ダライ・ラマは言っています。
「他人を幸せにしたければ、慈しみの心で接しなさい。
自分が幸せになりたければ、自分にも慈しみの心で接しなさい」。
言い換えると、回復を急ぐあまり、自分にプレッシャーをかけすぎてはいけないということです。
1 プレッシャーに押しつぶされないよう、休みを取ろう
トラウマになるような出来事の直後は、時間がスローモーションのように遅く感じられます。
1週間が7週間にも感じられるほどです。
監獄にとらわれたような感覚があり、自分をまったくコントロールできません。
ここで自分の回復に時間がかかっていること、活動できないことに、いらついてはいけません。
出来事から数か月後、あなたはもっと良くなってもいいはずだと思うかもしれません。
でも、理解してほしいのは、治っていく過程に決められたスケジュールなどないということ。
どんな時も100%完全に良くなったと感じたいかもしれません。
しかし、そんなことを望むのは非現実的ですし、いっそう失望することになりかねないのです。
6か月後、物事がうまくはこび、人生が良くなりそうという51%ポジティブな気持ちになれたら、それはとても重要な段階に達したということです。
お祝いをしましょう。
あなたは、うつうつとした状況からついに抜け出したのです。
立ち直るための課題
回復のスピードは、現実に即した期待を持つようにしましょう。
気分を改善するために達成可能な目標を設定し、焦らず少しずつ進みましょう。
どれだけ進歩したかを確認するため、ポジティブな気持ちやネガティブな気持ちを感じるたびに、日記に小さく+や-の記号を書き込んだり。
+の記号が増えるにつれ、目標達成のゴールが見えてきます!
2 1週間のうち、自分がいつ弱るのかを突き止めてみよう
スケジュール帳をながめてみましょう。
あなたが1週間の中で特に気分が良かったり、悪かったりする日はありませんか?
一番ストレスを感じるのは、いつでしょうか?
週末は辛いですか?
1週間のうち、訳が分からなくなってしまうような予定や状況はありますか?
祝日や記念日、誕生日などが感情的な危険地帯になるということもあります。
自分を知り、自分のために前もって計画を立てることは、あなたの気持ちを把握して管理していくためにとても有効です。
弱っている日というのはあるものです。
その日の朝や昼休み、何をすれば楽しく落ち着いた気分になれるのか、確認してみてはいかがでしょうか?
3.「解毒思考セラピー」を試してみる
気持ちの落ち込みを経験している人の多くが、アファーメーション(肯定的宣言)をしたりした経験があるもの。
さらに、「解毒思考セラピー」というのもあります。
次回の落ち込みの際に、簡単なのでトライしてみてもいいかもしれません。
やりかた
①まず、すばらしいことが起きた時のことを思い出す。
たとえば、スラムダンクシュートを決めたときのように、見事に何かを達成した時かもしれません。
信じられないような愛や賞賛を得られた時かもしれません。
②浮かんだ思考を、1つか2つを、1つか2つの強力な言葉に凝縮させます。
たとえば、
・上昇志向
・愛情
・魅力
憂鬱になる思考や力が受けてしまうよう思考が心に浮かんだ時、こうした解毒の言葉が作用します。
これらは、過去の成功の事実とつながっているため、トラブルを引き起こす潜在意識に速やかに浸透するため、効果が高いのです。
解毒の言葉を、スマホの画面のメモに書いて貼っておこうかと思います!
トラウマに残るような出来事があると、さっさと忘れてしまいたいという気持ちから、自分の回復をひどく焦ってしまうことがあります。
でも、それがかえって、治りを遅らせてしまったり・・・。
過去のあれこれを思い出すと、「のんびり構えて、6か月後に気持ちが51%ポジティブになればOK!」と自分に言ってあげれば、かえってもっと自然に回復したんだろうなと思いました。
今日も1日お疲れ様でした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。