 

自分軸の優先順位とウエイトをつけます。

1 やりがい(50)

2 報酬(30)

3 勤務地(20)

内定を3社からもらったとして、まず5段階評価をし、それぞれのウエイトをかけ算するのです。

そして、トータルスコアを出すことで、自分軸に沿ったチョイスが可能になります。 

 

ウエイトは大げさ目につけないと、結局3つの軸がほぼ同じになるので気を付けるとよいと著者は言います。

まず自分軸を3つ作り、それにウエイトをかけるだけでも、長期的な「自分軸」が明確になります。

 

あなたの自分軸3つとそのウエイトを決めて、携帯や手帳に書き込んでおいてみませんか。

すると、頭と形で残りやすく、自然と自分軸が頭に入り、自分軸が完成していきます。

20:80で分ける

軸を決めたら、次は比率を考えていきましょう。

パレードの法則、というものがありますね。

全体の大部分が全体の一部によって影響を与えられているという経験則です。

イタリアの経済学者のパレードが、

「社会全体の所得の8割は、全体の2割程度の富裕層が占めている」

という経験則から、現代は広くビジネスにも適用されています。

 

このパレードの法則を当てはめると、すべてのTO・DOリストに順番をつけて片っ端から片付けていこうとするのは、間違いであることになります。

周りを見てみましょう。

実は20:80で成り立っているケースを発見できます。

例えば、会社組織で、2割の社員が会社の8割の利益を生み出していると言われています。

全製品の2割の主力商品が8割の利益を生み出しているのではないでしょうか。

このように仕事も、すべてが均等に重要なのではなく、重要なのは全体の2割です。

その重要な2割とそうでない8割をまず分けることが優先順位設定の基本だそうです。

 

著者は、1日中の中で力を入れる仕事を3つに決めています。

それは、抱えている仕事のおおよそ20%であり、必然的に3つくらいしか精度高く仕事ができる時間を持っていないからです。

もちろんこの仕事の比率には個人差があるので、必ずしも20:80に合わせる必要はないのです。

ただ、目安がないと、区分けはできません。

ある人は、自分の案件を9割の優先順位の高い案件と1割のそれいがいの案件に分けました。

もっとひどい人は、結局すべての案件は優先順位が高いと結論付けました。

それでは「自分軸」も「優先順位」もつけることができないのです。

 

ですから、パレードの経験則を使って、「重要なものは一部」であるという基準で分けてほしいのです。

一部とは、半分でも8割でも構いません。

 

さっそく実践です。

20:80で分ける練習をしましょう。

あなたの周りで20:80で分けることができるものを探してください。

毎日つけるネクタイやアクセサリー。

お昼を食べに行く店。

あなたを悩ませる同僚など。

まず分けることを習慣づけることから一緒にスタートしてみませんか?

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仕事で「ほとほと疲れる、嫌なこと」は、よく考えると2割以下でした。

夫に「許せないほど腹が立つ」ということも、1週間のいろいろな雑事の中で1割くらいかも。

仕事の優先順位に関しては、ひどいもんです。

高いものと低いものをまったく分けられていないのです。

「ひどい人」と同じく「すべてが大切!」と思ってしまう傾向が大いにあり!

ああ、これが今日もぐったり疲れ切っている理由なんだろうな。

よし、20:80をやってみようっと。

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今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで、素敵な夢を。

では、また。

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