他の足軽たちと集まって、「どんな望みがあるか」を互いに言い合うことになりました。
積み重ねると、遠くが見える
みな口々に「殿様になりたい」「百万石の国をとりたい」と言いました。
しかし秀吉の番になると、「今より百石多くもらえる身分になりたい」。
足軽たちは、「なんて夢の小さい奴だ」と一斉に大笑いしました。
が、秀吉はこう言ったのです。
「おぬしらは所詮かなえられない望みを言い合っているに過ぎない。
俺の目標はがんばれば必ず手に入るものだ。
空頼みではなく、手の届く望みなのだ」。
手を伸ばせば届く小さな夢をかなえ続けることで、とてつもなく大きな夢に手が届くようになります。
「天才?そんなものは存在しない。絶え間なく計画を立て、ひたすら勉強し、方法を探り続けることでその域に達するのだ」
オーギュスト・ロダン(フランスの彫刻家)
「人生で最も大切なことは、はるか彼方にあるものを見ようとすることではなく、目の前にはっきり見えるものをきちんと実行することだ」
トーマス・カーライル(スコットランド出身の歴史家・評論家)
「いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、まず立ち上がり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない。
その過程を飛ばして、飛ぶことはできない」
フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
逆にアリ、と思ってみる
彼が比叡山で修行に励んでいたころ、様々な煩悩に苦しめられていました。
そんな自分に対して修行が足りないと考えた親鸞は、さらなる苦行を自分に課すために京都の六角堂にこもりました。
そうした日々の中、ある夜に親鸞は夢の中でこんな言葉を聞いたのです。
「真の悟りを得ようとする者にとっては、まことに無益なことである」。
はっと目覚めた親鸞は、やがて下山し、仏教で禁じられた妻をめとりました。
他の僧侶や一般市民は、彼を破戒僧と非難しましたが、親鸞は妻をめとったことによって、いたずらに煩悩に邪魔されることなく、修行に専念できる自分を発見しました。
こうして親鸞は当時としては型破りな、妻帯や肉食をも認める浄土真宗を開くこととなったのです。
多くの人が非常識だと考えていることを逆にしてみると、新しい世界が開けます。
「逆説は、頭の働く人の思考癖である」
アンリ・フレデリック・アミエル(スイスの詩人)
「マイナスをプラスに変えることができるのは、人間だけが持っている能力だ」
「アップルをクビになったことは人生最良の出来事であることがだんだんわかってきました。
成功したことによる重圧は、再び初心者であることの軽やかさに変わりました」
今日も1日お疲れさまでした。
週末少しは休めましたか?
素敵な夢が見られますように。
では、また。