気の読みすぎ、がんばりすぎに疲れたら、「好き」や「居心地の良さ」を優先してみませんか。
ふつうの毎日を満足げに生きる、ねこと、パリの人々みたいに。
パリジェンヌは気高く気まぐれ。
しかもひとりで気持ちよさそうに過ごしています。
外見はごくシック。
でありながら、内面はごく生物的本能に任せたナチュラルな生き方をしているそうです。
今週末は、そんな「外見はシックでも、内面はリラックスした」時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。
マイ特等席でひなたぼっこ
パリの人たちは、おひさまが大好物。
だけど、パリの天気は気まぐれで、しょっちゅう雲隠れします。
だから、雲が切れて日が差したら、すぐさま外にでかけて、日の当たる気持ちのいい場所で日向ぼっこを開始します。
カフェのテラスもいいけれど、公園のベンチも捨てがたい。
家のベランダに出るだけでも、気持ちは変わります。
好物をめいっぱい食べるように、日光浴です。
現代人は太陽を浴びると体内で合成されるビタミンDが不足がちだと指摘されていますが、そういうことを頭で考えるより、「ここ、気持ちいい」という直感が先に来ているんじゃないかと思います。
ねこの日光浴は毛を殺菌して清潔に保つ目的もあるようですが、人間もおひさまを浴びると、体温がほんのり上昇します。
窓際でちょっと気持ちのいい時間を持つのも、週末のぜいたくな過ごし方ですね。
グルーミングで体を整える
ねこはしょっちゅう毛づくろいをしますね。
それは水分の蒸発による体温調節や、緊張した筋肉をほぐす効果、さらに子猫の時に母猫に舐められた”快感メモリー”を呼び起こす作用まであるそうです。
パリの女性も”グルーミング”は習慣になっています。
全身をおおまかにお手入れするところが、ねこと似ています。
「顔」に集中しがちなスキンケアですが、彼女たちは全身をまんべんなくケアします。
始めに顔とカラダ全体に化粧水をバシャバシャつけてから手でなじませ、補強すべき部位(顔、手足、リップなど)にクリームを足すだけ。
大雑把ですが、日々欠かさないルーティンになっているから、顔だけでなく手や唇、かかとだっていつも「しっとり」。
日本でも冬は乾燥して、肌表面が引っ張られる感じがしますね。
あれが365日続くのがパリ。
だから、保湿ケアはマストです。
心理面のメリットもありそうです。
肌をマッサージすると心も落ち着きますし、自分の調子や疲れにも気づけます。
毎日たっぷりのクリームを塗らなくても、肌に触れるだけでも効果は十分あります。
シネマで心をすっぴんにする
パリでシネマ。
なんだかおしゃれで大人なイメージがありませんか?
ところが実際のフランス人の鑑賞すがたは、「子供みたい」だそうです。
ダイレクトに喜怒哀楽を表に出し、感じたままに天然アクション。
思わず「ははっ」と笑ってしまったのが自分だけでも、誰も気にしない!
「家の中でパパだけ大笑いしても、みんな知らんふり」というのと似た感じです。
映画は静かに観るもの、という日本のマナーがありますが、それを無視して感情のままに楽しむと、驚くほどスクリーンの世界に強く引き込まれるそうです。
日本ではなかなかできないから、いっそお部屋で思い切りシネマ鑑賞するのもいいかもしれませんね。
素敵な週末になりますように!
あたたかくして、素敵な夢を。
では、また。