今日は、A4ノートを使ってPDCAノートをどう書いていくかについて読んでいきます。
まずは、ゴールをしっかり決めます。
「目に見えないものは実現できない」
この言葉について、著者は2つの意味を持たせています。
1 紙の上などで物理的に目に見える形になっていること
2 目標そのものが目に見える。何をしているか様子・状態がイメージできること
そのため「ゴール」が必要であり、そのゴールを2つの意味で「見える」にすることが欠かせません。
まず、何のためにPDCAを回すのかを明確にして、ノートを書いていきましょう。
PDCAノートの書き方
一番上は、ゴールとなる題名、タイトルです。
なんのPDCAなのか、いつのPDCAかわかるように題を付けます。
「今日をどんな1日にしたいのか」
「どんな目標を達成したいのか」
など、願望も記入しましょう。
ここで3本の縦線で分割された4つの枠(フレーム)として縦線を書きます。
フレームに左から順に「P」「D」「C」「A」と書いて、各フレームの上に書いてタグづけしましょう。
これで基本フレームは完成です。
PDCAノートの種類
一言でPDCAノートと言っても、いろいろ作ることができるそうです。
・1日ごとの「デイリーPDCAノート」
・目標達成のための「目標達成PDCAノート」
・プロジェクトごとの「プロジェクトPDCAノート」
などです。
そのほかにもダイエットや運動習慣、自分のダメなところを改善して理想の人生を手に入れるPDCAノートもできるそうです。
ここでは基本の「デイリーPDCAノート」のつくり方が紹介されています。
デイリーPDCAノート
「P 計画」
1 Pのフレームに時間枠を記入
2 手帳から、今日の予定を転記
3 手帳に書かれていないが、思いついた行動を追加記入
(書き方のポイント)
まず、手帳からP欄に予定を書き入れます。
そして、実行したこと、実績が出たらD欄に記入します。
その日のうちに振り返り、改善点を書き、次の日に生かしていきます。
「 P」では、転記がちょっと手間をとりますが、1日のやることをリスト化。
改めて1日の予定を見直すことができます。
「D 実績」
「D」では、計画に対して実行したことや、起こった事実を書きます。
仕事であれ自分の成長であれ、現状把握が何より大事だからです。
計画と現実のギャップを知ることが大切なので、とても重要なポイントです。
「C 気づき」
「C」で事実を踏まえ、自分視点での気づきを書きます。
「計画通りでOK。〇〇しておいたのが効果的だった」
「Aさんに依頼したのが間違い?自分の依頼の仕方?いや、指示の出し方だ」
「なんと40分前に到着!ノートの効果だな」
このような感じでいいのです。
「A 改善策」
「A」で、気づきから、次に計画するための「よりよくするための行動」を書き出します。
改善策はすべて仮説でOK。
すべては試行錯誤であり、何度も改善していけばいいのです。
たとえば、アイディアに詰まってしまったら、
「上司と打ち合わせの時間をセットする」
「この分野に詳しいAさんに会って話を聞く」
など。
行動というのは自分ひとりですべて解決するものだけではありません。
思考停止になって何もしないままで悩んだり、放置したりするのではなく、次の一歩を踏み出すことです。
岡村拓朗さんのブログでも、日々どうやって考えていったらいいか、詳しく書かれています。
今回は「デイリーなPDCAノート」を読んでいきましたが、さらに目標にダイレクトに響く書き方もありますので、書店で眺めていただけたらと思います。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。