ふとした瞬間に過去の最低な記憶が甦り、胸をぎゅうぎゅうと締めつけられることって、ありませんか?
そんなとき、
「ああ、反省しなくちゃいけないんだな」
なんて
思わなくていい!!とナポレオン先生は断言しています。
ナポレオン先生は、こう言っています。
不運な目にあったときは、それを過去のものとしてしまっておくことにしましょう!と。
あなたの心は、いつも未来の達成へと向けておきましょう、と。
そうすることであなたの「過去の失敗」はすべて「幸運」となって作用し始めます!
あなたが今日頑張ったことを数えてみる
日常レベルのいつもの小さな仕事であっても、それこそが必ず成功に繋がっています。
今日あなたが出来たことを、大いに喜び、あなた自身を誉めることで、あなたはまたあなたの望む成功に一歩必ず近づいていきます。
人は、自分の仕事に(どんな小さな仕事であっても)価値を見出だすことで、心に描いたことを現実のものにしてしまう(思考を現実化する)力をさらに高めていきます。
あなたの持つその力を始動させましょう!
失敗は偉大な教師
著者はウ”ァージニア州のワイズ郡で貧しい少年だったころ、著者は25セントを投じて福引券を買ったことがあります。
賞品は馬でした。
なんとナポレオン・ヒル少年は見事に当選しました!
それは立派な馬で、ナポレオン少年を周囲の人も口をそろえてほめたたえました。
著者も誇らしさでいっぱいになり、その馬を引いて家に帰りました。
なんて運がいいんだろう!
ですが、本当にそうだったのでしょうか。
ところがその夜、小屋を蹴破って馬は脱走。
川辺まで行ってたっぷり水を飲みました。
馬は水を飲みすぎると死ぬことがあります。
その馬もそうでした。
馬の死体を運んで埋葬してもらうために、当時の金で5ドルもかかりました。
やれやれ、幸運も聞いてあきれます。
でも、失敗にも思いがけない利用法がありました。
この出来事を数年後、やはり著者は結局ツイているのだ!ということがわかりました。
つまりその後、著者はいかなる賭け事にもお金を使う気が起こらなくなったのです。
いったい幾らの損失を未然に防いだことでしょうか?
逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種が含まれている
この見出しには、メモしておくべきすばらしい力がある!!と著者は断言しています。
これを毎日読んでほしい!とまで著者は勧めています。
この文言には、多くの人間の心の平安を説くカギが入っているからです。
前に書いた”大いなる秘密”に近いものです。
この言葉をあなたの潜在意識にしっかり埋め込んでいくことにより、あなたの人生は様変わりすると断言しています!
「逆境の中には、すべてそれ相応またはそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」
失敗は、何も恐れる必要のない、あなたの大事な栄養であり、幸せの種です。
過去の扉を固く閉じよ!
あなたが過去に後悔や苦い思い出、悔しさに苦しむことがあるならば、いっそ自分の過去の扉をパタンと閉じてしまうこと。
これは、あなたの人生にとってとても大事なことです。
今この瞬間からぜひそうすることを、著者は強く勧めています。
あなたのこれからの人生は、あなたの願望と成功に向かってガンガン真っ直ぐ向かっていかなければなりません。
忙しいんです!
そのあなたの望む豊かさへ向かう道も、心の平安へ向かう道も、あなたが本当に成功したいと思っている道も、あの不愉快な思い出の残る墓地の中を通ってしまうとたどり着けない!とナポレオン先生は断言するのです。
不思議なことに、あなたが心の平安や成功を得るようになれば、その成功したあなたにふさわしくないどんな考えも、どんな心の反応も、自動的に拒絶するようになります。
ですからあえてその道へと進んでいく途中であるあなたは、当分はこの素晴らしい心の司令部に到達するために、ちょっとした努力が必要なのです。
あえて、過去の苦しい記憶は排除する心の習慣をつけましょう。
また、否定的な心の影響も避けるようにしましょう。
ネガティブな人とは、ちょっと距離を置いてみるのも、とても良い手段です。
あなたの好きな場所に帰り道立ち寄ったりするのも、成功への近道です。
特に気を付けたいことは、人生からいっさいの光を奪い、黄金の輝きを奪ってしまうのは、「後悔の影」であるということです。
実に危険なので、その事については、また後で詳しく。
「時」は素晴らしい魔術師!
とにかく、嫌な経験、失望、挫折への扉は固く断固として閉じてしまいましょう!
そうすれば、素晴らしい魔術師である「時」が、過去の悲しみや失敗を瞬時に消し去ってしまい、代わりに成功や幸福を得るチャンスを与えてくれるのです。
ハリー・S・トールマンは、男性衣料品店の経営に失敗しましたが、自分に「失敗者」の烙印を押していたら、彼は大統領にはならなかったでしょう。
やはり店の経営を失敗した別の男がいました。
そのあと測量技師になりましたが、それも失敗。
測量器具を処理して借金も整理しなければなりませんでした。
次に彼が選んだ道は兵隊で、インディアンと戦う軍隊に入隊し、そこで隊長の役職に就きました。
しかし、軍人としての成績があまりにひどく、たちまち兵卒に降格させられ、除隊させられました。
その後彼は、熱烈な恋をして、婚約しますが、その女性はそれから間もなく死亡しました。
彼は、精神的打撃にのたうち回りました。
さらに次に彼は弁護士になりましたが、その活躍ぶりは大したことではありませんでした。
そこで彼は、政治方面に進みますが、落選を繰り返します。
いくつかの出馬でやっと当選し、そして最後にこの男性は大統領になりました。
これは思いがけないことだったのでしょうか?
もし彼が、鎖を引きずっている囚人のように失敗や失望を自分の心に引きずっていたら、大統領にまではなれなかったでしょう。
過去の失敗を引きずっている人はたくさんいます。
そういう人々は過去と言う亡霊にとらわれている囚人であって、失敗者と言うイメージを壊すことができないのです。
その男性は、失敗をキッチリと捨てて、忘れていったのです。
だからその男性の成功は、奇跡でもまぐれでもありません。
これはどんな人間にも許される特権なのです。
大統領になった彼は、その特権を活用し続けました。
もしその特権を活用しなかったなら、歴史に残るあの偉業は成し遂げることができなかったでしょう。
彼の名はエイブラハム・リンカーンです。
人間は、人生の中の大いなる「プラン」をすべて見通すことはできません。
しかし、悲しみや挫折が起こるたびに、それはやがて来るべき、さらには豊かで素晴らしい経験へと鍛えなおされ、あなたは強化されるのです。
あなたは失敗の記憶を変化させることができます。
充実させ、報われるものに焼き直すことができるのです。
嫌なことは、思い出さない!
そう決めて1日を送ってみましたが、確かにいつもよりパワフルに明るい気分で過ごせました!
楽しいです!!
今年度のちょっとした失敗も、大きな失敗も、さっぱり忘れてしまうこと!
役立つものに焼き直してしまうこと!
ちょっと楽しいかも知れません。
今日も一日、お疲れさまでした。
では、また。