猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『美女と野菜 ”ずるいほど”簡単でおいしい綺麗な人の習慣』中村慧子

失恋のショックでドーナッツのやけ食いで15㎏増。

その後無理なダイエットでリバウンドのくりかえし。

20代にもかかわらず、肌荒れとほうれい線、白髪に悩む日々・・・。

これはかつての著者。

やせると信じてレタスばかりを食べていたり。

恋も仕事もなにもかもうまくいかず、過度のストレスと不眠という問題を抱え

先の見えない「人生」に身も心もぼろぼろだったそうです。

 

そこから野菜について学び、”野菜ソムリエ”の最高峰であった当時日本で100人ほどであった「シニア野菜ソムリエ」の資格を取得しました。

野菜との上手なつきあいかたを学ぶことで、苦しいリバウンド時代に終わりをつげ、特にダイエットしなくてももう7年間理想体重をキープしているのだとか。

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年齢不詳のすてきな人は、野菜を「色」で見る

野菜は美のためのノルマではありません。

なかなか習慣化できていないなら、外食からでも野菜を意識することからスタートしていいそうです。

 

 

厚生労働省が健康づくりの指針として挙げているのは、「野菜350g(うち、緑黄色野菜120g、単色野菜230g)」。

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これくらいです。

 

和定食についている野菜の小鉢がだいたい70gくらいだそうです。

もう少ししたら始まる歓送迎会のシーズンなどで、飲み会が続いてしまっても、まずお付き合いをがんばった自分をほめること。

そして、土日などに野菜DAYなどをつくって、「350gを意識している自分」を楽しんだほうが、すてきで楽しい野菜ライフが満喫できますね。

野菜はファッションと同じ

野菜の「色」と「美」は、切っても切り離せない関係で、大きく「赤」「オレンジ」「緑」「紫」に分けられます。
ぱっと切ったときの断面の色がその野菜の持つ色です。

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野菜の主な栄養はビタミン・ミネラルですが、実はそれ以外に近年注目されているのが「フィトケミカル」という機能性成分です。

抗酸化作用の高さから研究されていて、特にエイジングケアの分野での注目が高いもの。

これは、野菜自体のサバイバル経験から生まれるものです。

野菜や果物は、敵が来たり紫外線や風雨にさらされても、動いて逃げません。

自分が動けないからこそ強く、秘めたパワーがあります。

フィトケミカルは全部で数千種類にもなるといわれています。

1週間分の食事を写真に撮ってみる

そこで、ふだん何気なく食べている食事を写真に撮ってみることを著者は勧めています。

どうしても私たちは、意識しないと1色に偏ってしまうのです。

一覧してみると、緑に偏っていたりなど自分のクセを見つけやすくなります。

ファッションでもモノトーンもかっこいいですが、アクセントカラーに赤や黄色を入れると素敵な着こなしになったりしますよね。

ファッション感覚で野菜の色に注目し、目の前の1皿をコーディネートしてみては。

コンビニの野菜ジュースから始めてもいい

野菜不足をストレスと感じるくらいなら、コンビニの野菜ジュースから食生活のサポートをしてもいいのです。

著者の友人で指先の皮がボロボロになってしまうと悩んでいた人がいました。

帰宅も10時過ぎで、ほぼ外食で、野菜をほとんど食べていませんでした。

緑黄色野菜は、肌や粘膜を守ることと深い関係があるので、肌荒れや乾燥に悩む人は緑黄色野菜不足が多いとのこと。

しかし、緑黄色野菜は調理に手間と時間がかかるものが多く、疲れて帰ってきて食べるにもひと苦労です。

そこで著者はその友人に、気づいたときでいいからコンビニの野菜ジュースを飲むことを勧めました。

ご存知の通り、銘柄によっては砂糖・食塩不使用のものがあります。

友人はさっそく気づいたときに1本、コンビニの野菜ジュースを飲み、その結果2週間でぼろぼろだった指に変化が見られたそうです。

そこから野菜のすごさに気づき、友人はごく簡単な自炊を始めたそうです。

 

コンビニの野菜ジュースを飲んでいればOKというわけではありません。

でも急に自炊はハードル高めです。

今からできる「野菜チャレンジ」をしていきましょう。

積み重ねていくとそこに感動体験が起きてきます。

そこから「野菜を食べたい!」と自然と思えることが、野菜とのおつきあいを長くしていく秘訣です。

「トマト」は美のファーストフード

洗うだけで食べられるトマトは、野菜できれいをつくろうと思ったときのファーストステップにはもってこいな野菜。

トマトに含まれているので有名なリコピンは、若々しさを保ち、美肌効果が期待できる存在。

このリコピンは生で食べるよりも「加熱」「良質なオイル」と一緒だと、さらに美容効果が期待大になります。

野菜の栄養素に効果的な食べ方に合わせた調理を、すこ~しずつ取り入れていくと、確実にあなたの美はステップアップします。

 

