「他人に期待しない」。
これも、自分を受け入れるために必要なことです。
私たちは他人が自分とほとんど同じ行動をとるものだと思いがちなものです。
だから、他人が意外な行動をとると、腹を立てたり、がっかりしたり、心配になったりするのです。
他人に期待しない
しかしかなりよく知っている人でない限り、他人の行動を正確に予測できる確率は、せいぜい五分五分程度でしかありません。
あなたの行動が周囲の環境や人生経験の独特の組み合わせによって形成されたように、他人の行動にもその人なりの背景が存在します。
こんな風に一人ひとりに個性があるからこそ、他人の行動はときとして理解しづらいことがあります。
裏を返せば、あなたの行動も、他人にとっては理解しづらいことがあるのと同じなのです。
完璧を求めない
完璧主義者は幸せになれません。
完璧主義者の傾向を著者はいくつか指摘しています。
・ほかの誰よりもきちんと物事を処理できると信じているために、よけいな仕事をたくさん背負いこむ。
・物事の決定に悩みぬく。
・絶えずミスを探し求め、いつもミスを発見する。
・最悪なのは、何事も完ぺきにこなす能力を自分の人間としての価値と同一視すること。このために、関平主義者は自分を一級の人間だとはなかなか思えなくなっている。
どのような仕事に取り掛かるにしても、それに相応の完璧さと言うものがあります。
たとえば、脳外科の手術は芝刈りよりもずっと高度な仕事が必要です。
要は、どの程度の完璧さがその仕事に必要になるかを事前に見極めることです。
その仕事に合った心構えで取り掛かることができます。
あなたの目標は、何もかも完璧にこなすことではありません。
むしろそんなに完璧を求める必要がないことを理解することなのです。
あなたにとって現実的な基準を設定することが賢い方法です。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。