ロシアの心理学者ツァイガルニクは、喫茶店でカフェの店員が、客のオーダーをメモもとらずに何人分も正確に記憶していることに注目。
しかも、注文の品を出した途端に、店員はオーダーを全て忘れてしまうこという現象を見つけました。
後にこの発見を実験で裏づけします。
そして「途中の出来事や未完了の課題は記憶に残りやすい」ということを見つけました。
今回のキーワードは「脳メモリの最大化」。
こんばんは、ラブです。
正しい「ツァイガルニク効果」の使い方
テレビ番組で、盛り上がってきたころにちょうど「続きはCMの後で」と入ったり、連続ドラマでちょっと先が気になる場面で1話分が終わったりしてしまうのも、ツァイガルニク効果を利用して、視聴者の注意を喚起しているからです。
人は課題を達成しようとするときに緊張状態になります。
しかし、この緊張状態は、課題が達成されると無くなります。
反対に、課題の中断があって達成されないでいると、緊張状態が続くため、未完了の課題が強く記憶に残ることになります。
この緊張状態を使うために、
「勉強や仕事を中断させておくことで記憶に残しやすくさせようとする」
という方法がブログなどで提唱されることもたくさんあります。
しかし著者は、「完了しない課題」をたくさん抱えることで、勉強や仕事の作業効率が落ちることを指摘しています。
それは、脳メモリ(短期記憶であるワーキングメモリーの作業台)が「未完了の課題」で占拠されてしまうからです。
「マルチタスク」や「マルチシンク」を持つことで、脳の負担をかけて脳のパフォーマンスを低下させるのと同様の理由です。
勉強や仕事のパフォーマンスを上げるには、「未完了の課題」を一つずつ片付けて、「未完了の課題」を減らすことが重要なのです。
「2分ルール」で仕事を加速!
「思い付いた些細な仕事」は、メモや「TODOリスト」、付箋に書き出してきれいに悪れてしまうことは、脳メモリの確保のためには重要です。
しかし、これを徹底して繰り返すと、「TODOリスト」が膨大な数になりますね。
そして、どうでもいい小さな仕事が山ほどたまっていったりしませんか?
そこでとても有効なのが、「2分ルール」です。
つまり、「2分以内でできることは、『今』やってしまう」というルールです。
あなたに「今」メールが来たとします。
「返信しなけでば」と思いながら、「後でやろうかな」と後回しにしてしまったとしましょう。
すると、後の時間になって返信する段になって、もう一度メールを立ち上げることや相手のメールを開いて読み直すことから始めなければならなくなります。
メール返信自体には時間はかからないのに、書き始めるだけで30秒や1分の時間をとられます。
「後回し」にしたことで、2倍以上の時間のロスが起きるのです。
今すぐ終わることは、今すぐ片付けること。
「懸案中」「継続中」「未完了」の仕事をどんどんこなしてしまうことをルールにする。
そうやって、1つでもやることを減らしてしまう。
そのルールで動くと、脳メモリの空き容量を増やして、脳パフォーマンスが最高の状態をキープすることができるのです。
決断は「30秒ルール」
著者はAmazonで本を買う時には、30秒以内に買うか買わないか決めるというルールを持っています。
変に悩んでしまうと、1時間後にまた「どうしようかな」とまた考え直す羽目になるからだそうです。
「迷う」「決めない」「ペンディング」は、大きな時間の無駄であり、脳メモリの無駄遣いだと言います。
決断は「30秒で」とルールにして、どうしても判断できない場合は「保留」という決断をします。
その保留は、いつ割断するのか、必ず期間を決めるのです。
3日後に決断すると決めたら、スケジュール帳に「〇〇の件、決断」と記入する。
それだけで、3日間、その案件について全く考えなくて済みます。
「そんなに早い決断で、間違った判断が多くなるのでは」
と心配にもなります。
しかし、「ファーストチェス理論」というものがあるそうです。
プロのチェスプレイヤーにある盤面を見せて次の手を考えてもらいます。
5秒で考えた手と、30分長考した手を比較します。
