いま最も注目される起業家による渾身のメモ術!
メモは1度きりの人生において、あなたの夢を実現させてくれるツールです。
著者は1日でふつうの人の1週間から1か月分のメモをとるそうです。
それは、過酷なまでに時間が限られている人生という旅の中で、「より本質的なことに多くの時間を割くため」。
たとえば、「過去のミーティングでどんな議論があったか」とか「何人座っていたか」とか、「打ち合わせの日時はいつだったか」などといった情報自体はクリエイティブではなく単なる「ファクト(事実)」です。
しかし、そのファクトが最初から与えられてわかった状態で、こんどはそこから何が言えるのか、そしてどうアクションするのか、これらを一歩踏み込んで考えるのがクリエイティビティ。
要は、「過去のファクトを思い出す」という余計なことに思考の時間を割かないために、メモをするわけです。
メモやノートは、記憶をさせる「第2の脳」、いわば「外付けハードディスク」として、あとで検索できるように書いているのです。
言うまでもなく、それによりあなたの脳である第1の脳は、創造力を発揮しやすくなります。
これから人間がやっていくことは、情報を覚えることではありません。
そんなものは、機械に任せていくことになります。
「AIに仕事が奪われる」という言説が不安を先導する今、私たちが最も磨くスキルは、「知的生産」をすることです。
独自の発想やセンス、視点でアイデアを出すこと。
私たちのアイデアは、ふだん無意識に過ぎてしまいそうなことに目を向けて、逃げずにそれを「言語化」することで起こります。
その知的生産の過程を「メモ」と呼んでいるのです。
知的生産を目的とした本質的な方法で「メモをとる」こと自体が、仕事をすること。
著者にとっては、もはやそれは、生きることです。
明日は、効果的なメモの仕方などについて。
すみません。中途半端で。
では、また。