猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「傷つきやすさ」は人を魅力的に見せる~『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』マッツ・ビルマーク、スーザン・ビルマーク

弱みを見せることは、とても勇気が必要なことです。

でも、弱みを見せてくれる人って、正直言って「信用できる人」でもありますよね。

(四六時中愚痴ばかり言っている人、というのは まったくの別物ですよ)

 

完璧な人などいません。

人はみな、その人なりにすでに完璧なのです。

自分自身や社会の期待すべてに応えようとするから、心は折れそうになります。

 

そんな「自分自身への過度な期待」から抜け出せている人は、人に弱みを見せる力があります。

そんな人の前では、誰もがリラックスできますよね。

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先日ご紹介している本ではあるのですが、「傷つくこと」について、北欧の人も似た考え方を持っているので、ふりかえりです。

日本人と同じく勤勉さを強く持つ北欧人は、頑張りすぎてうつになりやすくあります。

夫のマッツは昔からリーダー、起業家タイプで、社交性や愛想の良さを隠れ蓑に、実は不安症を長年不安症を抱えていました。

妻のスーザンは子どものころ、とても内気でしたが、創造力豊か。

活発な友達に囲まれ、周囲の影響でやがてやりたいことを思い切ってやれるようになり、自信を持つことができました。

しかし、嫌われるのが怖くてノーと言えなかったこともあり、疲はい性うつ病になりました。

弱みを見せる勇気のつけ方

ヒューストン大学のブラウン研究享受は、「傷つきやすさ」の研究で世界的第一人者です。

その研究によると、うしろめたさ、恥ずかしさ、見捨てられる不安の根底にあるのが、「傷つきやすさ」です。

しかし、「傷つきやすさ」はまた、人との絆を結ぶのに必要なものです。

ブラウン教授によると、人は他人の傷つきやすさを知りたがるそうです。

傷つきやすさを見せることは、本当の自分を表に出すことなので、わかり合うことに役立つのです。

それなのに、自分の傷つきやすさを見せようとする人はほとんどいません。

この研究で、傷つきやすさを一番さらけ出せる人は、自分はこうあるべきという考えをあっさりと棄てて、ありのままでいようとする傾向が一番強いこともわかっています。

そのような人たちにとっても、傷つきやすい自分をさらけ出すのは辛くて恐ろしいことでした。

それでも、この人たちにとって、傷つきやすさはさらけ出さずにはいられないものだったのです。

さらに、このような人たちは、不安を抱くことなく人と気軽に接することができるという共通の傾向が見られました。

 

傷つきやすさに関する3つの思い込み

①傷つきやすいのは気弱だから

これが一番危険な思い込みです。

傷つきやすさを見せる勇気がある人は、精神的に強いのです。

②傷つかないように注意すればいい

傷つかないようにしているだけではダメなのです。

人付き合いを避け、距離を置くことになるだけです。

そうではなく、傷つきやすい状態のときの自分はどういう反応をする傾向があるか、考えてみるべきです。

③傷つきやすさは隠すか、さらけ出すか、どちらかしか選べない

傷つきやすさをさらけ出すこととあらゆる感情をいつも表に出すことは、別物です。

ただ、自分に対しても人に対しても思い切って心を開いていくたびに、本当の自分をさらけ出すことが、だんだん怖くなっていくのです。

こうした機会を重ねていくと、傷つきやすい本当の自分をもっとさらけ出そうという気になるのです。

 

ありのままの自分ではだめだと思っている人もいます。

こうある「べき」に従っていないと、人から何を言われるかと心配なのです。

ところが、実はその逆なのです。

人間味のある面を見せることで、人に好かれやすくなります。

自分が心を開けば、相手は自分と同じものを感じ、打ち解けやすくなるのです。

人は、ほかの人たちの中に自分と同じものを見つけたがり、同じものを見つけると、理解・共感しあえていると感じて気分がよくなるものです!

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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