私たちはみんな子どもの頃は自然にスリムな体型を維持していました。
しかし、大人になってきて大脳新皮質が発達し「理性」がしっかり働くようになると同時に、「空腹感を感じたら食べる」という「本能」までも「理性」が抑え込むようになってしまいます。
この暑さの中で、「〇〇だけダイエット」や「食べたいものを我慢するダイエット」をしたら、勉強や仕事の足を引っ張ってしまいますよね。
この夏、あなたのパフォーマンスを落とさないで、さらにスッキリ体型にしてみませんか。
こんばんは、ラブです。
空腹感が唯一の食事のゴーサイン
昨日は「空腹だけが食事のサイン」である、と脳に教え込むことを勉強しました。
大人になってくると、「付き合い」「美味しそうに見える」「ストレス解消のため」などの理由でものを口にする習慣がつき、同時に下腹によけいな贅肉もついてきてしまいます。
しかし世の中には、そんなに頑張らなくても健康でスリムな体型をキープし続ける人もたくさんいますね。
その人たちは、大人になっても「空腹感」という「本能」である「スリム維持センサー」に従っています。
ですから私たちは、「空腹感で食事する」という心地よさを脳に叩き込むことで、子どもの頃にちゃんと持っていた「スリム維持センサー」を回復させることができるのです。
空腹感を脳で認識する方法
本当の美味しさを知る
空腹感をしっかり感じて食べ物を口にするように習慣づけていると、自然と食い意地がどんどん減っていきます。
そして食べ過ぎやムダ食いが自然と防止できるようになってくるそうです。
それは「空腹じゃないのに食べても、ぜんぜん美味しくないから食べる気がしない」から。
それは、先日書いた『おいしそうな女になってやる!』で著者が観察しているスリムな夫も全く同じことを言っていました。
つまり「空腹で食べるものこそが、何よりも最高のごちそう」であることを脳にしっかり教え込むことができれば、私たちはもっとスリムになれるのです。
空腹感さえしっかり感じていれば、ファミレスの料理もコンビニのスイーツも、ちょっぴり手抜きした自分の手料理も、絶対においしい!
この楽しさを脳に思い出させて、しっかり「食べる」ということを楽しむこと。
すると自然と「空腹じゃないときに無理して食べておこうと思わなくなる」そうです。
スリム維持センサーを活発にするために
その活性化には、こんなルールがあります。
①全身で本当の美味しさを味わう
まずは毎食、空腹感をしっかり感じて、本当の食べ物のおいしさをしっかり感じて食べるようにしましょう。
そしてその最高の美味しさをしっかり覚えていくことを意識します。
②美味しさを心底感じられなくなったら箸を置く
「これが1人前だから」と惰性でお皿を空にするまで食べ続けないこと。微妙な遠慮も不要です。
人によって胃袋の大きさも、その日に必要なエネルギーも違います。
心地よく満腹感が訪れて、「もう次の一口がさほど美味しくないな」と感じて来たら、潔く食べるのを辞める。
日頃食べ過ぎていると「ちょっと物足りないかも」と感じるレベルかもしれません。
次第にこれが当たり前になってきます。
③勧められても笑顔で断る
食事を残したり、勧められた食べ物を断ることに罪悪感を覚えてはいけません。
「もったいない」「意外と少食だな」「ダイエットしてるの?」「せっかく作ったのに」「もっと食べてよ」に負けてはいけません!!
