住まいの環境は健康にとっても重要です。
本著はスウェーデンの人が書いているので、「さすが北欧!」という感じがする今回です。
家の中が散らかっていると、ストレスを引き起こしかねません。
同じ家族でも、散らかっているという認識はそれぞれ異なります。
完璧でなくても、すっきり片付いた家で暮らす
大事なのはそうした違いに共通の認識を作っておくことでもあります。
完璧主義は、整理整頓やきれい好きとは違います。
完璧主義は病的な習性であり、脅迫症や恐怖症にもつながる場合もあります。
整理整頓とは、ものがあるべき場所にある状態のこと。
インテリア雑誌に出てくるような部屋である必要はなく、生活感はあっていいのです。
ストレスを抱えているときは、頭の中がいわば混沌とした状態で、自分の内面がそんな状態ならなおさら、外部の環境を整えるのが重要です。
整理整頓のヒント
ものを置きすぎない
不要なモノは、すべて片づけるか処分します。
ベッドやソファの⇓、ドアの後ろなども、そこにものがあるとわかっていると、リラックスした気持ちになれないものです。
クローゼットを片付ける
クローゼットを開けた時、すべてが整然としていると気持ちいいものです。
賢く収納しましょう。
積み重ねるもの、吊るすもの、広げておくもの、たたんでおいておくものなど、それぞれに合った方法でしまいます。
壁面も整える
恵、写真、棚など、壁に欠けるものはすべて互いに、また、そばにある家具などのインテリアとも、統一感があったほうがいいでしょう。
そうでないと、どれもが壁の上でばらばらな感じがしてしまいます。
部屋の模様替えを楽しむ
一部屋ずつじっくり考えてから、家具をいろいろ動かしてみましょう。
整理して不要なものを処分し、模様替えした後の部屋になれるまでしばらく様子を見ます。
どういう部屋にしたいかを家族で話し合ったり。
みんなが気に入るような模様替えにしましょう。
心からくつろげる部屋に模様替えする
自分の好みの色は言えても、色が自分にどんな影響を与えているかまで考えている人はそれほど多くありません。
自然界の色にはすべて意味があります。
存続のために昆虫を惹きつける必要がある植物は、たいてい鮮やかな色をしています。
どこでもよく好かれる色は青です。
空が青なので、誰もが共感できる色なのでしょう。
唇が赤いのはホルモンを分泌させて性的に刺激するため。
インドでは紀元前2000年ごろにはすでに、色が癒し行為に用いられ、エジプトでもかなり古くから色が療法に使われていました。
色や光が人体に及ぼす影響について、様々な医学研究がされてきましたが、その結果、色が人体のホメオスタシスに影響します。
松果体と脳下垂体は光に反応してホルモン分泌を行います。
感情、思考、血圧、体温、呼吸、免疫反応は色の影響を受けています。
色光には癒しの効果があります。
たとえば青い光(ブルーライト)は、新生児黄疸の治療に世界中で用いられています。
色には、それぞれが持つイメージと感情を刺激する影響力があります。
文化によって、色の持つ意味やイメージは変わります。
大事なことは、あなたの持つ感性です。
あなたの身のまわりの環境に対して色を使う場合、インテリア雑誌などを参考にするより、あなたの感性を大切にすることです。
インテリア雑誌は新しいものを購入させていくこともねらいとして隠し持っています。
流行に左右されていると、本当に気持ちの良い環境を作ることが難しくなってしまいます。
また、部屋に気分を良くするものを置いておくのも、あなたの気分を左右します。
・すっきり整えた空間にする
・心地よい連想につながる自然のモチーフや素材を使ってみる
・光、とくに太陽光をたっぷり採り入れる
・柔らかい間接照明やキャンドルなどをつかってみる
・あなたの好きな色を取り入れる
・絵や写真など意味のある飾り物を取り入れる
・観葉植物のような、自然のものを取り入れる
こんなことから始めてみるのも、いいかもしれません。
今日も1日、お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。