猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

憧れの大好きな人に近づく方法~『また会いたい!と思わせる、人との接し方』森下裕道

ワタシには、大好きだった人がいます。

別に恋人じゃないです。恩師です。

いつもにこやかでした。本当に一緒にいて楽しかった。

その人の周りには話を聞いてもらいたかったり、聞かせてもらいたかったりする人がよく訪ねてきていました。

その人の話かたや聞き方は、そばで見ていて「ほかとは違うな」といつも感じていました。

 

今日は長いので、読みたい場所だけ使ってください。

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人はなりたい自分になれる

著者は子供のころとても暗く、口下手で、友達もろくにいないような子でした。

母親と二人のアパート暮らしでしたが、近所に笑顔のすてきなお母さんがいました。

いつも顔を合わせるとにこっと微笑んでくれ、ときには優しい声をかけてくれました。

著者は挨拶も「ありがとう」の一言も返せなかったのに、心から受け入れてくれていました。

学校でいじめられ、泣きながら帰った日、著者の気持ちを察してか満面の笑みで「ちょっと待って!」と家からお菓子を持ってきてくれたりしたそうです。

それがどんなにうれしかったかわからないと著者はつづっています。

大人になったら、あのお母さんのようになりたい。

いつも笑顔で、毎日が楽しそうで、みんなに好かれるような人になりたい!

忘れもしない小学校3年の時、著者は引っ越しを余儀なくされ、とても悲しい思いをしました。

 

そんな著者が、大人になり、結婚し、かわいい子供たちに恵まれました。

今では毎日いつも笑顔で、楽しそうに暮らすこともできています。

そして、昔の自分では到底考えられなかったこと

「また森下さんに会いたい」と言ってくれる人が何人もいるそうです。

 

人は絶対に変われるし、なりたい自分になれる!

そう著者は断言します。

 

人に好かれたり、気に入られたりするのは、特別なことをするわけではなく

、難しいことが必要ではない、と著者は言います。

ほんのちょっとの心がけなのだそうです。

 

そのために実践できることの例がいくつか上がっています。

読んでみて、やってみたいなと思うものがあれば、ワタシと一緒に実践してみませんか?

笑顔で挨拶

NGワード&アクション

①無表情のまま、相手の顔を見ないで挨拶

②小さな声、口の中でもごもご挨拶

③街中で知り合いに会ったとき、隠れたり、気づかないふりをする

 

挨拶は、「あなたに心を開いていますよ」という意思表示。

ですから、相手の出方は関係なく、どんどんこちらからあいさつしましょう。

挨拶は相手の顔を見て、笑顔ではっきり

接客のプロは、必ず目を合わせて、笑顔ではっきりとあいさつをします。

ファミレスで店員が目も合わせずに「いらっしゃいませ~」と言ってきたら、どんな気持ちでしょう?

悪いことばかり浮かべてしまいますよね。

 

ここで、さらに笑顔で挨拶するコツです。

目をちょっと細め、口角を上げ、歯を思いっきり見せること。

歯を隠す人もいますが、歯を見せないと思ったより笑顔は伝わりにくいのです。

ばったり知っている人に会ったとき

隠れたり、気づかないふりをするのは、相手にとってもあなた自身にとってもよくありません。

相手には避けられていると感じられ、信頼されにくくなります。

 

では、どうやって挨拶するのでしょう?

一番いいのは、あいさつした後に、あなたに会えてうれしい、会えて幸せな気持ちになったということを素直に表現することです。

「あ~、こんにちは!こんなところで田中さんに会えるなんて嬉しいです」

会社の上司なら、

「お疲れ様です!こんなところで横川部長と会えるなんて嬉しいです」

「おはようございます!松尾マネージャーと同じ電車なんて、なんか朝からツイてますよ」

このように言われればうれしい気持ちになりますよね?