トマトが赤いのは「わたしは美味しいよ」のサイン。

でも、食べごろのトマトを収穫すると、運搬途中で腐る可能性が高くなります。

そこで特に夏は「未熟」で収穫して出荷途中で熟させる「追熟」が店頭に並びます。

マンゴーやキウイを寝かせることは有名ですが、最近トマトもこの方法が活用されているそうです。

やはりうまみは完熟した方がおいしいので、完熟トマトを見分けてみましょう。

完熟まじかのトマトは落ちるギリギリまで土からの栄養を吸って必死にしがみつきます。

そのため下手の部分まで赤く、早摘みのものよりも下手と実が今にもはがれそうなのが多いのが特徴です。

水分と養分のバランスが一番良い時にでると言われている白い筋が、へたの反対側に放射状に見えるトマトも美味しい証なのでチェックしてみてください。

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野菜との「マンネリ関係」を解消するには

野菜でキレイをめざすには、自分を飽きさせないことが大事です。

毎日同じスーパーに通っていると、ラインナップも産地も同じような野菜が多く、つい自分に都合の良い野菜ばかり買ってしまっていませんか?(ワタシもそうです!)

著者は大葉、トマト、もやしなどに偏る傾向があるそうです。

火を通す時間が短いものだから。

そこで工夫としては、たまには大型デパートの地下や、ファーマーズマーケット、直売所に足を運んでみることです。

直売系のお店では、農家の方々の写真付きだったり、直接話ができたりすることも。

ブースで新しい食べ方を教わることもできたり。

 

また、産地の違うものをあえて選んでみるのも、食感が変わってきます。

はじめての野菜は、外食でトライ

マンネリ打破の工夫として、ふだん食べなれない野菜やはじめての野菜レシピに、外食で挑戦することを著者は勧めています。

最近は珍しい色形をした野菜も販売されています。

でも、作るには勇気が要ります。

たとえば「白いトウモロコシのお刺身」「オレンジ白菜のサラダ」「柿のてんぷら」など、「え、それ何?」と思ったら、チャレンジ。

そして、自宅でも外食メニューを簡略化してみます。

たとえば「柿」と「天ぷら衣」が相性がいいのだったら、「柿」と「天かす」でもおいしいはず。

柿に天かすを散らしたサラダにするなどのアレンジも面白いでしょう。

美肌の味方 ビタミンC

「美肌のためにビタミンC」とか、「ストレスには果物でビタミンCを補給」などと言われます。

これはコラーゲンが体内でつくられるときに必要な栄養だからです。

抗酸化作用もあり、エイジングケアにも活躍。

美肌の敵であるストレスは、ビタミンCをカラダの中から減らしてしまうといわれています。

忙しいとなかなか意識して摂るのが難しいのですが、ビタミンCは摂り入れてもすぐにカラダから流れ出てしまうビタミンなので、日々の食生活で意識するのが大切。

また、「空気」「熱」「光」に弱いので、効果的に摂るには生野菜や果物がお勧め。

特に豊富なのが、ブロッコリー。赤ピーマン、イチゴ、キウイフルーツなど。

 

カクテルに刺さっているレモンのように、レモン・すだち・かぼすを半月切りに切り、絞って料理にかけるだけでもビタミンCは摂れます。

朝食に半分に切ったキウイをつけたり、お弁当を買うときにミカンを足したり、夜にカクテルを頼むときにレモンのついたものにするなど、ビタミンCを効果的に摂る方法がありますね。

寝不足のクマにはホウレンソウ

徹夜の多い著者は、クマが出てしまうことが多いそうです。

そんなときに意識するとよいのが「鉄分」。

毎日の肌の透明度を上げるケアとして、ホウレンソウと小松菜はとても有効だそうです。

徹夜明けのランチなら、マグロの漬け丼にホウレンソウや小松菜のお浸しなど。

鉄分の吸収は、マグロ、レバーあさりなどの動物性のものには劣りますが、植物性のものは低価格で手軽という点で優っています。

鉄分とともにビタミンCを摂ると、カラダへの吸収力が上がります。

ゆでたホウレンソウに大根おろしとポン酢をかけたり、柑橘類のドレッシングなどがお勧めだそうです。

さいきんは下茹で要らずのサラダホウレンソウや、マーケットで販売しているとびきり新鮮なものは、下茹でせずに生で食べられるので、試してみるのも良いかもしれません。

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野菜をめでて、すてきなあなたに。

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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