目標達成で重要な最後の条件は、感情と言う行動のエンジンをコントロールすること。
つまり、脳のリソースを含めたメンタル面を常にいい状態にすることです。
あなたがどれだけ目標達成のためのいいノウハウを持っていても、イライラや無気力や自身の喪失があったりすれば、いい結果は得られません。
大事なのは、感情やメンタル面を整え、常にモチベーションを高く、自分の脳のパフォーマンスを常に最大化しておくこと。
そのために大事なのは「意思の力」と呼ばれるウィルパワーです。
条件3 感情という行動のエンジンをコントロールする
ウィルパワー(意思の力)は有限なリソース
難しいことに取り組んだり、悩んだり、意思決定を繰り返すたびに、脳は疲弊していきます。
すると、思考のスピードや制度が下がっています。
これが「ウィルパワー(意思の力)」です。
朝起きて満タンだったウィルパワーは、1日を過ごすうちに落ちてきます。
これは、朝「今日はどの服を着ようかな?」といった小さな意思決定でも消耗します。
通勤でのストレスや、オフィスでの段取り、今日のランチのチョイスだって、小さな意思決定であり、消耗するのです。
だから、「よし!やるぞ!」と気合を入れても、ウィルパワーが使い果たされていたりすると、いざ頑張ろうとしてもパフォーマンスが落ちてしまいます。
ということは、夕方以降はウィルパワーが減るだけ減って、パフォーマンスは著しく落ちている状態なのです。
それは、あなたの毎日の中でも感じていたりすることかもしれません。
ワタシも、夕方以降の仕事の効率はかなり落ちていると最近気づきました。
だから、残業は非効率で、気合いと根性で乗り切るには、しょせん限界があるのです!
脳のパフォーマンスを最高の状態に維持する方法
「気合い!根性!」とあなた自身に言い聞かせているときは、ウィルパワーが0になってしまっている状態をプラスの状態にしようとしていること。
それは、問題が起こってから対処しようとしてみます。
ですが、本来やるべきことは逆。
問題が起きてからの対処ではなく、問題が起こらないようにすることです。
パフォーマンス維持に一番重要なのは「睡眠」です。
さらに成果を出している人たちは、加えてこの3つを実践しています。
朝早い時間から行う
成功する人たちは早起きであることを、多くのビジネス書でも紹介されています。
著者の周りでも、多くの優秀で成功している人は4時起き、5時起きで活動を開始している人が多くいます。
脳のパフォーマンスがいい状態で、目標達成のための行動を始めるのは、理にかなっています。
著者の朝の活用方法は、会社に出勤する前の時間を使うことです。
駅ナカのいつものカフェで、まずは「PDCAノート」を書き、メルマガを執筆したり、読書したり、主に副業での目標達成に必要な行動に当てています。
著者がこうした行動をするのは、出勤前と言うお尻が決まった時間だからこそ集中して取り組めること。
そして満員電車を避けてウィルパワーの消耗をさせないこと。
それに、夜は日中の予定がずれ込んで、予定通りにできなくなるリスクが非常に高いことがあるからです。
朝行うことで、「やろうとしたのにできなかった」は回避できます。
そして、夜はパフォーマンスが落ちています。
かつて残業100時間以上だったころより、残業ゼロの今の方が仕事の成果も評価も良くなっているのは、パフォーマンスが良い状態になったからだそうです。
いつもどおりで やる
最高のパフォーマンスを安定的に発揮するコツは、「いつもどおり」を作ること。
脳は「いつもどおり」が大好きだからです。
毎日ルーチンにして、やらなくても困らないことは極力脳を省エネにして、やるべきことにフォーカスできるようにすること。
それが最高のパフォーマンスを維持する秘訣。
たとえば、朝のシャツや靴下なども、選ぶ必要がないオーソドックスなものをそろえておく。
カフェの注文も「ホットコーヒー、トールサイズ」などと決めておけば迷いません。
あなたも、通勤経路や電車での車両など、いつも同じではないでしょうか。
「いつでも、どこでも、いつもどおり」のメリットは実は計り知れないのです。
なぜなら、「いつもと違うものを選んでみよう」となると、脳にそのストレスが大敵だから。
他人やメディアのマーケティングによって作られた理想の未来ではなく、あなたにとっての理想の未来を実現するためには、今の最高のパフォーマンスで過ごせるようにルーチンをつくることが大切なのです。
フレームを使う
ワタシ自身もPDCAノートというフレームを使うことで、1日5分の朝時間だけで昇進につながるレベルのパフォーマンスの向上がありました。
フレームがあると、思考で脳のエネルギー消費がありません。
フレームを使いこなすことが継続の大前提。
あなたのパワーをあなたの人生の目標そのものに対して集中して使えるようになります。
PDCAノートは、PDCAを回すためのペンとノートだけでできるフレームです。
あなたの持ち歩き可能な最大限の大きさでノートを用意して、PDCAを毎日回転させるフレームを持ちませんか?
今日も1日お疲れさまでした!
29年度も終わりですね。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。