猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「あとまわし」の習慣を何とかする方法~『発達障害の僕が「食える人」になったすごい仕事術』借金玉

今日は、「手を付けられない」を5秒で解決する「儀式」です。

 

実は、発達障害系のなにがしかを持つ人の中には、「あとまわし」にする癖がある人が多くいます。

この習慣があることで我々は、小さいころから親や教師から「怠けもの」の烙印を押されて生きてきたりしています。

しかし、これはそうした障害系のなにがしのなかに、はっきり含まれるものであり、決して「怠けている」わけではないのです。

脳が「あとまわし」にしてしまう回路を持っているだけ。

 

でも、根性論で何とかならないんです。脳の問題なので。

だから、私たちを変えるのではなく、環境を変えましょう。

もう、自分を「あとまわし」問題で、あなた自身を責めるのはおしまいです。

f:id:understandLove:20180908132256j:plain

たとえば、プロジェクト単位の仕事や資格試験の勉強で、数か月~1年で終わらせるべきタスク・・・。

鬼門ですよね。

これが完璧にできれば、人生大体うまくいく!ってくらいの難易度です。

始めは「よっしゃ、やるぞ!」とやる気一杯なのに、期間の3~4割をドブに捨てます。

焦燥感が発生し、ますますイヤになってくる一方、それが気がかりで日常生活にも支障をきたしてきます。

「やらなきゃ、でもまだ時間があるし・・・やらなきゃ」。

そして、残りが半分から3割を切ったとき、おもむろに「やるぞぁぁぁ!」となって、いい方のシナリオでは、過集中がガンガン発生し、細かいことはよくわからないけど、成果は出た、という感じになります。

悪い方は、言うまでもありません。

結局「何かわからないけど、何とかなった」みたいになり、再現性は基本的に無いので、いつもそうなるとは限らない。

しかも、あの「何とかなった!」は常習性があるので、確実に「癖になる」のです。

何が何でも手を付けるために

私たちの人生で「何かやる気がどうしても出なかった」というアレがなければ、たいていうまくいくのではないでしょうか?

長期的にモチベーションを維持し、一定の作業効率を維持するのは、それだけ私たちには難しいことで、実際問題これが100%できる人は、そうそういないでしょう。

 

しかし、少しずつでもこれに対応する方法があります。

まず第一に「とりあえず手をつける」がとても重要な概念です。

 

たとえば長期の休養期間(という名のだらつきタイム)をはさみ、作業効率が再度低下し、予定も大崩れ、これは本当に良くあることです。

モチベーションが低下したら、邪魔者が山ほどいます。

机の上は片付いていないし、メールは返していないし、洗濯物もたまっています。

それに触ったら、おしまいです。

モチベーションをもう一度上げるための著者お勧めの「5秒でできる儀式」があります。

机の上のものをざばーっと一気にスライドさせて落下させ、作業スペースだけは確保してしまう(!!)やり方です。

これは「やってやった!」という爽快感がすさまじいそうです。

 

「ハマ」る状況をつくり出す

長期タスクをやり遂げる第2のポイントは、「ハマる状態をつくり出す」ことです。

長期タスクは序盤が本当に苦しいのです。

進捗も達成感もないからです。

それを著者は「千里の半ば」と呼んでいます。

 

とにかく、この千里の半ばまで到達することが一番大事です。

逆に、半ばまで来ていれば「今さら後には引けないんだ。お金も時間も費やしているんだし・・・」という心理になっています。

この心理を利用し、意図的に「ハマる」をつくり出すことができます。

 

パチンコならその強いモチベーションは、「取り返したい」というときに置きます。

3000円負けているくらいなら、何でもないけれど、3万円まけている状態なら「損失を取り戻したい」心理が強くなります。

元来衝動性が強く、依存に陥りやすい著者。

現在はギャンブルをやらなくなりましたが、こうした「悪しき習性」を良い方向に利用することが可能になったことに気づいたのです。

 

具体的なメソッドに落とし込むには、簡単です。

パチンコは500円ずつの投資が積み重なって、後に引けない金額になります。

そこで同様に、毎日、あるいは毎週少しずつのコストの投下を繰り返していくのです。

これは、金銭的コストと労力的コストの両方を含みます。

というよりは、この2つを組み合わせることで効果的に強化できます。

たとえば参考書を買いそろえるなら、一時にすべてを購入するのではなく、1冊ずつそろえていく。

また、学習も思い立って1日丸ごと勉強するのではなく、1日30分だけやる。

ほとんどそれが無為に終わっても、繰り返すことが重要です。

f:id:understandLove:20180908135143j:plain

依存症・・・になりやすい自分を死ぬほど自覚しております。

カフェイン、甘いもの、スマホ、マンガ、仕事・・・。

スマホの漫画レンタルに10万単位でぶちこんでおります。

時間もすごく使っているし・・・。

友達に誘われてついていったパチンコ屋で500円だけ打ったときに、「これはクるやつだ!人生を狂わせるくらいの依存症になる自信がある!」と感じて2度と近づかないことを誓ったこともありました。

 

依存しやすい体質ならば、それを逆手に取るのは、とても強力な自分の助っ人になってくれそうです。

今抱えているプロジェクトも、びっくりするくらいやる気を失っているので、月曜から早速手を付けたいと思います。

 

学生の時に、中間・期末テスト対策で「1か月前から、1日少しずつ勉強していく」という手の目標を立て、達成が1回もありませんでした。

「なんでこんなに自分は怠け者なんだろう・・・」と毎回自己嫌悪するのですが、どうにもなりませんでした。

(そして、そのツケは受験の時に返す羽目になりました)

 

「仕事を始めるときは、机の上をがーっと片づけてしまう」「コストや時間を投下して”もったいない”を引き出す」ことをやってみようと思います。

一緒にがんばりましょう!

 

今日は、少しは休めましたか?

ゆっくり休んでください。

あなたが見たい夢が見られますように。

月曜日から、楽しい毎日になりますように。

では、また。

f:id:understandLove:20180902192541j:plain