失敗をしにくい世の中になっていると思います。
しかし、人生はトライ&エラー。
今年は「リスクをとれる自分になりたい!」と思うのです。
リーダーの言葉から、勇気の出そうなものを一緒に読んでいただければと思います。
人生は「見たり」「聞いたり」「試したり」の3つの知恵でまとまっているが、一番大切なのは「試したり」であると思う。
僕は見たり、聞いたり以上に「試す」。
その代わり失敗も多い。
失敗の数に比例して成功しているとも言える。
本田宗一郎は、こんなふうにも言っているそうです。
「同じ時間で成功するにしても、その内容は、1度で成功した者よりも、10回失敗した人のほうが豊かだと思うよ」。
失敗を学びの対象として、恐れず失敗できるようになりたいものです。
困難は次々やってくるからおもしろい
人生はいろいろな難関に出くわす。
難関が次から次へとやってくるからおもしろいのだ。
日本がオリンピックに初出場したときに尽力したという、今ドラマで取り上げられている人ですね。
人生でも、仕事でも、必ず苦難に直面するときがあります。
そのとき、辛くて苦しい思いをし、気持ちも落ちこみます。
そんなとき、「難関があるこそおもしろいのだ」と思えれば、乗り越えられるのかも。
イギリスの著述家サミュエル・スマイルズは、「困難はよき師友である」という言葉を残しています。
順境は人をダメにする
自分を進んで危機に追い込んでいき、持てる全力を投入する。
これが本当の人生である。
イギリスのことわざに、「繁栄は人の悪徳をさらけ出し、逆境は人の美徳を明らかにする」というものがあります。
会社の経営がうまくいっているときほど、手柄の取り合いや派閥抗争と言ったものが起こります。
社員たちも自信過剰になって、慢心したり、安心して仕事に一生懸命に打ち込まなくなったり。
一方会社が逆境にあるときはどうでしょうか。
業績悪化の原因を擦り付け合ったり、会社から逃げ出す社員も、一部いるかもしれません。
しかし、多くの社員が一致協力し、逆境を乗り越えようとがんばっていくものです。
その意味では、むしろ逆境の方が、個人の能力や組織の団結力が発揮されるかもしれません。
挫折
失敗は恥ずかしいことではない。
失敗に意気がくじけてしまうことが恥ずかしいのです。
明治から昭和の銀行家で現在のスルガ銀行の創業者です。
幕末は飢饉の村を救うために農業をしていました。
村の繁栄のために貯蓄組合を創立し、金融業界を歩み始めます。
生涯、経営を通して、静岡の発展に貢献したそうです。
失敗を恥ずかしく思う必要が無いのはもちろんですが、肝心なことは、失敗で心がくじけてしまわないようにすることです。
「失敗した、終わりだ」と膝をつくのではなく、「失敗した、この経験が出発点だ」と、一歩進めることが大切です。
岡野喜太郎は、事業に失敗して岡野の銀行に来た、若い実業家を、こう言って励ましたそうです。
「事業家は、一度や二度失敗しないと大きくならない。
あなたはまだ失敗が足りないかもしれぬ。
失敗をすると世の中の本当のことがわかる。
それで初めて立派な成功ができる」。
失敗を恐れてしまうことがたくさんあります。
過去の失敗の記憶に、新しいことへの挑戦に二の足を踏むことも。
いかんですね。
ワタシも、もっと失敗が必要かもしれません。
あと3か月で今年度も終わりますから、慣れたポジションでひとつチャレンジしておくのには良い時期かもしれませんね。
春が近づいてきます。
新しい年度の挑戦に向けて、ちょっとずつ準備するのが楽しい季節です。
前倒しで準備すると、不安が期待に変換できますからね!
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。