猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

自分に勇気があるかどうか考える小話など~『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』小倉広

アドラー先生の本はとてもたくさん出ていますが、この小倉広さんの解釈は「使う心理学」として生活に生かすことができ、かつ勇気がもらえると思いました。

著者小倉さんは自信がうつ病を患う中で、アドラー心理学に光を見出し、立ち直ってきました。

自分の間違った価値観と向き合い、人生を軌道修正することは可能である、と断言するアドラー心理学に勇気をもらったといいます。

 

4月を迎える今、新しい環境の中で、勇気をもって私たちの新しい1年を切り拓いていくために、アドラー先生の言葉を読み直してみようと思います。

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勇気がある人は、成功をおさめる。勇気がない人は、身を滅ぼす。

アドラー派がよく利用する小話です。

ある男がパーティで話の輪に入ったところ、美術の話題になりました。

ゴッホがどうの、ルノアールゴーギャンがどうのこうの。

男はまったく話についていけず、恥をかきました。

さて、この男は翌日どのような行動をとるでしょうか?

アドラー派はこう考えます。

その男に勇気があれば、翌日図書館へ行くであろう、と。

恥をかいたことをチャンスととらえ、逃げずに正面から立ち向かうのです。

一方で、その男が勇気をくじかれていたとしたら、おそらく言い訳をするだろうと考えます。

「美術なんてくだらない。一文の得にもならない。金持ちの道楽だ」。

相手を貶め、自分は何の努力もせず優越感を味わうのです。

アドラー心理学では、これを合理化もしくは価値低減傾向と呼びます。

どちらの男が幸せになり、どちらが不幸になるでしょう。

勇気がある人は、自分の課題を解決する。そして他者に貢献する。

他者に依存したり、支配したりしない。

勇気がある人は、自分の課題を解決し、他者に協力し貢献します。

勇気がない人は、自分の課題解決を他者に押し付けて取り組みません。

自分には「能力があり価値がある」と思えないし、「課題を解決できない」と思うから、失敗を避けるためにコンプレックスに逃げるのです。

アドラーは、勇気がある人を「普通の人」「正常な人」と呼びました。

「正常な人は、人生の課題と困難がやってきたときに、それに対応するに十分なエネルギーと勇気を持っている」。

そして、勇気がない人は「課題から逃れるために他者の協力ー友情、労働、愛を(中略)搾取しようとしている」と。

 

しかし、著者は勇気の量は常に変動するとも言っています。

筆者はこれまでの人生で勇気があるときも、なかった時もあったといいます。

一時的に不足してコンプレックスに逃げてしまうときは、補充するのです。

その方法は後述があるそうです。

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 今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また

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