猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

あなたの根幹の部分にダイブする~『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』小倉広

例えば、対人関係や仕事での失敗を恐れて不眠症を作り出した患者は、睡眠薬を飲んで眠れるようになっても、すぐに次の症状をつくりだします。

おそらく、偏頭痛や眩暈を訴えるようになるでしょう。

問題をひとつずつ除去するのではなく、根底にあった誤った考え方を変えることです。

そうしなければ、苦しみは永遠に続くでしょう。

それは、病気だけではなく、対人関係で起こる緊張や晴れない気分も一緒です。

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問題を除去しても、形を変えて次の問題が現れるだけ

まずは、自分の誤った考え方を知ることです。

アドラー先生が言うところの「優越コンプレックス」の脱却(「強く見せる」努力をするのではなく、「強くなる」努力をすること)。

そして、「劣等コンプレックス」の脱却(「弱さ」を武器にしても人生は変わらない、弱さを言い訳にして、本来なすべきことから逃げることは、人生の嘘である)です。

その誤りに思い当たることができたら、ドイツの古いことわざにあるその考えという「スープに唾を吐く」。

二度とその誤った考えを使わないようにするのです。

 

そして、代わりに別の考え方と言う新しいスープを作るのです。

例えばこんな感じです。

「周囲の人は敵ではなく仲間だ」

「私にできないのではなく、できる」。

 

この新しいスープは、生き方の目標であり指針です。

アドラー先生は言っています。

「これらの連関を理解すれば(中略)もはや以前とおなじ」ではいられない。

「目標の選択がよくないと確信で着たら、私の行動を変えることができるだろう」と。

 

問題を除去しても、形を変えて次の問題が現れるだけです。

根底にある誤った正確に、唾を吐きかけるのです。

どこで誤ったかを理解し、新たな目標を再構築していきましょう。

人が変わるには、幼少期の性格形成の誤りを見つけること。何歳でも修正可能

アドラー先生は、人生への態度、人生脚本である「性格」(ライフスタイル)は「5歳の終わりまでに」自分自身で決定し、一生それを使い続けるといいました。

現代アドラー心理学ではそれを訂正し、10歳程度と規定しています。

 

では、幼少期に決定された性格は、大人になっても変えようがないのでしょうか?

アドラー先生は断言しています。

「死ぬ1日か2日前でも変えられる」と。

 

では、どうやって変えることができるでしょうか?

「そのときに誤りを訂正しないとしても」

「どこで間違ったかを指摘」し、

「後になって、その時期の状況の全体を思い出してもらうことで、誤りを訂正することができる」

と、アドラー先生言っています。

 

アドラー心理学では早期回想分析という技法を用いるそうです。

幼少期のエピソード記憶を記述する中から、特徴的な

「自己概念:自分はどのようであるか?」

「世界像:他者や社会はどのようであるか?」

「自己理想:自分はどのようにふるまうべきか?」

を言葉にし、幼少期のどこでどのように誤ったかを見つけ出すのです。

それさえ理解すれば、必ず人は変われます。

私たちは「絵であると同時に画家でもある」からです。

 

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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