こんなことはないでしょうか?
昼間、みんなで話をしていて、「あの人は何という名前だっけ?」と名前が浮かばず、話にならないこと。
ところが、お風呂に入ってぼーっとしている瞬間に、「アッ!」とその名前が浮かんでくる。
「ぼんやり」とする時間と言うのは、実はときどき積極的にとる必要があるのです。
「がんばる時間」「ぼんやりする時間」のメリハリをつけよう
不思議ですが、こういうことはよくあります。
必死に考えているときには何も思い浮かばす、ぼーっとしているときにいいアイデアが浮かんでくることは実に多いのです。
ですから、「ぼんやり」は捨てたものではありません。
捨てたものどころか、ぜひときどき積極的にぼんやりして、リラックスしながら思いを巡らすことが必要です。
といっても、24時間ぼんやりしていればいいアイデアがどんどん浮かんでくると言ったら、そうではないのです。
必死に考えたり、情報をたくさんインプットしたり、そういう緊張する時間も必要です。
けれども緊張しっぱなし、絶え間なくインプットばかりではだめで、今度は緊張をゆるめる時間も必要。
メリハリが大事です。
料理でいろいろな食材を向いたり切ったりして、鍋に入れる。
火にかけて弱火でトロトロ煮込む。
この煮込む時間が大切なように、準備をしたらゆっくり待つ時間も大切なのです。
その間に、あなたの頭や心の中で、いろいろなものがトロトロに煮込まれ、いつの間にか美味しい料理として出来上がっている、そういうこともあるのではないでしょうか。
リラックス空間をプロデュース
「ぼんやり」がなかなかできない人も多いと思います。
ワタシもそうです。
布団に入っても、ぼんやりの境地に至らず、今日とか明日の仕事が浮かんでしまう。
あの人がどう言ったとか、悔しいこと、腹が立ったことなどの堂々巡りを始めてしまう。
そのうち、理不尽な職場だとか社会にまで思いがめぐって、世直しの方法まであれこれ考え始めたり。
こういう人は、元気と言えば元気ですが、はた迷惑になってしまうことも。
リラックスする環境づくりというのは、必要なのです。
たとえば会社にはきちんとした服で出社しても、会議がないならばこっそり自分のデスクでは健康サンダルに履き替える。
デスクワークで疲れたら、健康サンダルのつぶつぶにこっそり足を乗せて、ぐりぐりとツボを刺激。
自分の部屋をリラックス環境にするのも大切です。
家に帰ってもパソコンが開いていてオフィスの匂いがすると、気持ちが切り替えられません。
カーテンを好きな色にする。
ベッドのシーツの肌触りを気持ちのいい好みのものにする。
アロマキャンドルで好きな香りをかぐ。
ぼんやりとリラックスできる空間をプロデュースしてみませんか。
デスク上をミルフィーユにしない
デスクの上はちょっと雑然としていた方がリラックスできる、と主張する人もいます。
しかし、デスクの山の一番下に、何か重要なアイデアが眠っているかもしれません。
また、こんなこともよくあります。
一度プリントアウトした書類が見当たらず、もう一度プリントアウトする。
翌日、別の仕事を進めているうちに、昨日の書類も見当たらなくなる。
またまたプリントアウト。
翌日またまた・・・・。
何度もやっているうちに、デスクの上に同じ書類がミルフィーユのように重なってしまうのです。
とりあえずデスクを片付けてみましょう。
5層にわ変えた書類はひとつにまとめ、もう必要のない書類は捨てる。
捨てるときにはホチキスなどを外して分別することも忘れずに。
すっきりすると、頭の仲もすっきりして、新しいアイデアが湧いてくるものです。
今日も1日お疲れ様でした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。