猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「理解してもらう」はゴールにならない~『1分間で話せ』伊藤羊一

さて、人にプレゼンするとき、「何のために話をするのか?」を言語化すると、

「(どこで)誰に、何を、どうしてもらいたい」

という構造になっています。

カギは「誰に」です。

相手に賛同してもらうか、動いてもらうかを目指すわけですから、当たり前です。

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相手は誰か?どんなことに興味があるのか?

カギは「誰に」です。

それをイメージしながら、話を組み立てていきます。

まずは、相手が何を考えているかについて考えます。

具体的には

・どのような立場か

・どのようなことに興味があるのか

・どのようなことをこの話に求めているのか

・専門的な要素についてどのくらい理解できるか

・何をどんな風に言うとネガティブな反応をするのか

 

聞き手をイメージできると、その人たちの反応を想像しながら準備することができます。

話す内容、言葉遣い、話し方など、その「聞き手のイメージ」にも続いて伝える内容を創り上げていくわけです。

ゴールは何か 「理解してもらう」はゴールにならない

たとえば、次の2つを比べてみてください。

 

A「営業部と連動して、より欠品に対して迅速に対応できるシステムを開発したいのです」

B「営業部と連動して、より欠品に対して迅速に対応できるシステムを開発したいのです。つきましては、営業部長の〇〇さんに部長からもお話しいただけませんか」

さて、どちらが仕事をスピーディーに進めることができるでしょうか?

 

考えるべきは「ゴールは何か」です。

このプレゼンを通して、「聞き手をどういう状態にもっていくか」「どこをプレゼンのゴールとするのか」を言語化します。

具体的に言えば、

・聞き手が賛成でも反対でも、何らかの意見表明をしてくれればいいのか

・聞き手が賛成してくれたらいいのか

・聞き手に動いてもらう必要があるのか

というように、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決めるのです。

 

私たちはつい、このゴールを強く意識することなくプレゼンの準備をします。

すべてのプレゼンはゴールを達成しるためにあります。

聞き手をどういう状態に持っていきたいか、それを実行するためには何をすればいいか、何を伝えればいいかを逆算で考えていくのです。

 

テーマやパワーポイントにこだわった資料作りばかりに邁進すると、当日上司から

「うん、わかった。それで、結局、君はどうしたいの?」

と質問され、

「それについては、また別途ご相談します」

と、話が進まなくなってしまうのです。

聞き手に「理解したうえで、どうしてほしい」のか、君が動くのか私が動くのか、どうすればいいのか、必ず考えなくてはならないのです。

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「相手をどう動かしたいのか」を意識すると、確かに内容が精選されていきますし、付け加えるべきところも見えてきたりしますよね。

明日は「根拠は3つ」など、話し方について一緒に読んでいただければと思っています。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

明日からの毎日も、あなたにとって最高の日々になりますように。

では、また。

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