お金に多少の余裕があっても、ちっとも豊かさを感じられないときがありませんか?
何かが足りない。
何か物寂しくて、そんな日はとりあえずコンビニに入って、何か買ってみたり。
物質的な豊かさも、もちろん豊かさのひとつです。
しかし、もう一方の豊かさ。
精神的な豊かさはどうやって手に入るのでしょう。
勇気と希望と自尊心を忘れなければ、その人は豊かである
物質的な豊かさは可視化できるのでわかりやすいのですが、精神的な豊かさは可視化できない代わりに、誰もが自由に持つことができます。
それを感じるために私たちがすべきことは何でしょうか。
それは、勇気を持つこと、快活でいること、そして希望を忘れず、美徳を持って生きることです。
美徳とは、見られても恥ずかしくない生き方をすることであり、自尊心を持つことです。
自尊心を持つとは、威張ることでも見栄を張ることでもなく、自らを貴ぶこと、つまり自分に誇りを持つことなのです。
自分自身に誇りを持つのに理由はいりません。
存在そのものを誇りに思い、自分の生き方そのものを貴ぶことさえできればいいのです。
ここに人の普遍的な豊かさがあると著者は言います。
この豊かさとともに歩む人間は間違いなく幸せになれます。
では、そのためには党したらいいのでしょう。
自分を信じる、そんな習慣を持って生きてみるのはどうでしょうか。
2 自分を信じよ。
(1)運命は自分の力で変えられる
スマイルズは『自助論』で、恵まれない境遇にありながら、努力と忍耐で運命を切り拓いた人々を数多く取り上げました。
「運命は自分の力で変えられる」
これこそが同著で彼が主張したいことの1つだったのです。
不本意なことに直面しても、「運命だ」とあきらめてはなりません。
松井秀喜選手も自著『不動心』で高校時代の恩師から受けた教えを綴っています。
心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
自分で運命を切り拓いた人は、気高い品格を持ち合わせています。
高い品格は、自分の心に責任を持ち、チャレンジし続けることで、得ることができます。
もしも行き詰ったときは、自分を振り返り、初心に戻ること。
あなたの運命を変えることができるのは、あなたしかいないのです。
(2)意思の力を身につけるには
人間性という言葉は抽象的ですが、みなどこかでその重要性を認めています。
意思はその人が持つ自由であり、人生の方向付け、決定していくための宝です。
自分で考え、自分で決める。
自分で思い、強く願う。
その力は、わたしたちの人生に想像以上のものをもたらしてくれます。
すべては、自分次第です。
そして、その意思とは自分自身であり、人間性です。
これを磨くには、自ら考えて自分で決めて行動する習慣をつけることです。
ここで言う「考える」とは、学校の授業で考えることと違い、答えのない問いを考える、という意味です。
正解を求めるのではなく、自分で自分で考えて自分で決めたことに責任を持つ。
そうした習慣をつけることが大切なのです。
(3)世界を動かしたければ、誰よりも先に自分が動け
「世界を動かさんとするものはまず自ら動くべし」。
世界を動かすなど、大それたことに思えますが、大きな発見も発明も、すべては一個人の思いや行動から始まっています。
すなわちすべてはどこかに生きる「自分」がやったのです。
どんな「自分」」も世界とつながっています。
いきなり世界を動かすことはできなくても、まず自分を動かすことが世界の何かを少し動かすことになります。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。