自尊心を傷つけるような、必要以上に批判的でネガティブな気持ちは、ごく幼いころから始まっている可能性があります。
不幸な環境や出来事で、拒絶観、場違い、溶け込めない感じを持つようになったのかもしれません。
自分を受け入れれば、他人も受け入れられる
めったに褒められなかった(ワタシもそうでした)、理不尽に責められて非難された、虐待さえされた人もいるかもしれません。
そうした体験から、自分には取り柄がない、愚か者、役立たず、無能と決めつけているかもしれません。
この決めつけが、自分を価値のない、つまらない人間だと考えさせているのです。
自分が考えていることを思い切って言えないのは、受け入れてもらえないのが怖いから、あるいはすべて完璧でなければならないと思い込んでいるからです。
自信のない人は、他の人に肯定してもらおうとしたり、持ち物で自分の価値を確認しようとしたりします。
自尊心を高めると、人の欠点も受け入れやすくなり、共同作業がしやすくなります。
自分がもっと好きになり、自分に満足するので、自己批判をそれほどしなくなります。
自尊心が高いと勇気も得られます。
人付き合いの場でもうちょっと踏み込んでみる、自分の考えを言ってみる、決心する、新しい人と知り合う、といったことを思い切ってできるようになります。
「感謝日記」をつける
自尊心を高めるためには、自分の行動だけでなく、ありのままの自分をたびたびほめてあげる必要があります。
経験のないこと、怖くてできなかったことを思い切ってやってみると、自尊心が育ちます。
まずは、自分自身にも周囲の人にも、これまでとは別のやり方で対応することから始めましょう。
人からどう思われているかよりも、自分で自分をどう思うかがはるかに重要です。
人生におけるポジティブな面に集中していると、もっと楽観的になって、ポジティブなエネルギーを周りに広げられるようになります。
すると今度は自分も、さらにポジティブなエネルギーを得られるようになるのです。
練習が必要ですが、もっとポジティブになることも、考え方を変えることも可能です。
元気づけてくれる人、支えてくれる人、幸運を祈ってくれる人と親しくするようにしましょう。
ポジティブなメッセージやアファーメーション(肯定的自己暗示)に囲まれるようにしましょう。
自分へのメッセージを書いて、冷蔵庫の扉、鏡、ノートパソコンなど、毎日目にするところへ貼っていきます。
習慣化に役立つのが、「感謝日記」を毎晩つけることです。
ベッドのそばにノートを置いておき、毎晩寝る前に、感謝していることを3つ書き留めます。
その日あったことでも、これまでにあったことでも構いません。
感謝している自分の一面や、ほかの誰かのことでもいいのです。
「べき」と思わない
うしろめたさを感じている人は過去のことをあれこれ考え、時間とエネルギーを無駄にしています。
日々の暮らしに関して、次のようなうしろめたさを感じることもあります。
・子ども、パートナー、友人、親ともっといっしょにいるべきなのに
・もっとバランスのとれた食事をし、もっと体を動かすべきなのに
誰にでも親切にし、役に立ったり、支えたりしたくても、実際そうすれば、自分の時間がほとんどなくなってしまいます。
他のみんなを大事にして、自分のことを後回しにするとします。
自己軽視や自己蔑視につながりかねません。
断ったり一線を引いたりできない自分に失望するからです。
子どもの頃のトラウマや家庭崩壊などの出来事に、うしろめたさを感じている場合もあります。
親の別居や虐待、トラウマになったことなどもそうです。
子どもだったあなたの身に起きたことは、それが何であれ、あなたの責任ではまずありません。
仮にそうだとしても、ずっと苦しんで、後ろめたい気持ちを長年抱えている必要はないのです。
最近枕もとでPDCA日記をつけているので、今日から「感謝」の欄をつけようと思います!
感謝は力をくれますもんね。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。