猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

私たちが変えていける未来~『チェンジメーカー』勝間和代

私たちは自分の力で世の中を変えていける、と著者は断言します。

信じがたいことではありますが、世の中のさまざまなことは意外なほど少数の人たちの意志によって動いているといいます。

そして、その少数の人が権力者とは限らず、実はどこにでもいる普通の人なのだとか。

そんな普通の人が強い意志を持って行動すると、ひとりの行動が新しい別の人の行動を呼び、大きなうねりとなり、気づいたらさまざまなことが変わっていくそうです。

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著者がマッキンゼー・アンド・カンパニーコンサルティングの仕事を始めたのは20代のときでした。

大企業の新商品・新サービスの開発やその広告宣伝は、山ほどの人間が関係しているので、個人の意思など無視されると思われがちです。

しかし、コンサルタントとして現場にかかわっていた著者は、一担当者の「強い思い」に多数の人が共感して生まれたプロジェクトが多いことに驚きました。

もちろん、企業オーナーの「思いつき」がもとになることもありますが、ほとんどのケースが現場のひとり、あるいは、せいぜい数人の思いから発しているのだそうです。

逆にその「強い思い」を持つ少数がいないと、どれだけ大人数で経費を書けても失敗するそうです。

著者自身も、一雇われコンサルタントにすぎない身分でも「強い思い」を持って書いた企画書や分析レポートは、企業の様々な意思決定に影響を与えることができたそうです。

思いは必ず伝播して、力を得て、新しいことをなし得る。

著者はそう固く信じています。

 

同じことが政治レベルでも起こりえるそうです。

初代少子化男女共同参画担当大臣だった猪口邦子衆議院議員(当時)は、少子化対策を中心としたさまざまな施策を構築しました。

その基礎となったのは、猪口氏が全国行脚しながら、企業や働く母親、そして専業主婦や保育園などの現場の声をひとつひとつ、実際に効いて歩いて、くみ取っていったものだったそうです。

 

私たちは、チェンジメーカーになれます。

チェンジの先の、どのような未来に日本や世界を変えていきたいかという明確なビジョンや将来像があれば、たとえ孤独な思いをしても耐えていくことができます。

必要なことは、住みたい社会、暮らしたい未来をビビットに思い描けるかどうかだと著者は言います。

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今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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