仕事の基本とは、暮らしの基本でもあります。
著者は『暮らしの手帳』の編集者のころに、『暮らしの手帳』を作るうえで、必要なことと不必要なこと、するべきこと、しないこと、学ぶこと、チャレンジするべきこと、発明することを無我夢中で考えてきました。
その成功と失敗を重ね、自分の基本を作り上げてきたことをノートに記していました。
はじめは、仕事と暮らしは切り離して考えてきた著者でした。
しかし、仕事も暮らしも、頭を使う作業ではなく、心を働かせて、大いに楽しみ、大いに学ぶことであると意識が変わっていったのです。
2015年当時ITベンチャー企業だったクックパッドに移籍。
そこでさらに、仕事と暮らしの基本にむきあってきました。
「今日の新しさ」を毎日生み出す
「今日、何を生み出すのか」を意識しましょう。
アイデアでも整理の工夫でも、1日ひとつ「新しさ」を付け加えましょう。
今までなかったものを生み出すほど、素敵なことはありません。
放っておくと私たちの毎日は「新しさ」から十明かり、やるべきことの繰り返しになります。
新しさから遠ざかると成長はできません。
年齢を重ね、プロになったらなおのこと。
1日ひとつ「新しさ」を意識すれば、自分を新しくできるのです。
ユニークで、楽しく
すべての人が「もっとだ」と言い、「全員一致で大賛成」なんて、つまらない気がします。
正しいことはいくらでもいえるし、間違っていると声高に責めるのは簡単。
しかし、お互いの不完全さ、ユニークさ、人間らしさを見せ合った方が、もっと仲良くできるのではないでしょうか。
人でも、商品でも、面白く楽しくないと、興味を持ってもらえません。
「きちんとしている」からはみ出す愛しいユニークさを、私たちは魅力と呼ぶのです。
シンプルに、簡単に。
たくさんの機能がついていると、すごい。
難しい言葉を使って話した方が、信頼性がある。
それははたして、本当でしょうか?
複雑さがクオリティを高めるというのは錯覚です。
時間を書ければ質が上がるというのは誤解です。
大切なのは、余計なことをしないこと。
「何をするべきか」ではなく「何をしないか」と考えること。
シンプルで簡単なほうが人と共有できるし、トラブルが起きた時の軌道修正もスムーズです。
簡単はむつかしい。
特段、変わったところのない、簡単に見えることほど、慎重に取り組みましょう。
「簡単=安い」とか、「簡単=価値が無い」とバカにしていたら、するっと足をすくわれます。
簡単なことほど、実はとても奥深い。
もともと複雑で難しく込み入ったものを、幾千の知恵と工夫によってととのえていった結果が、簡単なものなのです。
「簡単はむつかしい」と覚えておくことにしましょう。
引継ぎの時期です。
つい専門用語を乱発してしまうアホな自分を反省です。
「簡単こそ大事」。
「簡単はむつかしい」。
今週もお疲れさまでした。
先日読んだ本を参考に「仕事を前倒し」に努めていたところ、毎日が超残業になりました~。
が、安心感が合って仕事が愉しくなりました。
バランスって難しい~。
週末は少しでも休んでくださいね。
では、また。