あなたには、忘れられない失敗経験がありますか?
ワタシには何年にもわたって自分の中で消化しきれていない失敗があります。
ぐるぐる考え続け、「あの人が悪いんだ・・」と人のせいにし続けています。
そんな自分の弱さも嫌いです。
でも、自分の失敗を自分のこととして認めていければ、貴重な経験として自分をさらに高めていけるはず!
そこで、PDCAサイクルを使ってみようと思いました。
失敗を経験としてカウントして、ノートに書いて客観視し、成長の糧にしてしまう!
失敗もおいしく調理すれば、立派なメインデッシュになって、血肉になってくれると思うのです!
29年度もあと2か月。
この年度末に、今までの失敗を糧にして新しいサイクルを作ってしまいませんか?
「PDCAを知っている人」から、「PDCAを回している人」へ
Plan(計画)、 Do(実行・実績)、 Change(評価・気づき)、 Action(改善策)。
ですが、知っていても回していけている人はまだ少数派だといいます。
著者が言うには、それはPDCAが何であるかはたくさん語られても、その回し方は、なかなか言及されていないから。
だから、実際にはP→D→C→Aと回しているつもりでも、P→D→D→Dとなりがちだとか。
チェックも改善もされずに、ひたすらやりっぱなしになってしまうのです。
なぜ、PDCAが回せないのかというと、それは「回す仕組み」を作っていないから。
逆に言えばそのポイントさえ押さえられていれば、PDCAは自然と回り始めるといいます。
仕事ができる人は、PDCAを回しながら成長する
できる人とできない人の違いは何でしょう?
それは、「日々成長できるかどうか」ではないでしょうか?
これはつまり、「PDCAを回せているかどうか」かもしれません。
PDCAを回していくことは、らせん階段のようにスパイラルを描いて上昇していくようなイメージです。
そうすることで、「失敗は成長の糧」とすることができるのです。
一方で成長しない人は、同じ失敗を繰り返しています。
反省点はわかっていても成長できない、そもそも課題や問題点がわかっていない、ということが言えます。
これは仕事だけでなく、プライベートでも同じです。
段取りやコミュニケーションの失敗で、誰でも時に友人やパートナー、家族と喧嘩になったりすることは誰にでもあります。
そういった経験から、次はどうするか、何がまずかったかを考えるようになる。
それができるようになれば、人生は充実していきます。
PDCAをうまく回すための3つのルール
PDCAを回すための基本ルールは次の3つです。
ルール2 仕組み化 PDCAは仕組みで回る
ルール3 習慣化 PDCAを回すことを習慣化する
視覚化する
多くの人が回せていないのは、まずそもそも「見えていない」ということだと著者は思っています。
そこで、視覚化するための具体的な方法があります。
見える化その1 全体像が見える
たとえば、できる人は行動を起こす前に計画やプロジェクトの全体像が見えています。
プロジェクト全体が一枚の絵になって、臨場感のあるイメージが描けているのです。
スポーツでも同じ。
素晴らしい選手たちは、その試合の全体図を頭の中で上から俯瞰した「一枚の絵のように全体を見える能力」を持っていたのです。
ビジネスの現場では、絵という抽象的な概念ではなく、
・会議で発表された事業計画、売り上げ予算
・PCで入力する営業日報
・PCで確認する進捗状況
・ノートや手帳に日々書き込まれた商談結果や気づき
・手帳にある顧客訪問計画
というばらばらに存在している情報を扱います。
これらを一枚の絵として描いて視覚化すること。
これができれば、PDCAが回りだします。
見える化その2 数値化する
売り上げなどの数値目標のほか、ダイエットやランニングなどもそうですが、数値ではっきり把握することは、PDCAが回しやすくなります。
見える化その3 書く(描く)
一方で数値化しにくいこともたくさんあります。
いつも遅刻してしまっている
スケジュールを先延ばしにしてしまう
なかなか行動できない
などは、数値化しにくいため、PDCAが回しにくいもの。
しかしこれも、ノートなど紙に書いていくことで、PDCAを回すことができます。
かつて岡田斗司夫さんは、「食べたものを記録する」という方法で、1年間に50キロのダイエットに成功しました。
それが『いつまでもデブと思うなよ』という1冊の本となり、50万部を超えるベストセラーにもなったので、ご存知の方も多いのです。
数値化すると、PDCAは回しやすいのです。
このようにPDCAをうまく回すポイントは、数値であれ、文字であれ、記録して、一枚の絵として全体像を「視覚化」することで、サイクルが回っていることをわかりやすくすることにあります。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。