挨拶は、それだけで人をハッピーにする力があるのです。

相手の名前を呼んで、親近感がアップ

NGワード&アクション

①相手の名前を間違える

②「キミ」「お前」「オタク」と呼ぶ

③「課長」「部長」と肩書だけで呼ぶ

ものすごく当たり前の話ですが、あなたの名前は”あなた自身”を指すもの。

あなたの存在そのものを示しています。

ということは、

「あなたの存在を認めていますよ」

「あなたに向かって話しかけているんですよ」

という意思の表れで、相手に対する好意や親近感の表れでもあります。

だから、名前を知ったら、名前で呼ぶことが大事です。

人が一番心地よく聞こえる言葉は、「自分の名前」

自分の名前が好きか嫌いかは別にして、生まれてからずっと一緒に過ごしてきた名前は、愛着もありますよね。

普段の会話でも、もっと相手の名前を呼びあえば盛り上がるのは間違いないのです。

名前を入れるだけでも、相手が話題に関心を持ちやすくなり、積極的にはなしをするようになります。

ちなみにこれは、メールも同じです。

著者はいろんなメールで試したそうですが、相手の名前を入れれば入れるほど、相手の反応はよくなるそうです。

名前で呼ぶと夫婦仲が良くなる

夫婦間で、「パパ」「ママ」あるいは、「お父さん」「お母さん」とパートナーを呼ぶようになるのはよくあることです。

悪いことではないのですが、ふたりのときは、名前で呼び合うといいのです。

パートナーの名前に「さん」をつけると、いっそう仲が良くなったという人も。

著者も仲のいい夫婦を何組も見る中で、仲のいい夫婦ほど名前に「さん」づけで呼び合っていたり、愛称で呼んでいたりするものだそうです。

上手にほめて喜んでもらうには

NGワード&アクション

①「~だけど」と、否定してからほめる。またはほめてから否定する

②いいと思っているのにほめない

③誰にでも、同じことでほめる

 

ほめているつもりでも、相手がそう受け取っていないことがあります。

「私は部下を積極的にほめています」

という社長や部長に著者が会い、その部下に聞いてみると

「ほめられている気がしない」

「嫌味を言われているような気がする」

「ほめられているのか、ケナされているのかわからない」

という答えばかり。

ほめて伸ばそうと思っているのに、それが相手に伝わっていないのです。

なぜか?

ほめ方が間違っているからです!

 

よくやる間違ったほめ方①

どこかで、こんなふうに言われたことはありませんか?

「はじめてあったときは苦手って思ったんですが、話してみるといい方ですよね!」

これって、言った方はほめているつもりで「いい方ですね」と言いているのですが、ほめられた感じがしますか?

「自分は初対面の印象がそんなに悪かったのか・・・」

「最初は自分のことを苦手だと思っていたのか・・・」

むしろ残念な気分になりませんか?

 

「昔は嫌な奴だと思っていたけれど、おまえ、本当はいい奴だよな!」

「顔は悪いけど、仕事はできるよね!」

「最初は口うるさいと思っていたけど、いつも相手のことを思って正しいアドバイスをしてくれますよね」

・・・こんなふうに、否定してからほめるのは、ダメ!

もしあなたが上記のように言われたら、否定された方の言葉が頭に繰り返されちゃう状態ですですよね。

 

ほめるときは、相手を否定する言葉は不要!

ストレートにいいところだけ。

よくある間違ったほめ方②

「お前の料理はおいしいよ。・・・でも、これ、ちょっと苦手だな」

はい、これ先日ワタシが言われたヤツです!

本当に「あ~、失敗だったんだ・・・・・もう新メニューは試すのやめた」と思う以外のなにものでもありませんでしたね~。

(おかげで年末は、超ルーティンメニューです)

パートナーが「いつもかっこいいね(または、きれいだな)」と言ったとします。

その照れ隠しにパートナーが付け足して「・・・ってほどでもないか・・・」なんて言ったら?

よそで「かっこいいね、きれいだね」って言ってくれる人を募集したくなってはいけませんかね。

あなたが企画を提出したら上司が、「この企画よくできてるな」とほめてくれました。しかしあんまり調子に乗らせてはいけないと思い、「ま、?10年目としてはまだまだだけどな・・・」と付け足されたら、あなたはどう思いますか?

「ああ、まだまだなのか・・・」と思うだけですよね。

自分ではほめたつもりでも、これでは相手には伝わっていないのです。

というよりも、恐ろしいことに逆効果になります。

ほめるときには、相手を否定する言葉は不要です。

否定しそうになったら、そこをぐっとこらえてほめ言葉を繰り返すのがポイント!

「この企画、よくできていたよ。ま、3年目としてはまだまだだけどな・・・」

→「この企画、よくできていたよ。ま・・・・・・、本当によくできていたよ」

「いつ見てもかっこいい(きれい)だね。・・・っていうほどでもないか・・・」

→「いつ見てもかっこいい(きれい)だね。・・・・・・って、本当にかっこいい(きれい)ね」

すぐ使える上手なほめかた①

どんなことでもほめられればうれしいものですが、特にがんばっていることをほめられると「自分をわかってくれている」「認めてくれている」と感じて、一層嬉しさが増します。

「おー、(契約が取れるまで)よく頑張ったな!」

「毎日遅くまでがんばっているな。あまり無理するなよ!」

「今日のご飯もおいしいよ。いつもありがとうね」

こんな、とっとした一言でも、がんばっているところをほめてもらえるとよりがんばれるし、勇気が湧いてきます。

人は自分のことをわかってくれる人のそばにいたいと思うものです。

どんなささいなことでもいいので、「がんばっているな」というところを見つけたら、どんどんほめましょう。

すぐ使える上手なほめ方②

もうひとつ、誰でもほめ上手になる方法。

それは帰り際にほめることです。

人と会ったとき、一番記憶に残るのが最後の印象なのです。

だから、別れ際に褒めることで、相手にはいい印象が残ることになります。

たとえば、接客ならば別れ際というのはレジです。

とても雰囲気のいいレストランで、料理もおいしかったのに、最後の会計でそっけなく扱われたら台無しですね。

 

人の付き合いも同じです。

別れ際に、笑顔で「今日は楽しかった」というだけで、「また会いたいな」と思える関係になれます。

さらに効果を上げる上級テクニックは、相手と別れ背中を向けた瞬間に「ほんと、たのしかったなぁ・・・」とつぶやくように言うことだそうで。

コレをやられたら、女性はオチてしまうので、ほどほどにしてくださいね~!

