アスペルガーの人を家族に持った人と一緒に、『旦那さんはアスペルガー』のシリーズを読ませていただきました。
両親にアスペルガーがいたり、兄弟だったりと、選択の余地なしで家族をアスペルガーに持った人にとってのことと、「自分で配偶者に選んじゃったよ」という人では、ちょっと考え方が違うと思います。
本には、パートナーとしてのアスペルガーさんたちのある意味「魅力」について語られているものは少ないかもしれません。
1 アスペルガーと一緒にいると、退屈がない
ワタシは結婚してから20数年、生活の中で「ああ、退屈だなぁ」と思った日は1日もありません。
毎日、アスペルガーな旦那を持っていると、日々に小さなこだわりがある分、一つのことにガーっとこだわるので、話が面白いのも事実です。
自分のこだわりのある、映画の話や電車の話など、延々と語って聞かせてくれたりします。
やはり一応恋愛結婚だったため、体力気力に余裕があれば、「面白いなぁ」と思って聴くことが出来ます。
そのほか、旦那が子供ともめてみたり、よくわからないことで旦那がキレていたりするので、小さなトラブルもあったりします。
(ちなみにサザエさん家のカツオくんとか、キテますね)
2 人が流していることに、気づく
毎日が、岡崎体育さんの「ミュージック・ビデオ」のようなもんです。
ミュージックビデオ業界の人たちには大変ご迷惑な作品ですが、面白かったですね。
こういうところに、うちのアスペルガーな旦那もよく気づきます。
他の人が見逃しがちなことを、よ~く見ていて、ふつうの人だと、何となく引っかからずに過ごすことも、よく気がつきます。
同様にワタシの日本語の使い方が違うといちいち指摘されますので、疲れているときは「やかましいわ!」と思ったりもしますが(笑)。
しかし、ニュースの見方や物事の分析の仕方は、勉強になります。
うまく一緒に生きていくための 対策
体力気力を落とさない
話していても通じないことがある相手なので、気づかないうちに微妙に疲れたりします。
その、疲れている瞬間に、また微妙な行動をとってくるので、さらに疲れてしまう。
疲れのスパイラルに”気づかないうちに”入るのが、私たちです。
うつにもなりやすいと『旦那さんはアスペルガー』にもありましたね。
まったくその通りですよね!!
うつの入り口は、そういう「疲れた瞬間」です。
ふつうの相手ならば、パートナーが疲れているところに、畳みかけてきませんが、それを読むことが出来ないのがアスペルガー。
「相手に意地悪で無視している」のではなく、「相手の気持ちをまったく読むことが不可能」なだけ。
でも、こちらの気持ちを読んでもらえないということは、実はとても疲労を深刻にするものです。
ムリしない。生活の中で、とにかくまずは”体力を温存する”こと。
相手のこだわりにつき合って、疲れてしまうことが多い私たちは、「意識して休む」ということが実に重要ですよね。
大切なあなたを大事にしましょう。
また、続きは明日。
明日もあなたの1日が、素敵な日になりますように。
では、また。