今月はけっこう服を買ったはずなのに、なぜかコーディネートに悩んでいるときがありませんか?
「おしゃれ断食」とは、「迷ったら買わない」の精神で、できるだけ買い物を控えることを言います。
具体的には、まずワードローブを整理し、持っているアイテムを最小限に絞ります。
新しくアイテムを増やすときは、厳選に厳選を重ねます。
「おしゃれ断食」を実践すると、買い物に関する感覚が鋭敏になり、本当に欲しいもの、似合う服が見つかるそうです。
あなたに「似合う」ファッションとは?
著者はセミナー講師やコンサルタントとして、公私にわたり300人以上のお客さんに着回し度アップの指導をしてきました。
着回し度を上げ、ワードローブを整理する中で、どんな服が「あなたに似合う」素敵なファッションになるのか。
「似合う」と似た表現に、「らしい」という言葉があります。
「自分らしい」とは、一般的に「ありのままの姿」のことを言います。
でも、ありのままの自分に納得できていないなら、ファッションや立ち振る舞いを変えて、その姿が買えられます。
ただしそれは一足飛びにできるのではありません。
ファッションを変えて、「なりたい自分」に合った立ち振る舞いが自然いできるようになる必要があります。
「あなたらしい」印象とあなたのファッションが合っているとき、ほかの人の目には「似合う」に映ります。
あなたのなりたい「自分らしさ」を目指してファッションを組み立てていきましょう。
あなたの欲しい「自分らしさ」をイメージし、その「自分らしさ」を目指したファッションを作っていくことができます。
月5万円かっても似合う服がない
著者は社会人になったとき、月収15万円以上をファッションに使っていました。
服が大好きだったのですが、「おしゃれな人」のお金の使い方とはほど遠かったとか。
会社帰りに、「迷ったら、買う!」のルールで購入。
テイストもバラバラな服が家中にあふれ、その中から気ままにコーディネート。
当然気ない服も多く、全部で600着も持っていたそうです。
空いている部屋には収納グッズを置いて、どんどん収納のスペースを増やしていきました。
しかし、おしゃれだという評価はもらったことがなく、「いつも違う服だね」とよく言われていたそうです。
クローゼットには
・着回しバリエーションが3つしかないパンツ
・テイストも金額も背伸びしたのに、一度も来ていないコート
・いつか使おうと思っているのに、なかなか出番のないストール
・旅先で衝動買いしたリゾートバッグ
・友達とお揃いで買ったキャラクターアクセサリー
そんなアイテムがごろごろ。
「本当に自分に合う服」「自分らしいおしゃれ」を真剣に考えることなく、ただ単純に雑誌を眺めていただけだったので、ファッション誌は増えても、センスが一向にあっぷしなかったそうです。
理想のあなたは、どんな人?
クローゼットばかりがぎゅう詰めで、一度しか着ていない服でいっぱいの「おしゃれ迷子」だった著者。
あるとき豪華な劇場ですてきな舞台を観に行って、客席にその場に溶け込んだエレガントな女性を見つけました。
ほかの人は自分同様カジュアルで個性を生かすでもない服を着ていました。
その女性は、ほかの人が休憩時間にコンビニの袋からおにぎりやサンドイッチを食べていましたが、その女性は友達との会話を楽しんでいました。
その場では友人と著者は、「あの人は裕福な家庭を守る専業主婦で、余裕があるからだ」とシット交じりの話をしていました。
しかし、どことなく品のよさを感じさせるオーラ、遠目にも上質と分かる服装。
その人のライフスタイルをイメージしたとき、「私の理想はこれだ!」と気づいた著者。
そこで「見た目だけでも、あの人になろう」と心に決めました。
著者にとってその人は、
・親しくなりたい
・着ているものや持ち物をまねしたい
・ステキな立ち振る舞いや、上品な言葉遣いを見習いたい
そんな憧れの存在です。
あなたも、「あの俳優、いいな」とか「仕事先の〇〇さん、かっこいいな」など、日ごろからなぜか気になり、憧れる存在はありませんか?
著者のクライアントで、美容業界で働いている人がいますが、そうした人も「〇〇にいるサロンオーナー」など具体的キーワードを持っているのだとか。
そして、著者は劇場で会った憧れの女性が着ていないような服は手放す決断をしました。
自分のなりたい姿を手に入れるときに、ファッションから変えていくのは、とても効果がありそうですね。
たくさん買うことでおしゃれに近づくことができそうだけれど、本当は立ち止まって考え、厳選に厳選を加えることの方が大事だとか。
『フランス人は…』でも、少ないワードローブにすることこそおしゃれの秘訣でした。
この土日に服と靴と本を処分して、ちょっと効果を感じてみたいと思います。
先日ご紹介したPDCAノートをやってみました。
実は職場で嫌なことを言われたのですが、本当に仕事に対して目標としていることをはっきり大きく書き込むことで、「別に仲良しグループを作るために職場に来ているんじゃないからいいか!」と割り切れました。(半日かけて)
課題解決への道筋がすっきりすることで、心がすっきりします。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。