著者は心身の調子が「なんだかちょっと変だな?」と感じるときは、身の回りの片づけをするようにしています。
ふだんは散らかっていてもあまり気にならないタイプだそうです。
でも、疲れを感じたら片づけをするようにしているのだそうです。
この時の片付けの仕方は、1か所集中。
1か所20分の片付けが「小さな怒り」を解放していく
このときの片づけは1か所。
しかも20分だけと決めているそうです。
片づけは自律神経のバランスを整える効用がありますが、始めると副交感神経の働きが上がり、20~30分すると交感神経の働きも上がり始めます。
そうなると逆に片付けに夢中になってしまうので、その前にストップをかける必要があるのです。
あくまでも、「心身を整えるための片付け」というわけです。
身の回りがごちゃごちゃしていると、それだけでも心の余裕がなくなりイライラが募ります。
これはいわば「小さな怒り」をためている状態と同じで、こうした「小さな怒り」を解放するには、短時間での片付けが有効なのです。
自律神経の変動リズムから見ても、残業していると結果は残せない
午後にいったん副交感神経の働きが高くなった後、15時から18時にもう一度、自律神経のバランスが整う「勝負の時間帯」が訪れるそうです。
ですから、大切な仕事を午前中に終えられなくても大丈夫。
午前中ほど交感神経の働きは高くないけれど、この時間に備えて昼食後に「作業」の仕事を終えておきましょう。
そしてすっきりした頭で1日の最後のクリエイティブな「仕事」に取り掛かってください。
なぜ「勝負の時間帯」なのかと言うと、18時を過ぎると、今度は副交感神経が圧倒的に優位になるからだそうです。
身体はどんどん眠りに近づいていくのです。
18時以降に後れを巻き返そうとしても、自律神経のリズムから考えると、効果はどんどん落ちていきます。
つまり、「18時になっても仕事が終わらないなら残業するしかない」などと考えていたら、いつまでたっても仕事は終わりません。
「18時に必ず退社する。
むしろ、残業しているから結果が残せないのだ」
そのようにとらえて、自律神経の変動リズムによって証明された「勝負の時間帯」に集中。
その日の仕事を一気に終わらせてしまいましょう。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。