笑顔で「もうお腹いっぱいだから食べられないです」。
もし可能なら、「あとでお腹が空いたら食べるので、残しておいて」「本当に美味しかったから、テイクアウトさせてもらえる?」などと付け加えると相手も引き下がってくれやすいでしょう。
こうした「ちょっと前の満腹レベル」で食べるのをやめると、身体が無理なく軽く感じられたり、胃もたれなどの食後の不快感や、食べ過ぎたことの自己嫌悪から解放され、よけいなストレスから解放される楽しさを感じることができます。
空腹感を我慢しすぎない
ここで、空腹感をインプットするうえで大事なこととして「空腹感を我慢しすぎない」ということが大事な注意点です。
身体に「おあずけ」状態を続けすぎると、DNAが「今は食べ物が入らない飢餓状態なのだ」と勘違いして飢餓を耐え抜ける節約モードに入ります。
そのために代謝が落ちるので身体の働きが、落ちます。
体温が下がり、胃腸の働きが落ちて便秘気味になります。
水分の排出も落ちて、むくみやすくなります。
脳も節電モードなので、ぼーっとしたり、やる気が落ちたりします。
筋肉も減ってしまいます。
そして「少し食べても太ってしまう」という体質にどんどん変わってしまうのです。
腹八分(ランチメニューの8割ではないです。あなたのお腹の8分目です)をしること。
1日3食は医学的にも理想的な回数ですから、5~6時間のエネルギー消費に合わせて空腹感に従って食べること。
もともと人間の肝臓にはグリコーゲンタンクがあって、食べたもののエネルギーを貯蔵し、即効性のエネルギーにしています。
そしてこのタンクに入る程度のエネルギーは脂肪に変わることがありません。
そしてこのタンクが満杯ならば、空腹感はわいてきません。
空腹感がないの次のエネルギーを入れてしまうと、このタンクから漏れた分のエネルギーが脂肪になるのです。
うっかり食べ過ぎたら
もし会食やブッフェなどでうっかりやめられず、食べ過ぎても大丈夫。
次にしっかりお腹がすくのを待って食べればいいのです。
「お腹がしっかり空きましたよ~!」というサインまで何も食べなければ、その前に口にしてしまった食べ過ぎ文をしっかり消費することができます。
その結果で1日2食になったとしても、大丈夫です。
「空腹をしっかり感じてから次に食べる」を実践している限りは、極端に太ってしまうことはありません。
「食べちゃいけない!」と思うと食べたくなる
「シロクマの事を絶対に考えないでください」と言われたら、逆に絶対「シロクマ」のことをかなりクリアに画像になってばっちり考えてしまいますよね。
「禁」は強烈な欲求を引き出します。
時に何かの拍子でその「禁」を破るきっかけが訪れると、止まらなくなる。
ダイエット中の女性が「1日中、食べ物のことが気になって仕方なくなる」というのと同じです。
一度過食症なると、脳に異常な執着状態が起こっているので、治療が困難で長期化します。
1日1食タイプや過激なダイエットは本当に危険ですね。
何を食べるべきか脳で知る
色で食べるものを選ぶ
どうしてもタイミングとして食事しなければならない場合
「昼休みだから、このタイミングでランチをとるしかない」「この後授業や接客があるから、今食事しないと」など、生活しているうえで、空腹のタイミングと食事の都合が合わないことがあります。
「今食事しないと、夜中に食べてしまうことになる」ということも。
こういうシチュエーションに遭遇したときには、「炭水化物と油を抜いて食べる」という考え方があります。
なぜなら、炭水化物と油が、体を動かす直接のメインエネルギーであり、車であるとガソリンにあたるからです。
まだ前に食べたエネルギーは残っていて、車でいえばガソリンはたっぷり残っている状態なのです。
空腹感が無い時に食べるもの
小学校や中学校で、赤、黄色、緑の食べ物として色分けして教えてもらった栄養学。
この3色でバランスをとることで、やつれることなくスリムになることができます。
黄色は炭水化物や油脂類。
赤はタンパク質。
緑はビタミン、ミネラル類。
そして空腹感が無い時には、エネルギーは不要ですから、赤と緑のグループを摂ることです。
例えば、ゆで玉子やノンオイルツナのノンオイルドレッシングサラダ。
ボンレスハム、魚肉ソーセージや蒸し鶏など油っぽくない赤グループを乗せたサラダをノンオイルドレッシング。
赤身の豚肉の冷しゃぶサラダにノンオイルドレッシング。
ファミレスもコンビニもこうしたメニューは豊富ですね。
ノンオイルドレッシングがなければ、「ドレッシングは控えめに」と頼んでテーブルの塩コショウで抑えることも可能です。
和定食を頼んでご飯を減らしてもらう、鍋料理で締めをやめておく、フライ弁当が支給されたらご飯を残す、などでどうにもならない会食の場面も切り抜けられますね。
痩せるために絶対必要な栄養素
この赤と緑グループは、たとえダイエット中でも食べなければならない、大切な食べ物です。
不足すると筋肉が落ちて体力がなくなり、代謝が落ちて太りやすくなります。
食事を減らしたのに痩せない・・・という思いをしたことがあると思います。
たいてい赤グループの不足によるものです。
1日に食べるべきこれらのグループの量はおおよそ次の通りです。
・赤グループ(タンパク質)・・手のひらサイズで3~4つ分
手のひら1つ文は、卵なら1個。赤み肉で60~80g。魚なら大きな切り身1つ。
豆腐なら半丁。納豆なら大きいパック1つです。
いわゆる肉や魚、卵の「メインディッシュ」がほぼ手のひら1つ分。
ステーキや大きなオムレツなどの量の多いものは2つ分です。
・緑グループ(ビタミン、ミネラル)・・手のひらサイズで2~3つ分以上
野菜、海藻類は特に上限がありません。
赤グループと食べると、消化・吸収・代謝を上げます。
肉料理といっしょにたっぷりサラダ。
魚料理や豆腐料理とともに野菜の煮物やおひたしなど、同時に食べる習慣をもつことが大切ですね。
かたや黄色グループは、ガソリンに相当するので、空腹度合いによって調節して食べる食品なのです。
今日も暑い一日でしたね。
ゆっくり休んで、すてきな夢を。
では、また。