「こんなことを言ったら、あの人に否定される」。
アドラー先生の『嫌われる勇気』を読んで感銘を受けながらも、つい空気を読んでしまう。
そうして自分が本当にやりたいことや思っていることを、飲み込んでしまうことがワタシはあります。
時間は誰にとっても有限。
先のことが不安で尻込みをしているくらいなら、その場しのぎの言い訳はやめ、今すぐ1歩でも先に動いた方がいい。
きちんと自分の足で人生を切り拓いていきたいのなら。
誰かに自分の人生の決定権を渡したくないのなら。
そう著者は言います。
著者は本音で生きてきました。
どうしたら本音で生きられるか、大事ではないかと思っていることは、次の3つです。
1.言い訳しないこと
2.バランスをとろうとしないこと
3.「自意識」と「プライド」を捨てること
他人のことは「ほうっておけ」
あなたは、一緒にいてもうれしくもなんともない人にまで好かれようとしているのではないか、と著者は問いかけています。
元TBSのアナウンサーの小島慶子さんが、小説『わたしの神様』で描いた世界。
外面は華やかなテレビ局の裏側で、女子アナたちが繰り広げる人間模様を描いた作品ですが、嫉妬、足の引っ張り合い、悪口のオンパレードです。
読んでいるだけで、気持ち悪い世界。
そんな人たちとは、誰だって仲良くなりたいとは思わないでしょう。
他人のことなんて、放っておけばいいのです。
ベストセラーになった『嫌われる勇気』の通りです。
「『他人の期待を満たす』ような生き方をやめる」こと、
「自分の課題と他人の課題を分ける」こと。
誰があなたについてどう思おうが、それはあなたの問題ではなく、相手の問題です。
他人が誰を嫌おうと、どう考えようと、それはあなたの人生にはかかわりのないことです。
一刻も早くそれに気づいて「放っておく」こと。
「相手が自分をどう思っているのか」なんてことにかかわりあって、自分の人生がなおざりになるなんて、本当にもったいないのだと著者は言います。
議論は平行線のままでいい
日本人は議論を避ける傾向があったり、全員が同じ意見でなければならないという強迫観念があったり。
著者はこれまで様々な人と対談してきました。
意見が合う人も、合わない人もいました。
例えば瀬戸内寂聴さんとは、死生観に共通点が多く、バイタリティにも感服しました。
しかし、まったくかみあわず終わった議論もありました。
だからといって、瀬戸内さんへの尊敬の念がなくなるわけではまったくないのです。
「お互いの価値観が異なっていることがわかる」というのは、とても大事なこと。
輪の中にいたい人は、自分の意見は言わず、周りの空気を読んでみんなと合わせようとしています。
もし意見が異なる人間がいたら、自分たちの輪の中から全力ではじきだそうとします。
意見が違うだけで、人格から人間性、生き方まで、全否定しようと躍起になったり。
周囲の「空気」や同調圧力など気にしていてもしょうがないのです。
同調圧力をかけてくる人たちは気持ち悪いけれど、それを気にして同調するのも、同じくらいに気持ちが悪いと著者は言い切ります。
輪のメンバーから嫌われたからといって、恐れているような実害など存在しないのです。
他人のことは、ほうっておきましょう。
自分の軸を持つには、他人の問題を切り離すことが必要ですね~。
自分の新しい企画が他のお局様たちにどう評価されるか、なんてどうだっていいことなのに、ついつい気にしてしまうんですよ。
今年は、やりたいことをやる!
ぞ。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。