 

このあたり、大好きだった恩師のやっていたことなのです。

つくづく人たらしな人は業が深いな!と思います。

こういう人、であったら最後です。一発で大好きになっちゃいます・・・。

 

会社でも、残業している部下のそばを通りかかったときに、「お、よくがんばっているな!」「やっぱ、スゲーな」と、独り言のようにぼろっと言うのが効果的です。

面と向かってほめるのが照れ臭い人も、これなら抵抗なくできるのでは?

と著者は言います。

が、やられたら一発でドキューンですけどね。

 

相手の気持ちが和らぐ話の聞き方

話の中心を譲る

共通の会話が見つかり、会話が盛り上がってきているのに、相手がのってきてくれなかったり、話の腰を折られたら、会話を続ける気になりにくくなりますよね。

たとえば、互いにダイビングが趣味だとわかったら、

「私、沖縄の海が好きなんですよ。今年もまた生きたいと思っているんですけど、川越さんは沖縄で潜ったことありますか?」

と話を振っているのに、

「沖縄は潜ったことないですね。

今年はどこに行くかも考えてないし」

なんて答えられたらがっかりです。

きっと相手は沖縄の海の良さを話したいのです。

「沖縄は潜ったことがないですね。

沖縄ってどうですか?」

こう聞いてあげれば、相手は喜んで教えてくれることでしょう。

 

相手は、その先の話をしたいんです。

ちゃんと話は最後まで聞きましょう。

人の話の途中でその話題を盗むのはNGです。

知ったかぶりは損、「知らない」と言うといった方が得をする

話をしていて、知らないことが話題になることも。

そんな時、つい周りに合わせて知ったふりをしてしまうことも。

そうすることで、あなたは損をしてしまいます。

みんなが知っていることを知らないというのは恥ずかしいとか、バカにされるのではないかと思っている人もいるかもしれません。

でも、そんあことはありません。

知らないことを知らないということは、恥ずかしいことではないし、正直に言った方がいいのです。

適当な相槌をうって、かえって気まずくなたことがありませんか。

早くその話題が終わらないかなと思ったり、「私にその話をふってこないで!」とビクビクしたりします。

それより「知らないから、教えてください」のほうが得ですよね。

相手の話をしっかり聞く

NGワード&アクション

①携帯メールなどを打ちながら、何かをしながら聞く

②相手の話に、無表情、無反応

③すぐに話を遮ったり、「でも~」と否定

 

・・・子供相手だとやってしまっています…反省。

相手の話や内容がわかっていてもきちんと聞く

後輩や部下から、相談されたとき、「ああ、あの話だな」とよそうできることがありますね。

で、予想通りだと「ああ、やっぱり」と思って、真剣に話を聞かなくなってしまったり、遮ってしまったり。

でも、話す方としては、自分だけの特別な問題です。

聞く方も「よくある話」などと思わずに。

近い相手でも、しっかり話を聞くことが大切

相手の話をしっかり聞くということは、夫婦や親子でも大事。

「うちのパートナーは、同じ話しかしない・・・!」とという人もいますが、それは

パートナーが分かってもらえていないと感じているからです。

あるいは、その話のカゲには、本当に伝えたいこと、なかなか解決できなくて悩んでいること、自分の寂しい思いが隠れているのかも知れません。

たしかに同じ話が繰り返されるのは、聞いているあなたもつらいでしょう。

でも、「なぜ何度も同じ話をするんだろう・」と考えると、いろいろ気づくこともあるのではないでしょうか?

 

子どもも、いじめを受けてもなかなか言わないといいますが、親の方に聞く姿勢があれば、子どもだっていうはずです。

言おうとしているのに、親が気づいていないのだということも多くあります。

学校から帰ってきて、今日こそ親に相談しようと思って、「ねぇ、お母さん」と話しかけた時、お母さんが家事をしながら後ろ姿しか見せずに「何?」と言っていたら?

大切なのは、どんなに忙しくても家事手を止めて、きちんと子供の顔を見て話を聞こうとすることですよね。

 

忙しい毎日です。

しかし、相談したい相手というのは、一度心を閉ざすとなかなか開いてくれないようになります。

そのときそのときがとても大事です。

 

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話の聞き方って、相手への愛情だなぁと思いました。

 

 

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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