過去・現在・未来のすべてを「受け入れる」こと。
「これでいい」という思いを持つことで、誰もの悩みは無くなるのかもしれません。
悩みを消し去る3秒の魔法。小林正観さんの真骨頂です!
こんばんは、ラブです。
この2匹はハグじゃなく、じゃれ合いのケンカの最中かも?
実家の子たちもこんな感じです。次の瞬間はきっと猫キック(笑)。
著者が子どもに教えられたこと
著者は33歳で子どもを授かりました。
しかし、その子には知的障害が見つかりました。
医者から宣告された瞬間から、著者の視力から「色」が奪われ、モノクロの世界になってしまいました。
わが子の障害という苦しみの中、もがき苦しむある日、ある新聞記事をみつけました。
「新生児の600人に一人は、障害を持って生まれる。
ということは、将来自分の子どもが障害児として生まれてくる可能性がある。
その時のための心構えを持っていた方がよい」
それを読んだ著者は、こう思いました。
「うちに生まれてよかったね。
小林家では、障害があることでいじめたりしないし、妻も優しいから差別しない。
そういう両親を選んで生まれてきたんだね」
そう思った瞬間、著者の視力に「色」が戻ったそうです。
そして、わが子の障害を受け入れた瞬間に、その問題は消滅したのでした。
生まれて半年後に、著者は子供に教えてもらったのです。
「悩み・苦しみは、目の前の現象を否定し、受け入れないところから生まれてくる」
「丸ごと受け入れる」という最強の魔法
私たちが、目の前に起きている現象を受け入れれば、悩みも苦しみも存在しないのかもしれません。
「この子はこれでいい」と受け入れ、感謝した瞬間、著者の悩みがなくなったように。
この経験から著者は、どんな悩みも消し去る「3秒の魔法」を記しています。
・1秒目 過去のすべてを受けいれること
・2秒目 現在のすべてを受けいれること
・3秒目 未来のすべてを受けいれること
過去の自分のしでかした失敗も、今の自分の気に入らない現状も、未来への不安も、とりあえず「自分はこれでいい」と受け入れて声に出してみると、胸の奥のあたりの変なこりかたまった力が抜ける感覚があります。
このスキルは、ワタシもやっていますが、正直言って急には習得しにくいです。
街なんか歩いていると、オシャレでしっかり働いている人を見ては、やっぱり人と自分を比べて落ち込んでしまう。
そんな自分に気が付いたら、「大丈夫、これでいい」と繰り返して少しずつココロの習慣にするのが現実的なやり方ではないかとも思います。
前回触れている、
・「この人は、こういう人だ」と丸ごと認めれば、すべての人間関係がうまくいく
・問題を生み出さない5次元的解決方法は、「気にならない」
という、丸ごと認める考え方のキホンがこれですね。
ワタシも障害児方面で仕事をしてきました。
保護者がその子の障害を認めた瞬間から、子どもたちは奇跡みたいな成長を見せるんです。
言葉が少ない分、雰囲気を鋭く察する子たちですからね。
親が自分を認めてくれたことを全身で喜んで、眠りから覚めたみたいに伸びを見せるようになるんです。近くにいると身震いします。
しかし親としては、沢山の涙を流したあとに、やっと認められることではあると思います。
「受け入れる」って、けっこう大変です。
心にも身体にも体力が必要だと思います。時間も必要かもしれません。
ただ、著者も視力で「色」を取り戻すほどの凄まじい力を持ったものです。
一昨日から家族のことで悩みまくっていましたが、少しずつ受け入れることでラクになりつつあります。
「これでいいのだ!」とバカボンパパのような言葉を念仏みたいに唱えて、問題を消してしまおうと思います(笑)。
人を元気にする、「か」(感謝)「え」(笑顔)「し」(賞賛)
あなたは元気がどうにも出ない時、どんな言葉が嬉しいですか?
「元気出せよ」「お前らしくないな」「気にするなよ」
などと言われても、ひねくれ者のワタシは
「元気は出せないし、これが自分だし、気にしないで済むならそうしたいよ」
となってしまいます・・・。励まそうという気持ちは嬉しいですけどね!
元気のない人に元気を注入できる言葉。
それを著者は、「おかえしの法則」と呼んでいます。
か・・・感謝 「ありがとう」と感謝されること
え・・・笑顔 笑顔を向けられること
し・・・賞賛 「今日はすてきな服を着ていますね」などと褒められること
辛い時には、話を聞いてもらうことがとても大事です!
でも、際限なく根掘り葉掘りと「不平不満・愚痴」を一緒になって言い続けると、かえって落ち込んでしまいます。
「感謝」「笑顔」「賞賛」をたくさん浴びたモノは、プラスのエネルギーが貯まる、と著者は言います。
たとえば、富士山。
何十億という賞賛や笑顔を浴びてきた山ですね。
だからこそ見ているだけでプラスのパワーがもらえるそうです。
骨董品も美術品も、同様にプラスのエネルギーを貯めやすいそうです。
同じように落ち込んでしまった友人に、「感謝」「笑顔」「賞賛」で「プラスのエネルギー」を注入してあげる。
あなたも元気が出ないとき、笑顔「ありがとう」なんて言われるのって、嬉しくありませんか?
斎藤茂太先生も「人を元気にさせる」方法として、笑顔やちょっとした大げさでない親切、キモチの持ちよう(人と自分を比べない、など)を紹介していました。
自分も周りも「これでいいのだ!」と思うことは、「成長することを否定」する気がして、正直始めは二の足を踏みました。
でも実際やってみると、余計な力が抜けることで、良いことばかりでした。
肩の力が抜けたので集中力がついたり、「自分は大丈夫」と思えることで全体を俯瞰してものを考えるようになったり、明るい気持ちになるからスキルアップのための挑戦が気軽にできるようになったりしました。
「自分をまるごと受け入れる」には
「あらゆるものに感謝する習慣を持つ」
「まわりの人にたいしても『こういう人だから』と認める」
という実簡単な結論しかございません。
人の間に生きていると、つい人と比べて妬んだり自己顕示欲にかられたりしてしまうものです。
ですが、そこは「おっと、いかんいかん」と気づいていくこと。
そして「自分はこれでいい!」と繰り返していくことですね。。
そうして一歩一歩受け入れていくことで、本当の自信が持てるのかもしれませね~?
3日前には他人に腹を立てて遮断機に車ごと突っ込んでやろうか、なんて思っちゃう大馬鹿なワタシでした。
でも、小林正観さんの本で復活です♡
今日もお疲れさまでした。
ゆっくりお風呂にはいって、疲れをとってくださいね。
では、また。