本著を読んで、自分自身も「他人の正義感」に振り回されていたことに気づきました。
これって本当は、かなりやっかいな代物です。
正義感を振りかざして、自分の怒りを正当化する人がいますよね。
勢いよくやってくるから、もっともらしく聞こえて、こっちもへこんじゃったりしますけど、よく考えるとちょっと違うなと後から気づいたり。
これをスルーして、一緒にもっと自由になりましょう。
以前著者は「自称レストラン批評家」に絡まれて大変なことがあったそうです。
著者が紹介したトリュフご飯の店のことででした。
その店は、トリュフだけでなくトリュフオイル(トリュフが入ったオイル)を使っていたとか。
その「自称レストラン批評家」は、それが卑怯だと思っているらしいのです。
かなりどうだっていいですよね。
正義感というのは、本当にやっかいですよね。
あなたもそうした感情を向けられて、困ったことがあるかもしれません。
相手は自分が正義だと思っているから、反論さえ許さず、とことんまでやってしまうのです。
でも、正義とは絶対的なものではありませんよね。
相対的なものです。
人によって価値観は違うもの。
端から「金儲けは悪」と思い込んでいる人間もけっこういるそうですが、そうしたら資本主義は成り立たないことになります。
自分が絶対的な正義だという前提では、議論は成り立たないのです。
自分がいろいろ言うのは勝手ですが、こちらにも言い分があります。
それも聞かないのであれば?
スルーするしかないのです。
忙しくしていれば、そういう悪口に対応する時間はありません。
いちいち対応するのは、時間の無駄です。
ちょっとへこんでも、そのうち忘れてしまいます。
あなたには、もっと楽しいことがあるのですから、悪口に構っていることはないのです。
悪口を言われると、ずっと引きずるほどショックなこともありますが、相手の方は特に嫌いだとか深い考えがあってやっている事ではないことも多いのです。
もちろん悪口を言うような人を肯定する気は、著者には毛頭ありません。
でも、あなたの時間を無駄にしないためにも、「悪口はスルー」が正しいのです。
ワタシは人の感情との境界線がヨワイので、他人の「正義感」に飲まれやすいです。
ガーーッと怒られたりすると、もうひたすら悲しくなります。
で、かなりへこみまくるんです。
でも、あなたもありませんか。
やたらに怒られた日、帰り道で振り返ったとき。
「あれって、そんなに怒られるようなことだったっけ?」
「いや、あれはただの八つ当たりのような気がしてきたぞ・・・」
「あの時泣きそうになったジブンに『いいんだよ、気にするな』って言ってあげたい・・・(涙)」
いや、反省しなくちゃいけないことだってありますけど、ね。
今日も、お疲れ様でした。
ゆっくり休んでください。
うんと素敵な夢が見られますように。
では、また。