PDCAは一流の人が必ず使っている究極のフレームワークです。
ワタシは実際使ってみて、ネガティブ思考に陥りがちな「無駄に悪いこと探しをする習慣がある」人にとても有効な手段だと確信しました。
天気がよどんでも、季節の変わり目に疲れやすくても、花粉症でぼんやりしても、どれでも気分は落ち込みやすいこの季節。
「ネガティブ思考になるのは、気分。
ポジティブ思考になるのは、決意。」
アドラー先生もそう言っているのですが、「いつでもポジティブを選ぶ」ためには、毎日ちょっとした習慣を持つことで、よりやりやすくなると思うんです。
その「ポジティブを選ぶ」習慣を持つためのアクセス方法は様々ありますが、ワタシは「ノートに書く」を繰り返すのが楽しいと思いました。
間違える勇気を持つために、「すぐ行動する」習慣をPDCAで手に入れる
前回読んだアドラー先生の本に、
「不完全である勇気」「失敗する勇気」「間違いが明らかになる勇気」
を持て
という言葉がありました。
間違いを犯したことのない人はいません。
この3つの勇気がなければ、世界で誰一人、勇気を持つことはできないはず。
ではそこで、「自己肯定」とよく言われますが、「自己肯定」とは、実は理由付きです。
「成功したから」「評価されたから」「他者に好かれているから」「誰かを手伝っているから」自分を肯定できる、というもの。
アドラー先生の「自己受容」は「理由なく」無条件で自分を認めることです。
それができて初めて、他者を勇気づけられるといいます。
でも、なかなか頭で考えてもうまくいかないのが現実です。
そこで、PDCAをノートに書くという1日5分でできるフレームワークを使う方法があります。
PDCAを回すのは、ゴールではない
実際上記のような枠をB4ノートに毎日1ページずつ書いていくことを本著では勧めています。
ワタシは仕事使いの手帳のサイズの関係でA5しか持てないので、1日2ページで書いています。
PDCAで失敗する原因は、「ゴールを見失うから」だそうです。
これを回すことが目的になっていては仕方ないのです。
アドラー先生が「使用の心理学」であるように、PDCAは「使ってなんぼのメソッド」です。
あなたの持ち歩けるノートで始める。
それがキモだと思います。
正直A5ノートを使う私には「本当は大きいノートに書きたい!」と、日々ジレンマがあります。
実は初めは大きめの四角い付箋紙にPDCAノートを始めました。
とりあえずやってみることが大事です。
「人生は連続する刹那である」とアドラー先生も言っています。
あなたが変えたい未来があるなら、今この瞬間に変化を起こしてみませんか?
「今が未来そのものだ」と著者も言います。
あなたの「本当の目標」を設定する
あなたが今まで立てて達成できなかった目標があるとします。
頭の中でこうしなきゃいけないとわかっていても動けないのは、心から動きたいと思っていないからです。
絶対に目標を達成しよう、この夢をかなえたいと感情が動いていないのです。
私たちはどういうわけか、ついつい感情をおざなりにします。
これは「間違った目標」であり「嘘の目標」です。
あなたが今までどうにも達成する「気」になれなかったそれらは、とらわれる必要のないものです。
脳と体が否定しているのですから。
大切なことは「行動したい!」「早くやりたい」とあなたの感情の原動力が動くような「本当の目標」「本当のゴール」を持つことであり、それがあなたの人生をワクワク、イキイキさせるのです。
目標を達成するためには、試行錯誤を繰り返す
あなたが「英語を得意になって海外旅行で現地での会話を楽しみたい」とワクワクする目標を持てたとします。
朝5時に起きて勉強しようと励んだとしますが、多くの人は朝5時に起きられなかった時点で「諦める」のです。
つまり、夢をかなえられない人の共通点は「諦めが早い」ということ。
しかし、1回や2回やったくらいですぐに結果が出ないくらいのハードルがあることは、逆に言うならあなたの成長の余地がある課題であるということです。
ここで、人生を自分の思う方向に伸ばしていける人は、視点が異なります。
5時起きできなかったとしても、あきらめません。
「起きられなかったのは、昨晩寝たのが24時を超えたからかも?
今夜は23時にベッドに入ろう」
といった試行錯誤ができれば、あなたも「人生を自分の好きなようにクリエイトできる」タイプの人の仲間入りです。
コレは、PDCAのA(改善策・行動)に書き込むことでラクラクと実行に移すことができます。
手で書くと大概のことは脳がオートマチックに動いてくれますからね。
トーマス・エジソン並みの「諦めの悪さ」をPDCAノートであなたのモノにしていくのです。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。