猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

習慣化のルール~『自分を劇的に成長させる!PDCAノート』 岡村拓朗

昨日はPDCAは、見える化し、仕組み化し、習慣化することで、人生に上昇のスパイラルが発動するということを読みました。

見える化は、全体像の把握と数値化、記録となることで、可能になります。

仕組み化は、行動を量産化しやすいシステムを作ること。

習慣化はちょっとしたポイントがあります。

f:id:understandLove:20171202085633j:plain

PDCAの習慣化とは?

PDCAなどを習慣化していくためには、次の3つのポイントがあります。

・時間や行為とセットにすること

・すぐに簡単にできること

・やることが決まっていること

時間や行為とセットにする

習慣化のためには、「時間や行為とセットにする」こと。

例えば朝ご飯を食べたら、歯磨きをしますよね。

これは「ご飯を食べる+歯磨きをする」という2つの行為を行っていますが、実際にセットになっているといえます。

著者は以前月100時間の残業をしていましたが、今は朝8時にカフェで朝活し、夕方6時には退社しています。

これも習慣化です。

時間を決める、もしくは行為とセットにすると習慣化はしやすくなるのです。

ですから、習慣化するには、まずこの2つのどちらかを行うことがポイントになります。

 

本著のPDCAノートの場合も同じです。

・ノートを書く時間を決める

・ある行為をしたら必ずノートを開いて書く

・ノートはデスクに開いておいておく

 

これにより習慣化しやすくなります。

すぐ簡単にできる

習慣化はこれだけでうまくいくわけではありません。

重要なポイントが「すぐに、簡単にできる」ことです。

複雑で毎回時間がかかるものを習慣化するとなると、習慣化のハードルが高くなるのです。

逆に簡単ならば、めんどくささも感じる暇なく、ササっと終えられます。

本著のPDCAノートもササっとできます。

やることが決まっている

最後に大事なのは、「やることが決まっている」。

例えば毎回、「今回はどうしようかな~」なんて考えなければならないならば、PDCAはきっと回らなくなると著者は言います。

脳のワーキングメモリを消費し、やる気がそがれてしまうのです。

歯磨きを例にとるなら、

「今日はどこから磨こうかな」

「まず奥歯から初めて、前歯に行くのがいいだろうか」

「昨日は右から磨いたから、今日は左から・・・」

こんなことを考えていたら続きませんよね。

 

習慣化されているものというのは、何をするかが決まっているのです。

試行錯誤をあなたの人生のフレームワークにする

エジソンは1万回の気づき(失敗)を経て、さまざまな発明をしていたのは有名な話ですね。

しかし普通の人はどれくらいチャレンジをするかというと、『思考は現実化する』を書いたナポレオン・ヒルによると、平均で1回未満だそうです。

目標を立ててもチャレンジしていないか、1回やってうまくいかなかったらあきらめているのが実態だとか。

成功を手にする最大の秘訣は、「試行錯誤」にほかなりません。

いうまでもなく、1回失敗しても、対策を考えてもう1回チャレンジすれば、失敗を踏まえたうえでの行動なので、成功率は上がっているはずです。

もちろん、そもそも可能性がないものは、やめるという決定も大事でしょう。

しかし、ビジネスの場合は「失敗したからやめる」という人が意外と多いのです。

百発百中の天才スナイパーとか、10打席10安打の天才バッターのように私たちが頂点さいなら、1回やるだけで十分です。

でも、とうぜんそんな人は人類にいません。

だから、チャレンジ回数を減らすこと自体が、そもそも「ダメな戦略」です。

 

エジソン白熱電球を実用化するまでに多くの試行錯誤を重ね、ついに日本の竹を使って実用化に成功しました。

それについての多くの苦労についてを記者に尋ねられて、こう答えました。

 

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」

 

いろんな方法を試してみて、気づきから次の手を打つ。

これこそまさにPDCAサイクルそのものです。

 

世界一の経営コンサルタントであるピーター・ドラッカーの言葉があります。

「最高のキャリアは、あらかじめ計画して手にできるものではない」。

つまり、何事も最初からうまくいくことはないのです。

 

そして、計画(Plan)の前にあるのは「仮説」でいいのです。

それをもとに行動するからこそ、現実とのギャップが見えてきます。

それが分かれば、評価・気づきと改善策が見えてきます。

「G-PDCA」という考え方

大切なのは、ゴールしたイメージが映画のワンシーンのように思い描けるかどうかです。

「目に見えないものは実現できない」と著者は繰り返し書いています。

これには、2つの意味があります。

1 紙の上などで物理的に目に見える形になっていること

2 目標そのものが目に見える。何をしているか様子・状態がイメージできる

この2つであり、PDCAを回すには、先にゴールがあることが必要です。

そして、そのゴールを2つの「見える」にすること。

これが欠かせません。

脳は見えるものしか実現できないのです。

 

ゴールのないPDCAは、必ず方向性を見失うと著者は言います。

まずは、PDCAを回した先にあなたがどんな未来を求めているのか、クリアにしてみませんか?

f:id:understandLove:20180114085042j:plain

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

f:id:understandLove:20180122221733j:plain