たとえば著者は、美に関して言えば、姿勢というのが1つのテーマです。
姿勢は、素敵なルックスに見える条件の中でかなり高い割合を占めています。
姿勢がいいだけで5センチは背が高く見えますし、美しいオーラを放つようにもなります。
著者は156センチと小柄なので、特に大切にしているとか。
ヒールも必須だそうです。
自分なりの「キレイ・カッコイイのルール」をつくる
ルールを思い出す「フック」を立てる
そのため著者は、街中で姿勢の悪い人を見ては、全身の細胞に「美しくあれ!」と命令を出して背筋を伸ばします。
姿勢の良い女性を見ても、「自分もそうあれ!」と姿勢をよくするように心がけています。
さらに1センチ慎重を伸ばすような意識で、首筋も伸ばすことを意識しているそうです。
ずっと素敵な姿勢をキープすることにたいして「疲れませんか?」とも聞かれることもあるそうですが、美しい姿勢は、本来骨格にとって快適な姿勢。
将来の肉のツキ方や腰痛にも影響します。
ですから、無意識にできるようになるため、反復動作を繰り返すことが大切なのです。
大事なのは、ふだんの自分に戻らないように、「1日何回『キレイ・カッコイイのルール』を思い出すか」。
そのために、自分なりのフックのようなものをつくっておくことを著者はおすすめしています。
著者はあちこちでコーチングしていますが、ある人は、手のひらにペンで書いて、しょっちゅう見るようにしているのだとか。
またある人は、いつも身に着けるものに、たとえば指輪にその思い出を刷り込んで、指輪を見るたびにそれを思い出すようにしたそうです。
これはパブロフの犬の実験と同じように、刷り込みたい情報を思い出したら指輪を見る、という行動を習慣にするというもの
すると、逆に指輪を見ただけでその情報を思い出すようになります。
別の方は、携帯の待ち受け画像をあこがれのモデルにしたそうです。
ほかには、フセンに書いてパソコンわきに貼っている人もいました。
最初は抵抗を感じるものです。
が、それで一生キレイ・カッコイイになるための 情報が身体にインプットできたら、うれしいですね。
言葉で反復して「刷り込み」強化!
さらにそのインプットを強化するために、ルールを言葉に書いて自分でこっそり口に出していってみるのも実に効果的!
これはアファーメーションというものです。
自己肯定の宣言や言葉を何度も言うことで、いい意味での「自己暗示」をかけるものです。
私たちの思考は言葉で成り立っているので、よい言葉を何度も言うことで思考と心に影響を与え、行動も変化させるという手法です。
だから、自己暗示をかけるためには、繰り返し自分に言い聞かせることが大切。
気分がアゲアゲのときでもひとり言。
気分が下がったときでもひとり言。
いつのまにか無意識にその言葉がクチグセのように出てきたり、もしくは周りから変化に気づいてもらえたら、成功している証拠です。
たとえば、
◎私は、美しい姿勢で1日を気分よく過ごしています
◎私は、いつも微笑みを絶やさず、穏やかな気持ちでいます
◎私は、俳優または女優。みんなが私を見ています(姿勢を正すのに効果的!)
◎私のスタイルはいつも決まっていて、さっそうと歩いています
◎私は、優雅で立ち振る舞いがキレイ・カッコイイです
そんなふうに、「これが自分のセルフイメージ」となるまで、何度も紙に書いたり、ぶつぶつ言ってみたりして、美意識を自分にインプットしてみましょう。
次第に体の習慣もついてきます。
すると、ふだんのあなたより3割増しで素敵な人になっているはずです。
「こんな風に素敵になる」という本はたくさん読んだりするのですが、定着させるのがなかなか難しかったり。
ごく身近にあるものを「フック」にすると、習慣づけがしっかりできそうです。
お疲れさまでした。
少しは休めましたか?
ゆっくり休んで素敵な夢を。
明日からの1週間がすてきな毎日になりますように。
では、また。