風邪をひかないことを目指すというアプローチは、無理があるそうです。
人のいる場所に行けば、風邪の原因となるウィルスは必ずいるそうです。
粘膜に付着したウィルスは20分で体内に入ってしまいますから、よく言われるうがいや手洗いも、それほどの予防効果はないとか。
それよりも、「かかってもすぐに治す」ほうが実践的だそうです。
以下、引用です。
風邪をやっつける一番の方法は、体温を上げること。
上がった体温を下げないこと。
体温を上げるひとつの方法が漢方です。
風邪のウィルスが体内に入ると、体温が上がって体が戦闘モードになりますが、そうした体の働きを漢方で応援してやるわけです。
3日も4日も高熱が続く場合は別にして、かかりはじめはある程度の発熱を楽しむぐらいのほうが、早く治ります。
ひきはじめに飲む漢方としては、よく知られている葛根湯に加え、麻黄湯(まおうとう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、香蘇散(こうそさん)の計4種類があります。
葛根湯は中肉中背の人向けで、よりがっしりしたタイプの方は麻黄湯、虚弱気味な体質の方は麻黄附子細辛湯や香蘇散と、体質に合わせて飲みわけます。
どれが自分の体に合うかは、風邪っぽいとき実際飲んで、確かめておきましょう。
うまく熱が上がり、じわっと汗をかく感じがあるものが「当たり」です。
我が家では、家族4人が、それぞれ別の薬を飲んでいます。
飲み方ですが、「あれ、風邪かな?」と感じたらすぐに飲むこと。
食前食後まで待つ必要はありません。
西洋医学の薬のように眠くなりませんから、仕事中でも大丈夫です。
温めた体を冷やさないことも大事です。
シャワーではなく浴槽でしっかり温まり、布団にくるまって早く寝ること。
その間に体の免疫機能が頑張ってくれて、風邪を退治してくれます。
私は年に何度も風邪をひきますが、この方法でその日のうちに治してしまうので、風邪で仕事を休んだことはありません。
サプリメントや健康食品は、基本的にあまりききません。
それより、生活のなかで体を冷やさない工夫を。
会食ならビールを最初の一杯だけにして、あとは温かい飲み物にする。
どうしても生ビールを飲みたいなら、一気飲みせず少しずつ飲み、おつまみは温かいものにしましょう。
適度な運動で筋肉量を増やすのも、体温が上がりやすくなるため風邪予防にもな
「適度」には個人差がありますが、まったく運動習慣がない人なら、1日5分の散歩でもかまいません。
ただし、運動後は汗を冷やさないように注意してください。
今日も一日お疲れさまでした。
寒暖の差の大きい季節ですので、体調管理できたら、それだけで100点ですよね。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。