「仕事とプライベートの切り替えが重要」
「オンとオフのメリハリが大切」
と言われますが、本当にそうでしょうか。
著者はビジネスキャリアを積み重ねて、経営コンサルタントを務めてきましたが、
ずば抜けて仕事が仕事ができる人は、「切り替え」「メリハリ」の認識を持っていない人が多いそうです。
たとえば、休日の午後にランチを食べに行って、
「リーズナブルでおいしかった!」
と満足する人と、
「なぜこの値段で、このクオリティの料理が提供できるんだろう?」
と考える人がいます。
どちら仕事ができる人なのかは、説明するまでもありません。
生涯年収は、日々の食べもので決まる
「無事これ名馬」という格言もあります。
これはビジネスパーソンも同じ。
まず、健康管理ができていること=フィジカル・マネジメントは、ビジネスパーソンには不可欠です。
忙しいからこそ食べ物にこだわる
そのために第一に考えるものは、身体に取り入れるものの選択です。
「あなたは、あなたの食べたもので、できている」
味の素のCMで使われたキャッチセールスです。
「身体に害のあるものを食べない」ことは、フィジカル・マネジメントの基本。
あなたの食のマイルールは何でしょうか?
・水を大量に飲む
・カフェイン、アルコールを飲まない
・添加物をさける
・たんぱく質を摂る
・糖質を避ける
・夜8時以降は食べない
たとえば著者は、朝フルーツだけ食べるのですが、ホテルの朝食にフルーツがついているとは限らないので、出張は「いいスーパー探し」から始まるそうです。
いいスーパーが見つかったら、その近くでホテルを探すこともあるくらいです。
5年後、10年後のあなたの健康のために、目の前の食を考えるのも、素敵ですね。
毎日鏡で自分の全身を見る
著者は13年前あともう一歩で100㎏の大台になるほど太っていました。
夜中の食事、毎晩の大酒、甘いものをガンガン食べる生活だったのです。
ロサンゼルス出張からの帰りの飛行機で、「これではいけない」と気づきました。
アメリカでは一人分のボリュームが半端ではないなか、ついつい食べ過ぎて出張中を過ごした著者。
帰国の飛行機の中、パンツのウエストが突っ張って座れない。
仕方なくベルトをゆるめ、ファスナーを少し下げて座ったら、今度はファスナーが全部下りて閉まらなくなりました。
慌てて毛布で隠しましたが、
「俺の身体、どうなっているんだ」
と、イメージの中で俯瞰しました。
バーチャル幽体離脱のような感じです。
「誰だよ、この無様な男は・・・」
すると、いろいろ思い当たる節が出てきました。
確かに仕事をしていてもすぐ眠くなるし、疲れやすいし、すぐ息が切れるし、判断力も鈍っている気がする・・・。
当時著者はドクターシーラボの社長を務めていて、会社は絶好調でしたが、油断していたと反省。
健康と美を扱う会社の社長がこんな体型では、顧客や取引先への説得力も何もないので、すぐにダイエットを始めたのでした。
食事改善と、運動を始めました。
途中で辞めないように、都内のマラソン大会にも申し込みました。
やるしかない、と月に走る目標を立てて実行しました。
9か月で90㎏の体重が57㎏まで落とすことができました。
著者がやってみて、何よりも大事なことは「気づくこと」。
そして「始めること」。
「今の自分」を見つめなおすことが、健康な体を作る第一歩だと実感しています。
簡単なのは、鏡を見ることです。
全身が映る大きな鏡で、自分の姿を毎日見る。
それだけでも、自分の身体の状態についての「気づき」を得ることができるのです。
今日は少しは休めましたか?
お盆くらいは、休んでくださいね。
素敵な夢が見られますように。
では、また。