すると、86%は手が一致したそうです。
5秒でも30分でも、ほとんどの場合は判断結果は変わらないのです。
それならば、早く判断や決断をして、脳メモリを空にして、他のことに集中力を高めていくのはとても効率的ではないでしょうか、
整理整頓は脳メモリを最大化する
「机の上がキレイな人」と「机の上が汚い人」では、どちらの仕事がはかどるでしょう。
机の上が汚いと、そこから雑念が発生してしまうのです。
これは確実に脳メモリを消費します。
脳は極めて高度な情報処理ツール。
情報が入ってくると、無意識のうちに勝手に処理をします。
車の運転をしていて、子どもが急に飛び出して来たら、とっさにブレーキを踏めるのも、無意識レベルに脳がオートパイロット機能のように動いているから。
つまり、何もしなくても、それだけ脳メモリは消費されているのです。
ですから、机の上に余計なものがあると、脳の注意がそこに向かってしまうのです。
脳科学的に言えば、「机の上がキレイ」な人は、脳の中も整理整頓できている。
脳メモリを消費せずに、目の前の仕事に高い集中力を発揮できるわけですから、「机の上がキレイな人は成功者の条件」とよく言われるのも当たり前だと言えます。
スマホを休む
私たちの生活を便利にするスマホですが、仕事効率を低下させている部分もあります。
人は集中した状態に入るのに15分以上かかるとされていますが、邪魔が入るたびに、いったんリセットされてしまいます。
スマホや携帯は、私たちの時間に割って入り、集中力をリセットさせる最たるもの。
「休憩時間しかスマホをチェックしません」という人もいますが、休憩時間に入るや否やすぐにスマホチェックしてしまう人がほとんどです。
「休憩時間に入ったら、すぐにスマホでメッセージをチェックしよう」という考えが頭に常駐していないと、そんな素早いスマホチェックは出来ません。
つまり、脳内の3つしかないトレーの1つに「休み時間はスマホチェック」がしばしば去来しているのです。
スマホをオンにしてポケットに入れているだけでも、脳メモリの消費になってしまいます。
ですから、「集中して仕事をしよう!」「この仕事をどうしても1時間で終わらせよう!」というときには、「この仕事が終わるまではスマホチェックをしない」と決めてスイッチをオフにして引き出しやカバンの奥にしまい込むなど、完全な遮断をするのはとても有効です。
これで脳メモリのトレーの1つは空きますから、より集中力を高めることができるのです。
やりかけのものがあるって、モヤモヤ感が強いから、スッキリさせた方が効率がいいと聞いて、何だか安心しました。
今年の梅シロップを漬けるかどうか、悩んでいましたが・・・去年のも残っているし、やらないことに決定です。
ずっと悩んでいて、そのせいで先日のアップでも梅の写真を入れたりするぐらいぐずぐず考えていたのですが、長考しても、結論ってでないですね!
服を買う時も、フランス人のクローゼットを手本に、少しでも服を増やさないように全体のコーディネートを熟考するのですが、結局のところ「ピンときて買った」服が結局そのシーズン大活躍するってことが多いです。
仕事や家事でTODOリストが膨大になって、あまりの量にポテンシャルが下がり、「もういいや~」とスマホに逃げることも多々ありました~。
「2分以内なら『今』やってしまう!」というのは、イイですね。
忘れっぽくて、しかも集中力が持続しにくいワタシには、実に有効です。
明日は、「TODOリスト」の有効活用法です!!
夏が近づいてきましたね。
冷たいレモン水をマイボトルに入れていると、とても贅沢な気分になれました。
ダイエットにもいいそうですね~。
腰回りが少しでも引き締まっていると恰好良く見えるシーズンです。
街を歩くだけでも、ドローイン(30秒お腹をぎゅっと凹ませて腹筋を作る)には最高のモチベーション♪
先日はウインドーショッピング中、何となくずっとやってしまって、軽い筋肉痛です。
お臍の上はすぐ絞れましたが、1週間で下腹もずいぶん形が変わってきました。
明日は日曜日。あなたにとってステキな1日になりますように!
では、また。