うまくいかなかったときに、
「自分がダメだからだ」
と自分を責める人がいます。ワタシもまさにそうです。
そうではなく、
「方法がわかった」
という発見の機会である、と考える習慣を持っていくことで、イヤなことをすぐに忘れることができます。
ここでわかったことは?
エジソンは電球を発明するときに、1万通り以上の材質をタメに、失敗を失敗ととらえずに、
「この材料ではうまくいかないことがわかった」
ととらえました。
プレゼンで企画が通らなかったら、
「プレゼンの仕方が悪かったからか、企画そのものが悪かったか、両方で悪かったのか、いずれかがわかった」
と考えれば、自分の弱点に対して、発見の機会があったことになります。
著者は編集者と書籍の企画会議に、100冊分のタイトルを印刷して持っていくそうです。
「この中で、どのタイトル化を選んでいただければ、それを書きますし、ここにないものであっても、言っていただければ書きます」と提示するそうです。
すると、たいていの編集者のパターンは3つ。
①100タイトルの中から、編集者がピンとくるものがある
②100タイトルを見て、それをもとに、別のタイトルを編集者が思いつく
③100タイトル見ても、編集者がピンとこない
③のときも、著者はイヤな気持ちにはならないそうです。
「そうか。この編集者がほしかったタイトルは、この中にはなかったのか」
と分かっただけだからだそうです。
プランBを用意しておく
著者はひっきりなしに出版社のオファーが来ていると言われがちです。
しかし、この本を書いている時点であと2冊分のオファーがある状態。
多い時でも、5冊分のオファーがあるくらいです。
しかし、書くペースが格段に速いので、書くスピードがオファーを追い抜く場合もあります。
そのときには、「オファーの来ないダメ作家だ」と落ち込んだりしません。
「よし、ここで書きたい本のストック原稿を書くチャンスだ」と思って、本を書いています。
①執筆依頼がないとき→書きたい原稿を書くチャンス
②執筆依頼があるとき→本を出版してもらえるチャンス
としておくことで、どちらの場合も正解にできます。
イヤだなぁと落ち込む原因というのは、「Aでなければダメだ」と思い込んでいるからです。
AでダメなときはプランBを、プランBもダメならプランCを用意しておけば、落ち込むことはなくなります。
「執筆依頼があり、出版社の企画会議も通kして、完成原稿を書いたのに、そのあとにボツになる」という場合もあるそうです。
「がんばって書いたのに、すべてがムダになってしまった」
と考えたら、イヤな気持ちになります。
しかし、
「ストック原稿ができただけだ」
とフラットに考えられると、すぐに次の仕事に移ることができます。
「人生の苦難は、執着することから生まれる」
そうお釈迦様は言います。
リストラして落ち込むのは、勤めている会社に対する執着があるからです。
離婚して落ち込むのは、妻(夫)への執着があるからです。
執着を減らしていくためには、プランBやプランCがあればいいわけです。
著者が言うには、ですが・・・いまの妻(夫)と別れたら、Bさんと結婚する。
Bさんと別れたら、Cさんと結婚するという、すでに決まった相手がいたとしたら、落ち込まないはずです。
そりゃそうだ(笑)
会社をリストラされても、B社からもC社からも好条件のスカウトがあれば、落ち込みません。
大学受験でも、第一志望に落ちても、第二志望に受かっていれば、その差がそれほど大きくなければ落ち込みません。
常に、プランBやプランCを用意しておくことで(恋人の用意は、どうかと思います)、執着を減らして、イヤなことをすぐに忘れることができるのです。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。