人生がうまくいく人と、うまくいかない人の違い。
それは、「感謝」ができるかどうかだと、著者は断言します。
人生がうまくいく人は、毎日自分の暮らしの中に素晴らしい出来事を見つけては、ありとあらゆることに感謝している傾向があります。
一方、人生がうまくいかない人は、人のせい、親のせい、会社のせい、政治のせい、景気が悪いせい、ととにかく周りのネガティブな要素を探しまくっては口をとがらせて愚痴ばかり言っていますよね。
「感謝日記」と「ほめ日記」を書くコツ
余談ですが、日本人にとって当然である飲むことができる水道水。
実は世界196か国中で、水道水が飲んでもまったく問題ないレベルであるのは、たった15か国だそうです。
「安全な水の確保」は、人々の健康や命の問題です。
日本は、そのほかもトイレもお風呂も(飲料水とは限らないにしても)キレイな水。
ありがたいことですね~。
私たちは、あまりにも自分の小さな生活の中に注目してしまって、目の前のことばかりに目を捕らわれてしまっているのです。
だから、決まりきったものの見方になりがちになるのです。
といいうことは、自分の状況に気づくことで、もっと私たちは幸せになることができます。
そのためのレッスンは、自分の置かれた状況の中で、感謝できることをいっぱい探すことです。
そして寝る前に、その日あった感謝したい出来事を3つ手帳に書いてみること.
これが感謝日記です。
ウイークリーページの右側。
その週その週のフリーのページをおおよそ縦半分にして、「感謝日記」と「ほめ日記」を書きます。
「今日1日いいお天気で気持ち良かった、ありがとう」
「キレイな桜の花が今年も咲いてくれたことに、ありがとう」
「今日も笑顔が見られた、ありがとう」
「携帯電話があるおかげで待ち合わせがスムーズ、ありがとう」
「インターネトですぐ調べ物ができる、ありがとう」
こんなふうに、身の回りを丁寧に見つめてみると、実は貰い物よりもたくさんのいいことだらけなのです。
誰かからのプレゼントだけでなく、助けてもらっての「ありがとう」だけでなく、暮らしの中に「ありがとう」を見つける習慣ができると、愚痴や不平不満を感じることも少なくなります。
無意識に良いことばかりに注目するようになるので、ネガティブになりようがなくなります。
常にポジティブなエネルギーを発するようにもなります。
そういう人のところには、おなじようにポジティブなエネルギーの人が集まってくるので、ますます幸福感が高まってくるもの。
やはり幸せの基本は「ありあとう」なのです!
もうひとつは、「ほめ日記」。
「感謝日記」と両方とも、書くことで自分をよい気分になります。
感謝日記は、自分以外の世界の物事に対して幸福感を高めてくれるものです。
ほめ日記は、自分のことをほめる日記ですから、自分自身のすべてに目がいくようになります。
ほめ日記のいいところは、続けることで、何といっても自信がつくことです。
自分に対してほめるところを探すのは難しい、という方がいますが、おおげさに考えなくていいのです。
「今日もおいしくご飯が炊けたね。すごい!」
「明日、窓ふきしようとしている自分、エライ!」
「買い物上手、さすが~!」
「髪のセットがまとまった!かっこいい!」
「コンビニで、店員に笑顔を向けられた!」
こんなふうに、1日につき3~5個書き出せるとばっちりです。
自分をほめることが苦手な人に、著者は着目点を提案しています。
自分の外面的なこと、内面的なこと、感性、感覚、頭の中で考えていること、将来の夢や希望、自分が日常的にやっている当たり前と思っていることなど。
他人からほめられるには、成績を上げたり、努力している姿を見せたりしなければなりません。
しかし、自分で自分をほめるなら、自分がこれからやろうとしていることや、思っていることでもいいのです。
逆に言えば、心の中で思っていることをほめられるのは自分だけ。
自分が自分をいちあん理解しようとしないで、誰が分かってくれるのでしょう。
「ほめ日記」は「ほめ言葉」を通して自分を浮き彫りにしていく作業でもあるのです。
自信がある人は輝いています。
自分をほめていると周りからもほめられるようになります。
それは、自分が内側から輝いている証拠です!
感情をうんとこめて書くことを著者は勧めています。
年末にがんばっているあなたを、たくさんほめてあげてくださいね。
小さな片付けも、そっと床のごみを捨てるのも、積もり積もるから部屋がきれいになっていきますもんね。
今年もお疲れさまでした。
そろそろ少し休めるのでしょうか。
それとも、掃除や年賀状などでもうひと頑張りするのでしょうか。
あまり無理をせず、楽しんでできる範囲を。
あなたがあなたの毎日を楽しめますように。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。