「あんあことを言ってしまって、あの人に嫌われてしまったかもしれない」
「明日から旅行だけど、雨が降らないか心配」・・・。
私たちの日常には、さまざまな心配の種がありますよね。
ゴールデンウイークだって、あれこれやりたいと思うと同時に、心配も出てきたり。
でも!心配だらけの毎日では、楽しくありませんね。
この感情を整理する方法があります。
そもそも心配という感情はなぜ起こるのでしょうか。
自分を守る欲と選択肢、考える時間があると「心配」が生まれる
「心配」の出発点は、わからないことに対する疑問です。
「あの人に嫌われたかな?そんなことないかな?」
といった疑問から始まってそれがふくらみ、次の3つの要素がそろうと、
「嫌われてしまったかもしれない、どうしよう、どうしよう」
と心配が生まれます。
心配の3要素とは、
①自分がそのことで得をしたり、幸せになりたい「欲」がある
②そうなれるだけの「選択肢」がある
③その対策を考える「時間がある」
ということです。
つまり、「あの人にどうにかして好かれたい」という「欲」や、「旅行当日、晴れなら予定通り海に行くけど、雨だとやることないな、どうしようか・・・・」といった「選択肢」、つまり自分で考えて選べる余地があって、さらにそれを検討する「時間」があると、「嫌われていないかな」「雨が降らないかな」といった心配が生まれます。
心配が生まれると普通、「きっとうまくいく」「取り越し苦労だよ」などと心配を消そうとしますが、上手くいかないことが多いものです。
心配を根本から解消するには、具体的な方法があります。
欲・選択肢・時間のどれかを止める
心配は、①欲②選択肢③時間のうちどれかを止めると止まります。
①欲を止める
「あの人にどうにかして好かれたい、もっと好かれたい」という欲があるからこそ、「嫌われてしまったかも」という心配が生まれるのです。
欲を止めるには、判断基準を変えます。
今の状態を受け入れ、感謝することです。
「私は大丈夫」
「今の関係で満足」
と、現状に感謝し、欲が少なくなれば、その分心配の種も小さくなります。
②選択を止める
対象について様々な想像を巡らせ、選択肢を増やすから思考がいっぱいになり心配が膨らみます。
ですから、それをやめれば心配は止まります。
たとえば、「雨ならこうしよう」と対策を仮決定するのも、「神様にすべて任せる」「なるようになる」などと予想をやめるのも、心配を止める良い方法です。
③時間を止める
他のことに没頭して心配を紛らわせる方法もありますが、それでは根本的な解決になりません。
一番いいのは、その考え自体を取り上げないように工夫することです。
以前紹介した「棚上げ」です。
マインドが心配について考え始めたら、「それが重要なのはわかった。でも、今でなく後で考えよう」と提案します。
ポイントは、「その時になったら考えよう」と時期を決めること。
論点が時期の問題に変わり思考を手放しやすくなります。
その瞬間に「心配」は消えます。
心配を手放せたら、とてもシアワセになれる気がします。
先日から悩んでしまったときに「棚上げ」をするようにしてみました。
「それが重要なのはわかった。今じゃなくて後で考えよう」
と考えなおしたら、いつも考え出すと「ぐるぐるぐるぐる、ぐ~るぐるぐる」と悩んでいたのですが、その瞬間悩みが消えました。
「自分はこの人にとても好かれたいと思っていたんだなぁ。
でも、今の自分で大丈夫。満足。感謝してる」
と思うと、キモチに余裕が出ました。
気づかないうちに、「欲」をため込んでいると、「心配」につながってしまうようです。
お疲れさまでした。
気温も高くなってきたので、夜は水分をとって、ゆっくり休んでくださいね。
では、また。