ある人が引っ越しをしたら、部屋の空気がよどんで重たかったので、「ありがとう」と言いながら掃除を始めたそうです。
すると、部屋の中でプチプチと音がし始め、音の方向を見ると、プチッというたびに光っている。
何百回か言い終わったら音がしなくなって、部屋の空気が雰囲気になり、気持ちよく練られるようになったそうです。
「ありがとう」は、万能薬。魂まで鎮めてくれる。
ありがとうという言葉で、何か霊体が消えていったのです。
この言葉は魂を静める言葉でもあるのです。
もともと、「ありがたし」というのは釈迦が言った言葉で、サンスクリット語で「めったい存在しないことである。だからありがたし」という意味でした。
釈迦の言葉ですから、宇宙と通じる言葉でもあり、本来は神仏に使う言葉で、人間に向かって言う言葉ではありませんでした。
空を見上げた時には、ぜひ「ありがとう」と一言。
きっと届くはずだと著者は言います。
心がこもっていなくても「ありがとう」と言うと神様の疲れが吹っ飛ぶ
親は子に何かをしてあげるときに、見返りが歩かないかは関係ありません。
いくらでもしてあげます。
でも、子どもがそれを当たり前という態度を続けていると、親はむなしさ、悲しさ、疲れを感じるようになります。
そんなとき子どもが一言でも「ありがとう」と言ってくれると、疲れが吹っ飛ぶだけでなく、「もっとしてあげよう」という意欲がわきます。
心がこもっていなくても、口先だけでも、邪心があっても。
親子関係は神様と人との関係と同じだそうですね。
神様は私たちへ、好意や善意の雨をシャワーのごとく振らせています。
見返りや報酬がなくても、いくらでもあたえてくれます。
それが神様の当たり前です。
でも、感謝せず、それが自分ですべてやっていると思っていたら、神様も疲れを感じるかもしれません。
神様に向かって「ありがとう」と言ってみる。
そうしたら、神様も疲れが吹っ飛んで、「もっとしてあげよう」と思うかもしれません。
あなたを批判する人たちは、「批判する」役割をしてくださっている味方
たとえたった一人からだとしても、厳しい言葉を言われると落ち込むものです。
人間だれしも、人から好かれ、わかってもらいたい、ほめてもらいたいと思っているものです。
でも、すべての人から「あなたは正しい、立派だ」とほめられると、あなたはうぬぼれてしまいます。
逆に、すべての人が「お前はダメだ、間違っている」と言ったとすると、あなたは自信や意欲を失って、成長を止めてしまうでしょう。
人を最も効率よく成長させるのは、賞賛と批判を50%で与えることです。
私たちは、生まれる前に根性で出会うすべての人にどちらかの役割をお願いしあっています。
その結果みんなみごとな「賞賛50%、批判50%」の人生を送っています。
批判50%の人たちも、「批判する」役割をしてくださっている、あなたの味方です。
そう思うと、ちょっと批判する相手にも感謝の気持ちが出てくるかもしれません。
感謝する相手が増えるかもしれません。
小林正観さんの本は、心が洗われます~!
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。