自分に勇気があるかどうかの有無を、「楽観主義か、悲観主義か」で判断することができるとアドラー先生は言っているそうです。
「楽観主義者は、性格の発達が全体としてまっすぐな方向をとる人のことである。
彼(女)らは、あらゆる困難に勇敢に立ち向かい、深刻に受け止めない」。
「悲観的な世界観の勢力範囲の中で、彼(女)らのまなざしは、常に人生の影の面に向けられ、楽観主義者よりも、人生の困難を意識し、容易に勇気を失う」と。
リスクをわかってうえで、楽観主義を選ぶ
まさに、勇気がある人は楽観主義、勇気がない人は悲観主義であるわけです。
アドラー派の仲間たちは、アランの幸福論にある有名な一節を好んで引用するそうです。
「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意思のものである」。
私たちは、何もしなければ、ついつい悲観に流されるものです。
そうではなく、意思を持つということ。
意思をもって、楽観を選ぶということ。
すると「勇気、素直さ、信頼、勤勉などが発達していく」とアドラー先生は言っているそうです。
意思をもって、楽観主義を選んでみましょう。
それが勇気のある人になるための方法ではないでしょうか。
失敗したときはチャンス
人生に失敗はつきものです。
問題は「失敗するかどうか」ではなく、「失敗した後、どうするか」です。
勇気がない人は、失敗しそうになると、すぐにコンプレックスに逃げ出します。
そして、実際に失敗した後は、次のチャレンジを拒否します。
「もう失敗したくない、傷つきたくない」と、最初から困難を避けるのです。
勇気がある人は、失敗しそうになっても逃げだしません。
そして実際に失敗した後も逃げません。
「たとえ失敗しても、それほど傷つくことはない」からです。
傷つかない理由は、たとえ今はできなくても、いつか必ず「自分の困難は克服できる」と知っているから。
未来の可能性を信じているのです。
同様に、周囲の人を仲間と考えるか、敵と考えるか、の違いも大きいのです。
勇気がない人は、他者を敵だと思い、失敗したら責められバカにされ、つまはじきにされると恐れています。
一方で勇気がある人は、他人を敵ではなく仲間だと考え、失敗しても許され、見守られていると信じています。
失敗を恐れるのをやめてみませんか。
失敗してもあなたは大丈夫です。
あなたと仲間をちょっと信じてみませんか?
ワタシは人を信じることが苦手でした。
いや、今も。
勇気はどちらかといえば無い方ですし、悲観主義です。
でも、意識して楽観主義を選んだら、少しは勇気が湧いてくるんだとアドラー先生も言っているので、信じてやってみようと思います!
一緒にがんばりましょう!
今週もお疲れさまでした。
週末、少しはあなたにごほうびをあげてくださいね。
では、また。