,目標設定において必要不可欠なフレームワークがSMART基準です。
S(Specific)具体的であること
M(Measurable)計測可能であること
A(Achievable)達成可能であること
R(Relevant)関連性があること
T(Time-bound)期限があること。
目標設定をしていくのに必要なSMARTとは?
S 具体的であること
目標は具体的であることが最重要です。
抽象的で耳障りのいい言葉を並べても、達成しづらく、そもそも達成したかが判断できません。
「いい暮らしがしたい」
「一生懸命頑張るぞ!」
「もっと効率的に仕事をする!」
「生産性を上げる!」
「パートナーを怒らせない」
これは、テーマやスローガンであって、具体的な目標になりません。
それらを実現できたと判断できるように、何を、どれくらい、どうやって、とたっつぇい基準が具体的であることが大切です。
M 計測可能であること
数値目標であること。
目標達成のプロセスが明確。
進捗状況を計測できることが大前提です。
数字にできそうにないことも必ず「ハカる」ことができる目標に変換することが大事。
数値化するということは、「見える化」すること。
次のようなイメージで数値化したり、行動のコントロールができる目標に変換し、ゴールが明確になります。
「1か月で、新規顧客10件のアポイントを獲得する」
「7月までに5キロのダイエットをする」
「TOEICを〇月までに600点獲得する」
「毎朝10分早起きして、隣駅まで歩いて出勤する」
数値化しにくい目標の場合
たとえば「パートナーを怒らせない」など、相手の状態がゴールになると、自分ではコントロールできません。
そんなときは、
「パートナーの話を最後まで口を挟まずに聴く」
「パートナーのしてくれたことに対して必ず、ありがとうと伝える」
などにすると、見えやすい達成のわかる目標に変換できます。
そのほか、数値化しにくい目標と言うのはたくさんあるものです。
時間軸、金額軸、数量軸、比率軸、点数軸、重さ軸、長さ軸、広さ軸などを加えると、数値化ができてきます。
A 達成可能であること
目標を高く掲げるのはよいのですが、現実的に達成可能な目標が必要です。
「〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る」のハーバード大学の社会心理学者エイミー・カディ教授の研究では、目標達成できなかったという事実に直面するこてゃ、自分自身を傷つく、モチベーションを失わせてしまうことがわかっています。
R 関連性があること
自分に関係がある、つまり自分ごとであること。
あなたの理想の未来、ビジョンに関係あるものである必要があります。
自分ごととしてとらえられているかどうかは、そのゴールを書き出して自分の眼に入れてみて、声に出して読み上げたとき、イメージがわくかどうかで判断できます。
そして、そのイメージにあなたの感情が動くかどうかです。
ワクワクするかどうかという判断基準です。
イメージが浮かばないのは、残念ながら他人(ひと)ごとであるということです。
T 期限があること
目標達成日を具体的に決めましょう。
そうすることで、より集中して目標にフォーカスし、計画したプログラムを実行できます。
マイルストーンをつくる
目標達成まで節目節目で「マイルストーン」を設定することが効果的です。
細かい締め切りを作っていくイメージです。
そもそもマイルストーンとは、道路に1マイルごとに置かれている標石で、日本で言う「一里塚」と似ています。
目標設定におけるマイルストーンは、小さな締め切りを設けて、1つずつ達成していくことで、道に迷わずに遠くだと思っていた目標地点に到着できる道しるべ、中間ゴールとなります。
学生の頃のマラソン大会でも、「あの電柱まで頑張ろう・・・」と小さな設定をすることで、ゴールが多少ラクになったりしませんでしたか?
目標達成までのプロセスが最初から最後までブレずに進むのは、そもそもありません。
その時々で、目標を見直して、設定しなおして、一歩ずつ進めばいいのです。
明日は、大きなゴールとそこに至るための7つのフレームについて読んでいきます。
今週もお疲れさまでした。
では、また。