猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「~してくれない」は、自分を世界の中心だと思ってる証拠?~『嫌われる勇気』

自分の人生の主人公が自分であるという自覚。

自分は大きな共同体の一部の存在でしかないという自覚。

 

相反しているようにも見える二つをバランスよく持つことで、他者を仲間と感じることができるのです。

 

 

こんばんは、ラブです。

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私たちは共同体の一員であり、自分の人生の主人公である

わたしたちは、共同体の一員として、所属しています。

共同体のなかに自分の居場所があると感じられること。

「ここにいてもいいんだ」と感じられること。

つまり所属感を持っていること。

 

これは、人間の基本的欲求です。

 

たとえば学業、仕事、交友、そして恋愛も結婚も、すべては「ここにいてもいいんだ」と思える場所や関係を探すことにつながっています。

 

そして、自分の人生の主人公は「わたし」です。

 

しかし、「わたし」は世界の中心に君臨しているのではない。

「わたし」は人生の主人公でありながら、あくまでも共同体の一員であり、全体の一部なのです。

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自分にしか関心を持たない人は・・・

よく見かけるタイプで、こんな人がいませんか?

「職場の上司が、〇〇してくれない」

「家族が、〇〇してくれない」

と人が「~してくれない」とばかり愚痴っている人。

 

「その人」は、世界の中心に君臨しているわけではないですよね。

こうした自分しか関心を持たない人は、自分が世界の中心にいると考えてしまっているのです。

こうした人たちにとっての他者とは、

「わたしのために何かをしてくれる人」

でしかありません。

みんなわたしのために動くべき存在であり、わたしの気持ちを最優先に考えるべきだ、と半ば本気で思っています。

王子様、お姫様タイプ、とでも言いましょうか。

だから、他者との関りで「この人はわたしに何を与えてくれるのか?」ばかりになるのです。

 

でも、この期待が満たされるわけはありませんよね。

「他者はあなたの期待を満たすために生きているわけではない」

からです。

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仲間が敵になるとき

その期待が満たされなかったとき、彼らは大きく失望し、ひどい侮辱を受けたと感じます。

そして憤慨するのです。

「あの人はわたしに何もしてくれなかった」

「あの人はわたしの期待を裏切った」

「あの人は、もう仲間ではない。敵だったのだ」

と。

自分が世界の中心であるという信念を持っている人は、遠からず「仲間」を失うのです。

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地球儀の上のわたし

あなたもワタシも地球という共同体では一部にすぎません。

しかし、あなたもワタシも自分の人生の主人公です。

世界を地球儀のようなものと考えてください。

すべての場所が中心でありながら、すべての場所は中心ではない。

共同体の一部であって、共同体の中心ではありません。

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共同体に積極的にコミットして所属感を得る

アドラー心理学では、「共同体への所属感」とは、ただそこにいるだけで得られるものではないと考えます。

 

共同体に対して、自らが積極的にコミットすることによって、所属感は得られるのです。

具体的には、「人生のタスク(課題)」に立ち向かうことです。

つまり、仕事や交友関係、愛情(恋愛・親子関係)という対人関係の課題を回避しない。

それらに自ら足を踏み出していくことで、所属感を獲得していくというのです。

 

understandlove.hatenablog.com

 

わたしたちは、何ができるのか?

もしもあなたが、「世界の中心」なのならば、あなたは共同体へのコミットなど考えないでしょう。

もしもあなたが中心なら、あらゆる他者は「わたしのために何かをしてくれる人」だからです。

しかし、あなたもワタシも世界の中心にいるわけではない。

 

自分の足で立ち、自分の足で対人関係の課題に踏み出さなくてはならない。

 

「この人は何をしてくれるか?」

ではなく

「わたしはこの人に何を与えられるか?」

を考えなければならないのです。

つまり何かを与えてこそ、自らの居場所を得ることができるのです。

 

所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、そうして自らの手で獲得していくものなのです。

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実際問題・・・

偉そうなことをいっぱい書いちゃいましたが、ワタシはまだまだです。

つい「~してくれない」が出てしまいます。

そんなことだから、「周りの人間がみんな”敵”のような気がする?」と感じちゃう日があるんだろうな~と反省です。

共同体感覚は、生まれ持って持ち合わせるものではなく、自分で自分の中に育てていくもの。

それには、「自分が社会に対して貢献していく」ことデスネ~。

コンビニでお釣りを10円募金するところからでも、ちょっとずつ始めてみようと思います。

周りに対しても感謝できることっていっぱいありますよね。

「ありがとう」を口癖にして、「やってくれない」を卒業!

頼まれごとを楽しんでやっていくことですね。

 

今日できる1歩をいつくしんで行けたらいいな~♪と思いました。

 

understandlove.hatenablog.com

 

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新しい季節がスタートしましたね!

今年もあなたにとって、最高の1年になりますように!!

 

では、また。