猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

あなたの「内側の味方」を見つけよう~『ほんとうの味方のつくりかた』松浦弥太郎

この本は、著者が若い友達に向けて書いたものです。

 

仕事は著者にとって「困っている人を助ける」という考えに基づいています。

困っている誰かの役に立ちたい、そう思うのは仕事の基本であり、人生の目的にもなります。

時代の流れとともに、つねに新しい「困る」が生まれます。

仕事とは、その「困る」を誰よりもあなたが早く見つけ、誰よりも早く「助ける」こと。

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あなたの夢の実現のために必要なものは?

「あなたの夢は何ですか?」と尋ねると、「ふつうに結婚して、ふつうに生きていければいいですよ」と答える人が多いのだそうです。

その気持ちはわかるのですが、グローバル化が進んだ今、それぞれが大きな夢を秘めて、それを活力にふるいたたせている人たちと肩を並べて仕事をしていく中、取り残されてしまうかもしれません。

自分がまだ知らない、もっと豊かな世界に到達したいと思うことは、決して悪いことでも強欲なことでもないのです。

 

いちばん怖いのは、収入の格差よりも、知識や情報、意識の格差です。

誰よりも先に情報を得たり、それによって意識を広げ、大切なことをさらに学んだりすると、仕事や暮らしを守る方法が見えてくることがたくさんあります。

たとえリスキーでもチャレンジを積み重ねていけば、核心部分にアクセスできます。

「ふつうでいい」「これくらいでいいや」と小さくまとまっていないで、本気で頑張る人にはエールを。

あなたには確実に必要なものがあります。

それが「味方」です。

「外側の味方」と「内側の味方」

私たちは「味方」というと、まず自分を取り囲む人間関係を想像すると思います。

しかし、私たちの味方は人間関係だけではありません。

あなたが本来持っている、習慣やものの考え方、資質や性格も、人生であらゆる局面であなたを助け、仕事においても頼りになる「内側の味方」です。

あなたの持っている「内側の味方」は、あなた次第でうまく付き合っていけば、一生力を貸してくれます。

あなたの「内側の味方」の見つけ方

紙と鉛筆を用意します。

あなたが持っていたり使っていたりするもの、自分の生活の中に自然に現れてくるもの、当たり前すぎて自分の肌の一部のようなもの。

そういう考え方や態度、習慣、持ち物などに、味方になってくれるものがあります。

「あのとき貯金が合ったから逆境をしのげた」「もともと早起きだったから、あの仕事は苦ではなかった」など。

あなたが日常的に使ったりしていて助けてもらっているもの。

身のまわりにあるもの。

自分ならではの特徴的なものとして現れるもの。

それを思いつくままに、まずは白い紙にリストアップしてみましょう。

目視化することで、自分を客観的に知ることができます。

9人の友達

急に「あなたの持っているものを書こう」と言われても、なかなかかけるものではありません。

とりあえず参考までに、ということで著者の例が出ています。

あなたにも当てはまるものがあるかもしれません。

 

1.健康

2.身だしなみ

3.マナー

4.時間

5.お金

6.ライフスタイル・生活習慣

7.経験と知識

8.道具

9.情報

 

こんな風に著者は挙げています。

 

優先順位

次に、これらについてあなたが大切だと思う優先順位をつけてみましょう。

すでにかかれている数字は、著者の優先順位です。

1番が健康、2番目は身だしなみ。

ここで大事なことは、優先順位は常に流動的であるということです。

人生のさまざまな局面で、大切にしていることの順位が変わるのは自然なことです。

 

あなたが 人からしてもらった「うれしいこと」は?

「自分がうれしく思うことって何だろう」?

それをじっくり掘り下げてみましょう。

ここで著者が勧める本が『スヌーピーのしあわせはあったかい子犬』(谷川俊太郎訳・主婦の友社)。

スヌーピーと仲間たちが、ささやかな幸せを見つけていく本です。

「しあわせは特別な人を待っていること」

「幸せは夜中についている明かり」

「しあわせは自分のベッドで眠ること」

・・・・

どうでしょうか。

こんなふうに本当にささやかなことでどれだけ私たちの心が満たされるか、よく教えてくれます。

とびきりの大きな喜びも私たちをうれしい気持ちにしてくれますが、生活のあちこちに落ちている小さな幸せもまた同じなのです。

 

ゆっくり考えましょう。

あなたにとっての幸せとは何か、うれしいことは何でしょう。

それを知ることは、味方を作るためにとても大切です。

 

うれしいことは何でしょう

9人の友達がうれしいと思ってくれることを見つける最初の1歩として、自分が「うれしいと思うこと」「うれしいと思うとき」とは何だろう、これをじっくり考えてみると、味方づくりのポイントになります。

 

著者の例だとこんなキーワードです。

①「受け入れる」。受け入れることがうれしいことです。人を受け入れたり、人から受け入れられたりするなら、これもうれしいこと。

②「あいさつ」。気持ちの良いあいさつは、うれしいものです。

③「笑顔」。笑顔も忘れてはなりません。

④「生かす」。自分が生かされる、それから自分が何かを、誰かを「生かす」のもうれしいことだと思います。

⑤「愛する」「愛される」。

⑥「育てる」。

⑦「認める」。

⑧「学ぶ」。

⑨「ていねい」。

⑩「ほめる」。

⑪「高める」。

⑫「忘れない」。

⑬「応える」。

⑭「安心」。

 

「うれしいこと」「うれしいもの」がたくさん出るほど、あなたの本当の姿を、鏡に映し出してみていることになるのだと思います。

挙げられたひとつひとつの事柄が、今のあなたの姿なのです。

そして「うれしいこと もの」とは、あなたが今まで何に感動して生きてきたかということです。

 

「うれしく思うこと」がたくさん上げられるようになると、感動がたくさんあなたのなかに蓄えられると思います。

しあわせとはそういうことなのかもしれません。

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今日も1日お疲れさまでした。

 

仕事仲間のジェネレーションギャップをほんのちょびっと解消できました!

少しずつですけどね。

 

 

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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