孤独は優れた精神の持ち主の運命である
困難な情勢になって
はじめて誰が敵か、
誰が味方顔をしていたか、
そし誰が本当の味方だったか
わかるものだ
小林多喜二(日本の作家、小説家)。
人間関係は実に面倒です。
が、現在コミュニケーション能力が小学校のスクールカーストの大きな要素にさえなっています。
でも、それは社会に出ても同じだったりします。
人間には危機から逃れようとする本能があるから、疲れたら1人になるのも自己崩壊を防ぐための大切な本能であると著者は言います。
人間元来1人で生まれて
1人で死んでいくのである。
大勢の中に混じっていたからって
孤独になるのは、わかりきったことだ。
田山花袋(日本の小説家)。
最高のものを求める人は、つねにわが道を行く。
人間は最高のものを決して共存しない。
幸福になろうとする人はまず孤独であれ。
ハーマーリング。
どこにも人を引きつけるところを持たないことを
自覚している人間は、それについてくよくよとあせるより、
自然のままで1人で生きている方が賢明である
河盛好蔵(フランス文学者)。
2016年の「朝日デジタル」からの記事だそうです。
手っ取り早く孤独を手に入れる商品が売れているそうです。
簡易防音室「だんぼっち」。
段ボール製、半畳ほどの広さで5万9800円。
中で立ったり、両手を広げたりすれば、壁にぶつかるほどの広さ。
(中略)想定した使途は、ネットに登校する動画などの撮影ルーム。
しかし、実際には「1人でこもる」「集中して本を読みたい」といったニーズも多かった。
20代の男性を中心に2千だいが売れた。
人間関係に疲れ、どうしようもなくなったときには、このような商品で1人になってみると、自分の内側から力がよみがえってくるかもしれない、と著者は言います。
もっとも、人間関係に疲れ切って切羽詰まった気持ちになっている人は、躊躇せずに治療を受け、薬の処方をしてもらうことも勧めています。
著者は初対面の人に会ったとき、「この人とつき合うと面倒な人間関係に巻き込まれそうだ」ということを直感的に感じるそうです。
そういうときは、相手に近寄るスキを与えないのだとか。
誰とも良好な人間関係を維持しようとして疲れ切ってしまうと、作家としてよい作品が書けなくなるので、多少気難しい人と思われてもかまわないと考えているそうです。
次に、<労働>に関する名言。
人生の前半は活力があるのにチャンスがない。
人生の後半はチャンスがあるのに活力がない。
仕事が楽しみなら人生は楽園だ。
仕事が義務なら人生は地獄だ。
人に魚を与えれば
1日で食べてしまうが、
人に釣りを教えれば
一生食べていける。
老子(中国の哲学者)
今日もお疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。