あなた自身は、自分の生活の質、仕事、人間関係、家庭環境に満足していますか?
もし不満があって、それを変えたいと思っているのなら、だいじょうぶだと著者は言います。
必ずできる、と。
私たちが今の状態に置かれているのは、ほとんどの場合、偶然ではありません。
私たちは、自尊心の度合いに応じて、自分にふさわしい人間関係や状況に自分を引き込んでいます。
自分は幸せになれると信じる
私たちがふさわしい人間関係や状況に自分を引き込んでいるのは、無意識の行為です。
意識的にほしいと思っているものとはかけ離れているのかもしれません。
健全な自尊心を持っている人が他人からの敬意や協力、友情を期待し、しかもそれらをおおよそ得られます。
それに対して、自尊心の乏しい人は居心地の悪い不快な状況にしばしば巻き込まれ、けなしあうような事態さえ招いていることがあります。
それはそういう理由によるものです。
では、人生を好転させるにはどうすればいいのでしょうか?
それは自尊心を高めることに意識を集中することです。
そうすることで、幸せになろうという思いが強くなります。
自分はより幸せになるに値できる人間だと、心から確信するのです。
心の中で、何度も言い聞かせましょう。
あとは、幸せを生み出すために必要な、安全で合法的な手段をとっていくだけです。
あなたは、最高の人生を送る資格のある人間です。
あるがままの自分を受け入れる方法
私たちは「もし~すれば、~なんだけどなぁ」というゲームを心の中ですることがよくあります。
たとえば、
「もしこれをやめれば、もっと~になるのになぁ」
「もし別のことを始めれば、自分は成功できるんだけどなぁ」
「もしこれを持っていれば、自分は価値のある人間になれるんだけどなぁ」
このような願望は、今の自分でいいのだという考えを否定しています。
そして、自分を受け入れることを無期限に延期する性質のあるものなのです。
その結果、自分がいつもダメな人間だと感じてしまうことになります。
実際は、あなたはあるがままのあなたでいいのです。
無理に変わろうとする必要はありません。
個人的な特徴に関係なく、あなたは常にすべての面で完全に価値のある人間なのです。
だからこれからは次のように自分に言い聞かせましょう。
「私は常に進歩しつつある人間だ。
私は現時点でのベストを尽くしている。
将来、今より向上すれば、今度はその時点でのベストを尽くせばいい」。
あなたは今のままで完全に価値があります。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。